Reflections

時のかけらたち

人生の最後に住んだ町で・・・・ in the town T lived at the end of his life

2013-03-16 23:54:01 | thoughts
2月22日に白金のホームに荷物を片付けに
行きました。

亡くなってから、葬儀までに時間が空いてしまったので
毎日のように葬儀の打ち合わせや、お世話していただいた
看護士さんや、ヘルパーさん、ケアマネさん、訪問入浴のスタッフが
会いに来てくれました。

後からヘルパーさんは日常生活の写真を撮っていてくれたので
ファイルで送ってくれました。
皆さんが係わりを持てて楽しかったし、勉強になったと
言っていました。ご縁があったということなのでしょう。
私自身も在宅の看護士さんや先生、リハビリの理学療法士の
先生の言葉がすごく支えになりました。
毎日のように夕方には落合の斎場に行って面会をしました。

皆さんも穏やかな顔を見て安心されたようです。
痩せてはいましたがやつれてはなく、自然の流れの中で
静かに眠りについたような・・

葬儀社の方とはどんな花をアレンジするかなどの
相談をしたり、好きな曲を編集してくれるというので
どんな曲を一緒に聴いたかしらなど、いろいろ思い返しました。
写真もたくさん飾ったので、あんなこと、こんなことも
あったねとSと振り返りました。
最後が大変だったので、楽しかったことを思い出す暇もなく
病気が進んでいくばかりでした。
でも時にあの時は楽しかったねと話もしたことも
ありました。自分自身よくやったと思ってほしかった。
病人とずっといるとわがままさだけが目立ってしまい
大変なことを忘れがちになってしまう。

昨年の初めに退院してきてからは以前のように
家で元のようにベッドから車いすに乗り移るのも
難しくなってきました。
6月の通院で緊急入院となり、その後転院して
最終段階のため、ホスピスを探しようやくホスピスも
かねているホームに入居したのが8月の最後の日でした。
療養型の病院では安心とは言えない放置された
状態でしたが、ホームでは人間らしい生活が
戻りました。大学病院から町の病院そしてホームへと
移ると医療的には凄く不安でもありましたが。
最後は穏やかに過ごせることが一番でした。

若者のマクド難民から老人漂流社会と日本の現状は
厳しいものですが、行き場のない病人もどうしようも
なく・・ いくらヘルパーさんが来てくれても
家族の負担は大きく、仕事を続けては見ることが
できません。特に医療の最終では点滴を見ていなければ
なりません。

いつも通っていた道・・
この街を歩くのは初めてだった・・















ここの7階。 8階のテラスからは東京タワーが見えて、家庭菜園があった。




片付けに行った日はベッドもなくなっていて、がらんとしていた。
明るい陽がさんさんと入る部屋でした。

テレビやベッドサイドテーブル、加湿器など片付けて
家に送り返した。とてもつらい仕事だった。
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