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Reflections

時のかけらたち

Josep Carreras - "Rosó" (Pel teu amor)

2022-11-19 15:35:03 | music

 

ホセ・カレーラスがコンサートでもよく歌う曲、Rosoにはまっています。スペイン語ではなくてカタロニア語
らしいですが、英語訳があまりよくないので原文のまま時々翻訳ソフトで意味を確認しながら聞いています。

 

Josep Carreras - "Rosó" (Pel teu amor) - Barcelona 1984 [part 5/6]

 

君への愛ゆえに:ROSO - PEL TEU AMOR

Amb la llum del teu mirar
has omplert la meva vida;
si em poguessis estimar,
ma il·lusió fora complida!
I viuria tan content
que, en mon rostre, s'hi veuria
la llum de l'agraïment
i, a tothora, et cantaria
una cançó pels teus ulls
que jo mateix et faria...
Una cançó pels teus ulls
perquè, enmig de tants esculls,
ells fossin la meva guia!
 
Rosó... Rosó...
Llum de la meva vida!
Rosó... Rosó...
No desfacis ma il·lusió!
 
Presoner en tots moments
de la teva veu tan clara,
que allunya els mals pensaments
i la bondat sols empara,
perquè és fresca i és suau
i és un doll de poesia
i s'assembla al cel blau
que al cor ens dóna alegria.
Doncs ja que em tens presoner
un dia i un altre dia;
i jo m'hi trobo tan bé...
Roser, la meva Roser,
vulgues fer-me companyia!
 
Rosó... Rosó...
Llum de la meva vida!
Rosó... Rosó...
No desfacis ma il·lusió!

若いころのカレーラスの声も少し高くていいですね。
2番は歌っていません。数日前に載せた比較的最近のコンサートからのは全部歌っています。渋いさらに憂いを
増した声でどちらも素敵です。

聴いているだけで涙が出そうです。

膝が痛くて泣きたいくらいでしたが、それに対してコメントやメールをいただいて泣きたいくらいうれしかったです。
この年になって人の輪がまた一つになることが予想できないことでした。

 

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五嶋みどり ・・・ Midori Goto

2022-11-09 23:25:24 | music

長年、行きたいと思い続けていた五嶋みどりさんのコンサートにやっと行くことができました。
デビュー40周年記念のオール・ベートーヴェンのプログラムが5日間のシリーズで演奏されます。
五嶋みどりさんのコンサートに行くというと龍君の方じゃないの?とよく言われました。
ほんとうに才能と人間的にも魅力のある兄弟です。
一度龍君とファビオ・ルイージのウィーン交響楽団の演奏会があり、チケットを買おうと思ったら売り切れていました。
ブログで検索したらなんと12年前のことでした。恐いくらい早く流れる時間です。

今日のコンサートは今までのコンサートとは全く違っていました。音楽を聴きに行くというより、五嶋みどりさんに会いに行く
といった感じです。座席がRAで真横より少し後ろでピアニストの顔とばっちりあって、みどりさんがヴァイオリンを弾いている顔が
横からきれいに見えて、彼女が気持ちよさそうに喜びにあふれた表情がはっきり見えます。オケの時もそうなのですが、近い席だと
まるでオケの中にいるような感じがして、今回も五嶋みどりさんがすごく身近に感じられました。
彼女自身が40周年をかみしめているようでもありました。今までの人生をしみじみと振り返っているような演奏でした。
恩師のアイザック・スターンとベートーヴェンに捧げたコンサートでしたが、とても新鮮なベートーヴェンでした。
人間性が現れる音で、音楽が五嶋みどりさんを通って表現されるとこうなるのだと思うようなコンサートでした。

 

 

彼女のヴァイオリンの音が素晴らしくて驚きました。やさしい穏やかな音色なのです。
グァルネリ・デル・ジェス  “エクス・フーベルマン”(1734年製)

 

119 () 
ソナタの夕べII
ピアノ: ジャン=イヴ・ティボーデ
ベートーヴェン:
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第5番 ヘ長調 作品24「春」
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第6番 イ長調 作品30-1
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第10番 ト長調 作品96

