Reflections

時のかけらたち

Happy Birthday !

2011-11-15 23:11:46 | thoughts
11月3日



11月1日はTの誕生日。
ヘルパーさんが持ってきてくれた花束の写真を撮らなくっちゃと思っていたけど
時間が経ってしまいました。





窓辺のテーブルをカーテンの付け替え準備のために
きれいにしました。
そこに小さなブーケをおきました。





白いレースのカーテンを変えたら
このコーヒーテーブルにいつもお花を飾りたいとのこと。
部屋が明るくなるね。





朝外がかすんでいるので撮ってみました。
眠りから醒めていく街です。





その日のお昼は近くの韓国料理店へ行きました。
10月に維新號に行ったばかりでしたが、1年ぶりくらいの外出で
その後感染症ですぐ入院してしまったのですが。マンションのすぐ近くなので
お誕生祝いとして車椅子を押して出かけました。
ほんとうは新宿の大志満に行きたかったようですが、また人ごみで
疲れたり、介護タクシーの時間予約がすごく難しく、いろいろあって
近くの店に初めて行きました。コリアンタウンのはずれで
静かでいいところでした。


その日の午後、当日突然電話があったアフリカから一時帰国の姪が
訪ねてくれて楽しいひと時を過ごしました。
いろいろな経験を重ねてきっと何回りも大きくなったのでしょう。


           


11月12日(土)に横浜のマンションまで行って
書類を捜しました。
部屋はレンタルの介護ベットがなくなって
広く感じられますが、他は今までのまま・・

重要書類を捜していたのですが、そのファイルの近くに
父がシャンソンの詩を書き写してフリガナを振っていたのや
「My Way」の歌詞が気に入ったのか英語と日本語と両方
書いてある紙がみつかりました。パソコン時代ではない彼は
几帳面なきれいな字で書いてありました。私なんてもう字が崩れて
うまくかけません。

書棚も本は生きている時にずいぶん処分してしまったのですが
最後に宗教の本が残っていて、キリスト教を若い頃信じていたのに
最後は仏教の本がたくさんありました。
縷々句集を数冊と母が友達と写っている写真を持ち帰りました。

11月13日の日曜日に朝見た日曜美術館で「阿弥陀二十五菩薩来迎図(早来迎)」
がその日までということで夕方上野まで行きました。
漢字だらけの書物から真実や救いを求めた時代。

父のところから「蓮如」を持ってきました。五木寛之も最近はずっと
仏教に傾いていますね。私も仏を求めてさすらった人たちに
興味がわいてきました。

岩波新書の斉藤茂吉の「万葉秀歌」が数冊横浜の家の居間においてあり、
私が買ったものか父が読んでいたものかわからないけど、
私がすきな句と同じところにマークがしてあって思わず
見入ってしまいました。
大岡信のでも買っていたしなんだかわからなくなってしまった。
学生時代の読書会では岩波文庫を持っていたけど。

母の机には私が大学の時に買った大学のマークのついている
ノートが1冊おいてあった。

横浜の家を出るときは、いつも見送ってくれる母がいないので
突然、急に悲しくなった。
マンションに行く途中は銀杏が緑を少し残して黄葉して
晴れた空に気持ちがよかったが、帰りは涙がたまってしまった。
この家にはまだ母がいるような気がする。

ふだんでもこの次元とは違うところに、すっと入っていけば
皆いるような気がしてならない。

取り留めのないひとりごと・・


今日(15日)仕事の帰りに住民票を取りに新宿区役所
まで行って(毎週火曜日は延長して証明など取れるように
なっている)、伊勢丹によって今日までやっている「しろたえ」の
レモンクリームパイを買って帰る。赤坂しろたえは
アトリエの帰りに皆で寄ったなつかしい場所。今でも全く変わらない
硬い木の椅子。
お菓子の写真は明日にでも載せてみますね。

一ツ木通りをずっと行ったところに和風の「珈琲屋」があったけど
きっと今ではなくなってるね。カフェ・イ・アルテもずっと昔に
少し移転して今ではそこにもないのでは。メキシコと関係ある
オーナーさんはメキシコに行った時、染をやっていた私に
コチニールという染料を買って来てくれました。コーヒー店だったけど
メキシコの銀製品や民芸品などメキシコ政府観光局がやっていた
ようなお店。昔、黒柳徹子さんも着ていたという黒のレースの
服を試着したら、周りにいた人たちがブラボーというので
買ってしまったことがありました。
はるかかなたの赤坂一ツ木通り・・
コメント (2)
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