“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

感覚的にどことなくつらくなる漢字

2013-02-15 23:58:38 | 日記
こんばんは。
今夜は細かい雪が降っていてバス停に長く立ちたくない日です。

ロシアでは隕石が隕ちたようですが、どこにでも起こり得ると思うと恐ろしいことです。学校の窓も割れたようですし、他人事ではありません。怪我人の方は早く治りますように、お祈りするばかりです。

今日も帰りに喫茶店で1時間、要覧141頁「冏」~「剌」の熟語をメモしました。

部首としては
けいがまえ、わかんむり、にすい、つくえ、りっとう、
とそれぞれ性格の異なるまとまりでしたので、出てくる熟語の意味もそのまとまり毎に変わっていきました。
にすいのところでは、皮膚感覚としての「さむさ」、
りっとうのところでは、「けずる」「えぐる」等の痛覚に通じる意味が多くて、
書いていてちょっとキリキリするというか、感覚的にどことなくつらくなる傾向にありました。
選り好みするわけではありませんが、ゆったり楽しみな部首と、緊張感を伴って早く潜り抜けたく思われる部首と、やはり違うものだと感じるのです。

話は字形に移りますが、
けいがまえの「冑(チュウ/かぶと、よろい)」は、
にくづきの「胄(チュウ/よつぎ、ちすじ)」とは別字なのですが
(携帯だと、許容字体表示のせいでどちらも差がない)、
なかなかその差を書き分けるのが難しいと改めて思いました。
出来れば許容字体ではなく、標準字体で書きたいので、差を付けて書こうとするのですが、手元が狂うと、乱視のせいで上手くなぞれないこともあり、一から消して何度か書き直しました 汗
字形がどうしても歪になりそうなものが、この書写を契機に多少なりとも改善されるとよいです。