ソナタの夕べでスプリングソナタが入っているプログラムにしました。ピアニストとの会話を楽しんでいるような演奏でした。
最近はピアノが伴奏を越えていることが多くなりました。時にヴァイオリンがピアノに寄り添います。
気持ちがよくて寝そうになってしまい、もったいないと現実に呼び戻しました。

今回は音楽を楽しむというより、音楽と五嶋みどりさんの中にすっぽり入って行ってしまったような感じがしました。
五嶋みどりは演奏家だけではなく、音楽家を育てていて、社会活動もずいぶんされています。いつだったかドキュメンタリー
を見て、その飾り気のない人柄にひかれました。




帰りに本のプレゼントがありました。


コンサートで最後にひいた曲がメニューインとグールドでありました。

Gould & Yehudi Menuhin - Beethoven, Sonata No. 10 in G major op. 96 - Part 1 (OFFICIAL)

Glenn Gould & Yehudi Menuhin - Beethoven, Sonata No. 10 in G major op. 96 - Part 2 (OFFICIAL)

 

Nov. 9  2022

 

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「想いの届く日」ホセ・カレーラス テノール・リサイタル ・・・ reaching the hearts of you

2022-11-05 23:58:51 | music

11月5日

少し前までは毎年12月にコンサートがあったホセ・カレーラス。年の終わりにいつも楽しみにしていました。
また1年が回り、今日サントリーホールでのコンサートに行ってきました。

久々の和服で、着るのに手間取って、途中洋服にすぐ戻れるようにしてましたが、どうにか着れたので和服にしました。
7月が最後だったかしら・・・ やっぱり月に最低でも2回は着ないと忘れますね。それに季節が入れ替わっているので
準備を昨日からしていたのですが、なんと長襦袢の襟芯がどこかに行ってしまって見つからなくて、一度そこでも
挫折しましたが、最近いとこからもらった祖母の大島の帯合わせだけでもしてみようと思い続けました。
結果着てみて何とかこれでも外出できそうかと思い、和服で出かけました。コンサートで和服を着るのは演奏者への
リスペクトです。

 

今年のリサイタルのタイトルはカルロス・ガルデルの「想いの届く日」という曲名から来ています。この曲の原題は
スペイン語では“El día que me quieras”で、英語に訳すと"On the day you will love me"(「あなたが私を愛してくれる日」)
という意味なのですが、日本語のタイトルが「想いの届く日」であることを知り、今年のリサイタルのタイトルに相応しいと
思ったのです。現在、コロナ禍で大変な時を過ごしている方がたくさんいらっしゃると思います。また、他の国との行き来や
人と会うこと、コミュニケーションをとることが難しくなっています。こんな時だからこそ、音楽が助けになるのではないか
と思っています。そして、歌を通して“想い”が届けられたらと思っています。 ホセ・カレーラス
                                      (兵庫県立文化センターのインタヴュー)

 

今回は結構いろいろな場所でコンサートがあります。このコピーが気に入って・・

 

 

アンコール:

デスポジト:太陽に酔って
ファルヴォ:彼女に告げて
アカンポーラ:冬
ディ・カプア・マッツッキ:オー・ソレ・ミオ
デ・クルティス:帰れソレントへ
ララ:グラナダ

久々のサントリーホール

 

席に着くともう後ろの方ですが、サントリーホールはそれほど大きくなく遠い感じもしなくて、また音響が
いいので好きなホールです。もう少し椅子の前が広かったらとは思いますが・・

車椅子で介助のいる方や、目の見えない方もいました。珍しく外国人も多く、いつものように和服のお姉さんたちも
ばっちり決めてきていました。私が行くコンサートの中で和服がすごく目立つコンサートです。

ホセ・カレーラスはもう75歳なのですね。1歳くらい上かと思っていたのですが、もっと上でした。毎年、来年は
自分も含め行けるのかな~と思うコンサートです。いつまでも声も変わらず、トスティのセレナータから始まった
コンサートは最初から調子がよかったです。いつも一曲くらい歌ってからみたいな感じでしたが・・
2曲目のトスティの「ひめごと」もすごくよくて、早くも涙が出そうになってしまいました。オペラだけ生で聴いたことの
あったカレーラスのリサイタルに初めて行ったときの感動がよみがえりました。主人の闘病の時にいつも聴いて励まして
もらった声です。CDで聞くより、ソフトで高い声がきれいで驚きました。 今回も改めてその澄んだ声が前に伸びて広がって
心の隅々まで満たしてくれました。生でその声が届くというのは素晴らしいことです。しみじみと幸せだと思いました。
息の合ったピアニスト、ロレンツィオ・パヴァーイの伴奏が始まるとなじみの曲ばかり・・・ それでも今回は何曲か初めて
聴く曲がありました。タイトルとなった「想いの届く日」と「一片の白い雲」で、後者はとても聴きやすい曲でした。

