“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

漢検生涯学習ネットワーク 会員通信vol.8

2013-02-07 00:49:11 | 日記
こんばんは。

漢検生涯学習ネットワークの会員通信vol.8を読み終えました。
楽しみにとっておいてゆっくり読みたい反面、早く読んでしまわないと何日も無為に持ち歩き続けてしまいそうなので、帰りの喫茶店で一気に読みました。

円満字さんのお話の概要は、編纂者のお立場ならではの見方だなあと思いました。
「分解されてバラバラになった意味をもう一度統合する作業こそ、文字の辞典である漢字の辞書だけに与えられた面白さではないか」
という考え方を前提に漢検要覧を眺めると、複数の訓読みに対する見方も少し変われるように感じます。

また、「漢感興起」のコーナーでは、24ー2の一級合格者だというアメリカご出身の翻訳家・ブレット・メイヤー氏が、「一級は合格で終わらない、合格から始まるという感じがしますね~」と話してくださっていたことに共感しました。
しろねこの場合、一級は挑戦2回目でギリギリ合格をしましたが、その後の経緯は波乱含みであるのが現状です。しかし、合格1回目でもし受検を止めていたら、失敗の足跡は残らなかったでしょうが、合格からはじまる様々な醍醐味は味わうことができませんでした。そしてしろねこ自身に受検への信念がある限り、まだまだこれからだ、という思いもあり、ブレット・メイヤーさんの言葉はそれを確認させてくれました。

あとは、合格体験記で京都のAさんがなさっているエクセルによるランダム作成には、全くの同感です。しろねこは自宅にPCがないため、自分の問題作成はルーズリーフ、ミニノート、単語カードに頼っていますが、職場での生徒の問題作成には正に、Aさんの方法を使用しています。ランダムを意識するのは、その語を単独で理解することをシュミレーションしたいからで、こまめに努力すれば必ず効果が得られるでしょう。