昨日の水曜日は都美術館でシニアが無料ということで
行きたかったモネ展を見に出かけました。
混雑が予想されるということで開館30分前を目指して行きましたが
もう建物の裏側まで列が回っていました。
とにかく上野駅を出たところでこの時間でこんなに人がいるのという
いう感じでまっしぐらに美術館に向かう人々の列です。
10月18日までが「印象 日の出」が特別出品で それ以降、「ヨーロッパ橋、サン・ラザール駅」に入れ替えが行われました。
日の出は21年ぶりとかで、確か21年前に見ました。 このサン・ラザール駅は見覚えがありません。
とてもいい感じです。英国でターナーの影響も受けているというのがわかります。
マルモッタン美術館の大移動で家に残されていた絵ですが、珍しい絵もありました。
でも以前のモネ展の方がずっとよかった。最近のBUNKAMURAのではなくおそらく21年前と比較して。
もっと前のかもしれない。
日が刻々と変わっている大聖堂とかその時はかなりの作品が来ていました。
今回でよかったのは海の絵かな。日の出や夕日の中を描いたモネ。
光の画家ですね。
シニアが押し寄せた割には結構よく見ることができました。ちょっぴりこの日を選んだ若者が
気の毒でした。タダだからという理由で来ている人がいました。
ジヴェルニーに行ってみたくなります。
今日からシニアワークプログラムのガイドヘルパー講習会が始まりました。
ケアフードに申し込みが殺到して選に漏れ、当初から興味があったガイドヘルパーを受講しています。
シニアワークプログラムは労働力不足解消と働きたい老人に職を身につけるためのガイダンスです。
この講習会は厚生労働省が委託している事業で最後にハローワークに行った時に紹介されました。
他にはマンション管理人養成、介護と家事代行サービススタッフ養成、ガイドヘルパー、家事支援、
病院窓口・パソコン、介護事務・パソコン、ケアフード、セレモニースタッフ、霊園管理スタッフ、
マンション・ビル清掃演習、ベビーシッター、経理・会計ソフト、ビジネス文書作成word、パソコン
ビジネスマナーと多岐にわたっているプログラムがあります。
そういえば小学校のクラス会で同級生の男の子がビル管理士の資格を取ったというので
偉いなーと思いました。理数系の頭が必要な難しい資格です。それで週数回仕事を
することになったとのこと。自分の家にも応用できるので電気のこととか勉強できて
有益だったとのことでした。
私も一つ別のドアをノックしたような感じがしています。
ガイドヘルパーは視覚障がい者の同行援護です。
障害者総合支援法も徐々に整備され、同行援護が福祉サービスに創設されたのは
つい最近の2011年(平成23年)のことです。障害者差別解消法が施行されるのは平成28年度
のことでどれだけ現状が差別があるかの裏返しです。
参加されている人の半分が介護(特養勤務やデイサービス、ヘルパー)や保育、行政などの関係者
や家族を介護している人などでした。
講習プログラムを受託された会社の代表者はIT産業からの転向されたまだ若い女性で
対人援助サービスは自立支援で、介護は究極のサービス業ではと話していました。
障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する
社会を実現するという概念を広めるのにもいい講習会ではないかと思いましたが
もともとそういう意識の高い人が集まってきているようでした。
人との接し方についてもそれぞれの価値観を尊重することを基本とするという
当たり前で難しいことを再認識しました。
同じ年代のそれぞれの苦労をしょいながら生き方を追求して話し合える時間もあり
これから先の講習も楽しみです。