そしてカレーラスのコンサートでの一番解放されてのびやかになるのがアンコールで今回も鳴りやまない拍手に
なんと6曲も。明かりが全部ついてからも何曲もアンコールがあり、もう終わりかと思ってもまた出てきてくれるのです。
いつもカタリ・カタリやグラナダ、帰れソレントへくらいで最後になるので、その曲が出るまで期待していました。
今回はカタリ・カタリはなかったのですが、(残念)グラナダが最後でした。ブラボーの声出し禁止だったのですが、
それにも勝る拍手の嵐でした。前の方にはカタルニアの旗を持った一団がいました。

今年のリサイタルのタイトルはカルロス・ガルデルの「想いの届く日」という曲名から来ています。この曲の原題は、スペイン語では“El día que me quieras”で、英語に訳すと"On the day you will love me"(「あなたが私を愛してくれる日」)という意味なのですが、日本語のタイトルが「想いの届く日」であることを知り、今年のリサイタルのタイトルに相応しいと思ったのです。現在、コロナ禍で大変な時を過ごしている方がたくさんいらっしゃると思います。また、他の国との行き来や、人と会うこと、コミュニケーションをとることが難しくなっています。こんな時だからこそ、音楽が助けになるのではないかと思っています。そして、歌を通して“想い”が届けられたらと思っています。

 

José Carreras sings - Segredo (Tosti) - 2008 (4/19)

JoJose Carreras, "Un núvol blanc"

Jose Carreras "Na sera 'e maggio"

El Día Que Me Quieras

 

襟芯もみつからなかったので、襟裳そして帯もぐちゃぐちゃでした。
祖母の着物は裄が短いけど、深い色の大島です。
手描き更紗の帯が合いそうでした。
おはしょりも出ていなくて、散々でした。

毎度おなじみの羽織を着て出かけましたが、汗をかきました。

Nov.5 2022  Roppongi

 

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最近聴いている曲とか・・・ music I've been listening to lately

2022-10-22 23:55:45 | music

10月22日

今日は前回休んだので、1カ月ぶりにベルカントのレッスン。神田の音楽院まで行き、呼吸法を思い出しながら
思いっきり歌いました。発声法と言語が深く結びついている。今日は最近習った曲を全部さらったのですが、
いい曲ばかりで特にSMILEの時は歌っていて自分で泣きそうになりました。いつも英語だったのですが、イタリア語の
なかなかいいです。

IL DIVO - SMILE - LIVE 2021

 

レッスンが終わって帰りに食料品の買い物をして帰りましたが、近くで一番のお気に入りの
la cepa でランチを取りました。ここの女性のシェフが手の空いたときには少しおしゃべりもして。

彼女からはバルセロナで世界から集まってきた人たちと一緒に修行した時のお話を少し聞かせてもらい
ました。スペインはもともと移民の国で、職業にも差別があると話していました。なかなか理解できない
部分もたくさんあるとか・・

サンチャゴ・デ・コンポステーラの地図が壁に書かれているので、人が去った後、写真を撮らせて
いただきました。

 

帰ってからは何と借りていた映画「ラスト・ワルツ」を見て、懐かしい時代のロックを聞いていました。
新しいものを求めて、今までの価値観などと闘って爆発したエネルギーを感じました。

 

空が夕日に染まってきたので、富士山を見たら、とにかく空が燃えているようでした。

 

 

 

最近はずっと録画していたファビオ・ルイージの ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 (ジェームズ・エーネスvn)と
ブラームス:交響曲第2番 を聴いていました。ジェームス・エーネスのヴァイオリンも良かったのですが、YouTubeに
ヒラリー・ハーンのがありました。

BEETHOVEN Concerto for Violin and Orchestra - Hilary Hahn, violin; Leonard Slatkin, conductor

 

