5月28日
上野リチ展を見てからプリントのスカートをはきたくなって、年に数回しか着ないスカートを着て
久しぶりのベルカントのレッスンに出かけました。
発声について1時間くらいいつも以上にやったように思います。
何度も何度も説明を聞いて、少しずつ分かってきたように思いました。上咽頭に響かせること。
ネックは日本語の発音です。言語と音楽はすごく密接です。発音でその通り発音すればメロディに
うまく乗るようにできているのです。なのでやはり原語で歌わないとその曲の良さはわかりません。
コメ・プリマとスマイルをイタリア語に翻訳したものを練習しましたが、スマイルは英語に親しんで
来ましたが、イタリア語もすごくいいことを知りました。
歌ってみるとさらにその曲の魅力が深まります。
新茶をいただいたので、祖母の煎茶セットを初めて出してみました。
緑茶のおいしさは年取ってからわかったみたいです。今毎日いただいているお抹茶祇園辻利の清音も
初夏にふさわしいお茶で楽しんでいます。
鎌倉彫のお盆は昨年亡くなった叔母が彫ったものをいただいていました。
昨年はコロナで葬儀にも参列できませんでしたが、今年一周忌でやっと
お参りできます。
ボビンレースの最後のソーイングは苦手なのでぎりぎりまで残してしまっていました。
旅行から帰って仕上げました。
今回やったのは写真アップOKです。後から見るとおかしなところもたくさんありますが、少し早く動かせる
ようになった気がします。
レッスンの前日にボビンに糸を巻いて準備したのですが、なんだか巻き方が反対のような気がして、
糸巻き器の使い方もおぼつかなくて、どうやらボビンのセットの向きが違っていたようでした。
5月31日のレッスンではボビンレースの始め方の復習です。今までは訳もわからず先生の言う通り
動かしていましたが、自分でできるように考えて習得しなければなりません。
イタリア語と同じように毎日慣れることが大切なように思いました。
「マリー・アントワネット 最後の日々」
5月27日に名古屋から10時頃戻って、つけっぱなしのTVを回したら、マリー・アントワネットのドキュメンタリー
ドラマをやっていて、途中からだったけれど見てとでも面白かった。それで後日NHKプラスで初めの方を見てみました。
初回放送日: 2020年7月3日
「伝説の王妃」「浪費癖の悪女」などさまざまに評価されたマリー・アントワネット。その最後の日々を新たな視点でひも
といていく。緻密な演出が見ごたえのあるドキュドラマ 1793年の秋、恐怖政治の嵐が吹き荒れるフランス。
ロベスピエールが実権を握る革命政府は、戦争や貧困にあえぐ大衆の不満をなだめようとマリー・アントワネットを裁判に
かける。検察官によって意図的に選ばれた陪審員、でたらめな証言、最小限の弁護、幼い王太子までも巻き込んだおぞましい
告発…。死刑ありきの仕組まれた裁判において、被告人アントワネットは、威厳に満ちた王妃としての姿を人々の目に焼き付ける。
おこったというような印象しかなかったけれど、このドキュメンタリーは彼女の本当の姿を追求してなかなか良かった。
2年前初回の再放送でした。ダヴィッドの処刑の前のマリー・アントワネットのデッサンが強い印象だったので
マイナスイメージだったけれど彼女は当時のフェイク・ニュースばかりで攻撃の対象に作り上げられていたことが
革命によって成長し、最後まで冷静で威厳を失わないでいられたことは、時代に翻弄されながらも気高く生きたのだと
見方が変わりました。最近マリー・アントワネットは再評価されているようで彼女のためにもうれしいことです。
先頃、彼女あてに送られたスウェーデンのフォン・フェルセン伯爵の手紙の修正部分が解明されたり、長い歴史で
今わかってくることがあるのは興味深いです。とにかく政治に利用された一女性の本当の姿が浮き彫りにされて
復権されてきています。子どもを愛し、プチ・トリアノンの庭のような田園風景を愛した彼女でした。
覚えています。別れた妻コンスエラの名前が刻まれた指輪や、わがままな薔薇コンスエラが最後までサン=テグジュペリの
手紙を大切にとっていたことなどが近年発見されて、二人の間に残っていた愛情を感じることができました。