Reflections

時のかけらたち

コンサートの余韻とボビンレース作品展・・・concert's afterglow and a trip to the ancient world and bobbin lace exhibition

2022-11-15 23:57:45 | a day in the life

昨晩奈良・京都の旅行から帰ってきました。娘が京都厭離庵に行くというので、ちょうど奈良で正倉院展が始まったので奈良と
組み合わせて一緒に行くことにしました。宿泊と新幹線を予約した後で旅行割が決まり、最終的には京都も割引が適用され
かなりお得な旅行になりました。

初日天理から山の辺の道を歩き、天理教神殿では祈りがあふれ、山の辺の道では収穫の季節を迎え忙しい中、ピクニックのように
休憩している人たちを見ました。熊野古道とは違い、神々への道ではなく人間が暮らしていく道でした。

翌日は朝一で正倉院展を見て、西ノ京の唐招提寺に行ってから京都へ向かいました。前日は夏のように暖かく汗をかいて歩きましたが
この日は天気予報通り、雨が降り始めたので最初の予定を変更して奈良でゆっくり過ごして京都に向かいました。

最終日は京都を詰め込んで、早朝の東福寺と嵯峨野に向かい、厭離庵と祇王寺の庭を見てから、大徳寺興臨院と黄梅院へ。
左右に振れましたが行きたいところだけのピンポイント。厭離庵での書「妙音」と黄梅院での「自休」という言葉が
心に響きました。黄梅院には利休の作った庭があり、初めて行きましたが、素晴らしい場所でした。庭も写真撮影NGでそれが
返って一生懸命見ることになりよかったかと。

 

 

充実した旅だったのですが、初日道に迷ったこともあり18km近く歩いていて翌日は10km、最終日は13kmくらい結果歩いていて
京都駅に着いたときはもう膝が痛くて、歩くのと階段の下りがかなり困難になっていました。

 

 

 

今日のボビンレースの作品展の準備は行かなければと思っていたのですが、やっぱり歩けないようでした。先生には申し訳なかった
のですが、これ以上ひどくならないように足を休ませることにしました。整形外科の予約がやっと木曜日に取れました。高尾山の3号路
下りもこたえたかと思いました。3日間の旅行もちょっと歩きすぎました。これからはもっとコントロールしなければいけません。
黄梅院の「自休」という言葉が心の中にすとんと落ちました。立ち止まること、休むことは自分で決めなければ。

興味がある方は是非ご覧ください。体験もあります。16日から20日まで。九段生涯学習館。

 

旅行の前はホセ・カレーラスの過去のコンサートのYouTubeを流しながら作業をしていました。
今回のコンサートはとても素晴らしくて・・

José Carreras の余韻

José Carreras sings - La Rosa y el Sauce (Guastavino) - 2008 (9/19)

José Carreras sings - Rosó (o Pel teu amor) - 2008 (19/19)

 

ベルカントの教室で歌っているエビータの曲も気持ちのいい曲です。ミーナのがちょうどイタリア語です。

Milva - Non piangere più Argentina + Inno all'amore/Mon dieu

 

 

旅行で天理駅の朝、駅ピアノで簡単にショパンのエチュードエオリアンハープをひいていた人がいて気持ちよさそうでした。

Chopin Etude op25 1

 

天才ピアニスト・ブーニン 9年の空白を越えて ~復帰公演 完全版~

旅行に行く前にNHK で見たブーニンのドキュメンタリー、知らなかったことだらけで驚きました。
事故や病気でかなり困難な時期を過ごし、日本人の奥様と協力して復帰の入り口までやって来ました。
シューマンの音楽がリハビリの支えになっているとかで、何か納得します。シューマンの理想とする
美しい響きを出すために必要な技術の道をたどればショパンにもつながっていくと。すてきなご夫婦だと
思いました。国籍とか関係なく人間は支えあうことができるのだと感動します。ブーニンはショパンコンクールで
優勝して比較的すぐに亡命していたことも知らなくて、最近どうしているのかと思っていたところでした。
あれだけセンセーショナルだったのにそれほど興味がなく、きっと今の方が聴きたいと思えるかと・・
技術より心に響く音楽を届けたいと語っていました。ツグミさんがいつだったか八ヶ岳のどこかの会社の
施設で演奏しているとかお聞きしたことがありました。復帰コンサートは八ヶ岳高原音楽堂だったのですね。
いつか行ってみたいコンサートホールです。

 

1985年、ショパン国際ピアノコンクールを当時としては史上最年少の19歳で優勝したピアニスト、スタニスラフ・ブーニン。
度重なるケガや病を乗り越え9年ぶりに挑んだ、6月25日八ヶ岳高原音楽堂の復帰公演の完全版。演目は、ブーニンが9歳の時、
初めて人前で披露したシューマンの「色とりどりの小品」。さらに10月のドキュメンタリーでは放送されなかった演奏後のトークや
反田恭平、山下洋輔の未公開インタビューも。

2022年11月6日放送
(C)NHK

 

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