濱口祐自を一緒に聞いた友人はギターでは大友良英や柳ジョージ、スターダスト・レビューやJ-Walkがいいと
教えてくれたのですが、J-Walkなんて全然知りませんでした。いくつか聞いてみて結構心に沁みました。
今では見せる音楽が多いのですが、昔の本当に音楽が好きな人たちの作るものはやっぱりいいですね。

 

【公式】J-WALK「何も言えなくて・・・夏」

 

心の鐘を叩いてくれ / J-WALK

 

もう一度・・・ / J-WALK

 

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We are all alone- Boz Scaggs

2022-09-25 11:57:13 | music

今日は月1回のイタリア語のレッスンの日。お気に入りの十号通り商店街を歩いて行くと商店街を流れている音楽が
なぜかとても懐かしく昔よく聴いたのだったけれど誰のだったか思い出せなくて、家に帰ってからall aloneで検索したら、
懐かしのボズ・スキャッグスの”We are all alone”でした。昨年亡くなられた作曲家のすぎやまこういちさんは音楽は
心のタイム・マシーンと言ったそうですが本当にそうですね。独身時代、フランソワーズアルディーとか聴いていたころ
ビリー・ジョエルやボズ・スキャッグスも好きでよく聴いていました。スコット・ウォーカーやビートルズは中・高校の頃
だったからそれよりずっと後・・・

We are all alone- Boz Scaggs, Live.

 

Outside the rain begins 
And it may never end 
So cry no more, on the shore a dream 
Will take us out to sea 
Forevermore, forevermore 
 
Close your eyes Amie(and dream)
And you can be with me 
'Neath the waves, through the cave of hours 
Long forgotten now 
We're all alone, we're all alone 
 
Close the window, calm the light 
And it will be all right 
No need to bother now 
Let it out, let it all begin 
Learn how to pretend 
 
Once a story's told 
It can't help but grow old 
Roses do, lovers too, 
So cast your seasons to the wind 
And hold me dear, oh, hold me dear 
 
Close the window, Calm the light 
And it will be all right 
No need to bother now, 
Let it out, let it all begin 
All's forgotten now 
We're all alone, all alone 
 
Close the window, calm the light 
And it will be all right 
No need to bother now, 
Let it out, let it all begin 
Owe it to the wind, my love 
Oh, hold me dear 
 
All's forgotten now, my love, 
We're all alone, we're all alone
 
なんとこの曲をWalker Bros.が歌っていたなんて驚き! Scottはあの低い声でなくこんなに高い声が
出たのですね。
 
We're All Alone - The Walker Brothers
 
 
 
 
 
今日のイタリア語では今まで習ってきたことで簡単な会話をしてみたり、受け身の続きと、ちょうど今日投票のイタリア議会総選挙
の話。イタリアの威勢のいい女性候補を今朝のニュースでも見ましたが、右派の台頭は気になりますね。
NHKラジオのイタリア語も先生が担当の分は今月で終わってしまいましたが、ニュースを取り上げていたのはイタリアの状況が
わかって面白かったです。イタリアの教育費が低い話になり、それは教育産業がないせいと。教育費は公費で賄われ、
高校の教育でも高い教養を身につけることができるとか。日本の大学よりましかもしれません。受験のための勉強しかない日本と
ほんとうの教育をして人を育てるイタリアと・・・
 
 
 
昨日のベルカントのレッスンも呼吸法や歌以上に先生のお話が面白い。
横隔膜を持ち上げて丹田の力を抜かないで歌うこと。本当に歌うことはスポーツなのです。
歌は簡単に歌えるものでなく、カレーラスだって毎回できたと思っているはずと。
職人芸は毎回修練して磨かれて行くもの。私たちも少しでも理解して上の世界に
上がって行けるようにそのプロセスを楽しんでと。なんでも少しでもできるようになってくると
嬉しいものですよね。そしてベルカントの場合は言葉が命です。
 
 
 
(写真は新宿御苑の温室の花たち)
 
 
 
 
 
いただいた山椒の黒い実が出てきました。これをつんで・・
 
 
 
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ファビオ・ルイージのR.シュトラウス・・・Commemorative Concert for the Inauguration of the Chief Conductor:R.Sutrauss

2022-09-17 23:51:46 | music

9月17日

初めてファビオ・ルイージを聴きに行ったのは2009年。その時のプログラムはR.シュトラウスとブラームス。
シュトラウスはドン・ファンで、その後何回か聴きました。ブラームスもルイージはよく演奏していて何回も聴いています。
初めて聴いたときはすごいショックでした。都民劇場でいろいろな海外の指揮者の演奏を聴く機会はあったのですが
そのタクトから流れる音楽が素晴らしく圧倒されました。オケはドレスデン。その後ウィーンやデンマーク、メトのオケで
聴いたかと思います。

ファビオ・ルイージ首席指揮者就任コンサート Cプログラム

R. シュトラウス/交響詩「ドン・フアン」作品20
R. シュトラウス/オーボエ協奏曲 ニ長調
R. シュトラウス/歌劇「ばらの騎士」組曲

ルイージが得意とするR.シュトラウス。再び聴けることを楽しみにしていました。ファビオ・ルイージのR.シュトラウスを聞くと
音をたくさん、森林浴のように浴びる感じがします。ときに音の洪水、ときにまるでオーケストラで歌を歌っているような感じさえ
します。そこには前回の緊張感にあふれたレクイエムとはまた違う音楽の姿がありました。すごくリラックスして音のシャワーを
浴びていました。

「オーボエ協奏曲」はやさしいオーボエの音が好きですが、とてもリラックスできるやさしい曲です。
圧巻は「ばらの騎士」組曲でした。色彩豊かな歌の世界がありました。やっぱりウィーンやドレスデンのオケとは違い、あのしゃれた
感覚は日本人には出しにくいものなのでしょうか・・ ルイージは日本のオケの良さを伸ばして行ってくれるのでしょうとこれから
先がとても楽しみです。N響の旅立ちを楽しみに見送る感じです。と同時に自分の人生も絡めてこれからどんな旅になるのだろうと
思いがよぎりました。しばらくの間音楽に浸れて別の世界に行って幸せでした。N響と一緒に私も学んで行きたいです。ルイージが
どんな世界を見せてくれるのかとても楽しみです。コロナで何年間も生の音楽を聴く機会を失っていた私としては・・

 

 郷古 廉(右) ヴァイオリニスト、今回のコンサートマスター オーボエはエヴァ・スタイナー

今日のコンサートは生きることを励ましてくれるようなメッセージが詰まった音楽でした。

あと残ったコンサートはサントリーホールのブラームスとベートーヴェン。基本のドイツ音楽。今回のブラームスは今までも
ルイージで何回か聴いていたので就任記念コンサート3回もは行きすぎかと思いチケットは買いませんでしたが、2番をじわじわと
聴きに行きたくなってきてしまいました。 → サントリーホールはチケット完売で当日券販売なしでした

 

新しいチケット入れすてきでしょう・・

 

行きに代々木公園で見たマンジュシャゲ。

もうこんなに咲く時期になったのですね。

何かイベントをやっていました。

 

 

皆でたたえあって・・・

オーケストラの中で広がる和みの気持ちが伝わってきます。

今回の席は前回と同じ一番安い席で同じ列でしたが、正面を少し右にずれていたのでしっかり見れて良かったです。
レクイエムの時は前の人の頭とすっかり指揮者がかぶってしまう正面でした。やっぱりもっと近い方にすればよかったと
思いましたが、今回は充分でした。前回は前の人が極端に体を寄せていたり、しょっちゅう動いていたので落ち着きません
でした。

 

帰り道で・・
タイの民族衣装を着た人たちがパフォーマンスをやっていたようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家に帰ってコーヒーを入れました。

 

 

参考)

Strauss Oboe Concerto | Lothar Koch | Karajan

Strauss: Rosenkavalier-Suite ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Andrés Orozco-Estrada

 

Sep. 17  2022   Harajuku

 

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ファビオ・ルイージの季節の始まり  ・・・ opening of Fabio Luisi's season with NHK Symphony Orchestra

2022-09-11 23:55:56 | music

数年前から首を長くして待っていたファビオ・ルイージの日本でのシーズンがやっと始まりました。
パンデミックで生の音楽を聴く機会が長い間失われていた私たちにとって、彼がN響の首席指揮者に
なったことがうれしいニュースでした。

コンサートに行く前に9月4日のEテレクラシック音楽館を録画していたのを見てみました。
ベネツィアでのカルミナ・ブラーナ公演の様子をやっていてサンマルコ広場でのコンサートは素晴らしく素敵でした。
町に活気が戻ってきて、みんな喜んでいました。
音楽は演奏者と聴き手で一緒に作るものとファビオ・ルイージは語っていました。そこで出会ってこそのもので、
コロナで機会を失って、ますます芸術の価値を再確認していました。

コンサートの前日、NHKのニュース番組の中でエリザベス女王の突然の訃報という世界的なビッグニュースの後
インタビューの様子が流れていました。そのことを教えていただいたのでNHKプラスの見逃し配信も見ておきました。

演奏曲について下記のようなコメントがありました。

これはジュゼッペ・ヴェルディの傑作であり、オーケストラ、ソリスト、指揮者にとっても、聴衆にとっても、
かかわるすべての人にとって非常にスピリチュアルなインパクトがある作品です。

これはまた、哀悼についての作品ではなく、希望を持ち、死について考えることについての作品です。ある意味、
私たちの人生の一部である死について考え、それに対して前向きな気持ちを持つことができる作品です。つまり
これは悲しい作品ではなく、希望と美に満ちた作品です。この主題について考えることは多くの人にとって
難しいことですが、私にとってこれは無限の美しさと奥深さを持つ曲です。

・・・前向きな見方を、私たちがどのように死と向き合うか、どのように運命と向き合うかということです。
それは私たちの運命だからです。(死は)私たちの運命であり、人生の一部です。とです。それは私たちの
運命だからです。(死は)私たちの運命であり、人生の一部です。私たちは人生について考えるとき、その最初
から最後までを考慮に入れなければなりません。人生には始まりがあり、終わりがあります。その最後を迎える
ために準備をすることはとても重要だと私は考えています。この作品は私たちがそれを理解するために役立つと
思います。重要なのは人生が終わることではなく、そのためにどのように準備をするかということです。

・・・音楽だけでなく、芸術全般が重要です。それが人間と動物を分けるものだからです。私たちが芸術を鑑賞し、
芸術が私たちをより豊かにしてくれるために、私たちはより高い次元に引き上げられます。人間だけが持っているもの
です。それは本当に重要なことです。それによって私たちは精神性を養い、人生の意味を見出すことができるからです。

2022年9月10日 (土) 開演 6:00pm
NHKホール
曲目 ヴェルディ/レクイエム
指揮 : ファビオ・ルイージ
ソプラノ : ヒブラ・ゲルズマーワ
メゾ・ソプラノ : オレシア・ペトロヴァ
テノール : ルネ・バルベラ
バス : ヨン・グァンチョル
合唱 : 新国立劇場合唱団

ホールから新宿方向を眺める。

こちらは反対側から。

3階の後ろの方でちょっと遠かったかな・・・

 

 

 

 


今回の演奏会で特に素晴らしく思ったのがテノールのルネ・バルベラ。
そのまっすぐの伸びる透明性の高い音楽はレクイエムにふさわしいものでした。
      

 

 

演奏者も聴衆も一つの感動の中にいました。拍手はどれほど続いたでしょうか・・・
ファビオ・ルイージ氏の首席指揮者就任をオケも聴衆も歓迎の渦の中にいました。

 

 

 

レクイエム  人間の罪に対して救いと許しを乞う音楽

       パンデミック後の再開第一弾のプログラムはミラノでもメトでもヴェルディのレクイエムだったそうです。
       ダイナミックかつ繊細でオペラのようなメロディアスな歌。危機の時の勝負曲として世界中で愛されてきた
       とプログラムに書かれていた。 ファビオ・ルイージのN響首席指揮者のデビュー曲にふさわしいスケールの
       大きな曲でした。ドラマティックで宗教音楽の中にオペラのアリアの要素もあり、俗っぽいとの評価もありますが
       そこが魅力的とも言われています。

 

モーツァルト、フォーレはよく聴いたことがありましたが、一番聴かなかったレクイエムかと思います。父の叔父で画家の
庫田 叕が妻、馬淵美意子を亡くした時だったかちょうどTVに出演していて、ヴェルディのレクイエムが、レクイエムの中では
一番好きと語っていたことがありました。その時に出ていたベールをかぶった女性が自然に向かって後姿の絵がありましたが
作品展のパンフレットなどで探しても見つかりませんでした。

 

この曲を聴きながら、一緒に祈っていた私がいました。
深い祈りの音楽でした。

 

 

帰り道に見た中秋の名月

 

September 10  2022   Harajuku

 

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友人の合唱を聞きに 舫の会  ・・・ Moyai no Kai concert

2022-09-10 16:15:47 | music

8月23日

舫の会 第13回演奏会
東京文化会館 大ホール

以前一緒に都民劇場の音楽サークルに行っていた義理の姉の友人の合唱のコンサートを
誘っていただき、東京文化会館に行ってきました。
合唱はほとんど聞かないのですが、すべて委嘱作品で素晴らしいですよとのお話で
なんと東京文化会館の大ホールでコンサートを開くなんて、驚きでした。
以前、紀尾井ホールで発表会があり、行ったことがありました。

私はメロディーを口ずさみたくなるような歌を歌うのが好きなので、合唱は固い感じがして
少し苦手なジャンルですが、作品として聞くのでしたらその曲の思いを聞くという
感じで聴きました。それぞれの作曲者の簡単なトークもありました。

力作ぞろいのコンサートでしたが、合唱の指導者で指揮者の岸信介氏の傘寿と受賞をお祝いした
信長貴富さんの作詞・作曲の「祝ぎ歌」がよかったです。

 

祝ぎ歌

吉日に
潮の音わたり
駸駸と
進みゆけ
慶春の海

きららかな
しずくをはじき
深深と
吸い込んだ
今日の青空

もがき
やまぬ
いのち
黙し
躍躍と
息づく

燃える夢
やがて風
いま船を出そう

萌える風
やがて歌
いま船を出そう

 

都民劇場の音楽サークルが無くなってしまったので、東京文化会館にもあまり行かなくなってしまいました。
この日に歌った友人とよく一緒に来た場所です。義理の姉がつないでくれたご縁ですが、テニスもやっていて
私よりずっと年上なのにお茶の先生もして、秋からはまた4~5回目のピースボートに乗るそうです。
いつだったかオプションで南極まで行って船酔いで死にそうだったと話していました。こういう人は客船での
旅も楽しめそうですね。
コロナのおかげで大切な音楽を聴く機会が失われてしまった私です。

 

Aug. 23  2022    Ueno

 

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Il Volo Live in Concert @Tokyo International Forum

2022-08-10 18:36:45 | music

8月8日 国際フォーラム

 

 

 

セットリスト  Gianluca Ginoble  Ignazio Boschetto  Piero Barone

The Ecstasy of gold (モリコーネ)
Nessun Dorma  誰も寝てはならぬ
Granada     グラナダ   
Un’amore cosi grande
Mattinata   マッティナータ 朝
Se (モリコーネ) = Cinema Paradiso でした。
Una Furtiva Lagrima   人知れぬ涙  「愛の妙薬」より            Ignazio
Musica Proibita  禁じられた音楽                       Gianluca
Prourquoi me reveiller 春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか 「ウェルテル」より  Piero
Non ti scordar di me   忘れな草
Torna a Surriento   帰れソレントへ
Preludio   カルメンより                          オーケストラのみ
Core 'ngrat     カタリカタリ
Notte Stellata(The Swan) ノッテ・ステラータ 星降る夜
Conradiana   (ボッチェッリ/モリコーネ)
La donnna e mobile 女心の歌 「リゴレット」より               I+P
Maria      マリア 「ウェスト・サイド・ストーリー」より             G+I
My Way   マイ・ウェイ
O Surdato'nnammurato  恋する兵士
Cavalleria Rusticana  間奏曲 「カヴァレリア・ルスティカーナ」より      オーケストラのみ
No Puede Ser                                 Piero
Funcli Funicula    フニクリフニクラ
En Aranjuez con tu amor  わが心のアランフェス                Gianluca
O Sole MIo            オー・ソーレ・ミオ
Libiamo Ne 'Liete Calici   乾杯の歌  「椿姫」より

アンコール
Grande amore  グランデアモーレ

 

リストにあった「カルーゾ」、「Nella Fantasia」、「星は光りぬ」は歌われませんでした。

 

イタリア語がだいぶわかるようになってきたので彼らのおしゃべりもいつもながら楽しいものです。
イタリアの曲を中心に新しくモリコーネのものも取り入れて、イタリア民謡や歌曲に浸れる楽しい時間を過ごすことが
できました。習った曲が多かったので一緒に歌いたくなってしまいます。歌詞がわかると曲がより鮮明になって
いいですね。

国際フォーラムは大きい会場なので2階の前の端はずいぶん空いていました。チケットもそんなに安くないので一番後ろの方が
いっぱいでした。私もその後ろの席で、国際フォーラムは1階しか行ったことがなかったので遠くてびっくりしました。
オペラグラスを離せませんでした。

ジャンルーカが「禁じられた音楽」を歌う時におじいさんの好きだった歌と紹介があって、10年ぶりくらいに歌うので
緊張すると話していました。子供っぽさが抜けない3人はお茶目でかわいかったです。
ノッテ・ステラータは日本とイル・ヴォーロを結び付けた大切な曲と説明がありました。私も羽生結弦のスケートで聴いて
なんとすてきな歌声だと思ったのがきっかけでした。

ピエロのNo Puede Serはセットリストにはありませんでしたが、ブラボーがかかりました。今はブラボー禁止なので
観客もずっと我慢しているのですが・・ 出てしまいましたね。花束も禁止で最後に舞台に駆け寄ったファンには
相変わらず握手をしてフレンドリーな彼らです。

イタリア歌曲の楽しさを教えてくれた安藤先生に感謝の気持ちでいっぱいになったコンサートでした。

 

 

Il Volo - Cinema Paradiso .

HAUSER - Cinema Paradiso

Il Volo - Granada (Plovdiv, Bulgaria 11/07/2022)

 

ニューシネマパラダイスは最近、以前に録画していた映画をランチを食べながら見ていたのですが、
やっぱりラストシーンのあのカットした映画を映写するシーンでこみあげてくるものがありました。

生きて行くのに大切なものは何かのメッセージが伝わってくる映画でした。

今回のコンサートでイル・ポスティーノのテーマソングが歌われなかったのはちょっと残念でした。

 

清水寺で歌ったと紹介がありました。すてきな経験だったと話していました。
無観客で行われたそうですが、もったいない。 9月にライブストリーミング配信。
チャリティだそうです。

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歌う喜び ・・・ joy of singing

2022-07-11 23:54:25 | music

7月7日はボビンレースのレッスン。またまた難しいパターンを習う。新しいものに会うと頭の中の
ハードディスクがカリカリと回って混乱する。これでお休みに入ったら絶対にわからないと思えるので
復習に徹するかもしれません。

        

 

7月8日には星岡の日本料理講習会に和服で出席。9日のベルカントレッスンは1カ月ぶりでした。

 

7月9日

最初に練習したのがジェルソミーナ。
歌詞がついて歌うのは珍しいかと思いますが、ニーノ・ロータのこの曲を聞くと映画を思い出して
それだけで泣きたくなってしまう曲です。

mastelloni per katyna ranieri- gelsomina.-

 

2曲目の練習曲はエビータからDon't cry for me Argentina。まさかこれを本当に歌うとは思わなかった難しい曲。
それでも練習しだすとその曲の良さがわかり、とても元気がでる曲です。先生の声がとてもいいので感動して
歌っていました。先生も半信半疑・・・みんなには難しすぎるのではないかと・・でも歌っているうちにすっかりやる気。

歌は何か人に力を与えてくれます。アンドリュー・ロイド・ウェーバーのいかにも彼らしいメロディ。歌っていると世界が
広がっていくような感じがします。

劇団四季で見たのは何十年前のことになるのかしら・・・

 

Non piangere per me Argentina

Don't cry for me Argentina - Madonna (With lyrics)

Milva - Non piangere piu Argentina 1978

歌うのはイタリア語バージョンです。

 

1ヶ月前に練習したコメ・プリマも軽く歌うのではなく、アラーニャのようなテノールが歌うのが素敵です。
ポピュラーソングだとちょっとチャラい感じがするのだけれど、クラシックのように歌うと大げさでもおかしくない。

Come prima Roberto Alagna, 2003

 

聴くだけでない歌う楽しさを教えてくれる「ちよだオペラ座」イル・テアトロのレッスンです。

 

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