“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

新星出版社の新しい問題集~四字熟語の誤答問題〈前半〉~

2011-05-08 19:33:11 | 日記
GWも終わり、検定日まで残り日数もあと40日あまりになり、いつもここからが正念場という今日この頃。
職場の新人歓迎会も終わり、仕事もいよいよ本格的にフル稼働…。仕事・生活・勉強のコンディションをバランスよく維持できるか心配です。

さて今日は、

『平成23年度 頻出度順漢字検定 合格!問題集1級』(新星出版社)

の四字熟語の問題についてで、次回とともに〈前半〉〈後半〉に分けて書きたいと思います。

四字熟語の問題は①~⑩まであります。
それぞれ見開き上下段に別れていて、

書き取り問題10[読み選択肢10・意味選択肢10]×2

があります。


以下、しろねこの誤答問題です。
今日は問題①~⑤までの中身です。


四字熟語①

誤答無し


四字熟語②

1.【とせつ】蛇行
2.【らくせい】下石
3.【かりょう】頻伽

《解答》
1.斗折(蛇行)
(二字とも忘却。道や川などが、くねくねと続くさま。)
2.落穽(下石)
(「穽」を思わず「星」と書いてしまっていた。弱みに付け込んで、更に害を加えること。)
3.迦陵(頻伽)
(うっかり「迦」も「伽」と書いてしまった。四字全て平仮名で提示されたら、上下の「カ」を正しく書けるか不安だといつも思う。声が美しいもののたとえ。)


四字熟語③

1.【へいが】斉駆
2.因循【こうしょ】
3.桑田【そうかい】
4.※意味選択
無用の本を刊行すること

《解答》
1.並駕(斉駆)
(「並」を、イメージで「駢」と書いてしまった。「駢」の音読みは「ヘイ」ではなく「ヘン・ベン」なのに…(泣)。力や能力に差が無いこと。)
2.(因循)[草冠+「句」]且
(「且」を「苴」と書いてしまう癖がある。古い習慣にこだわり、その場をしのぐこと。)
3.(桑田)滄海
(「滄」を「蒼」と書いてしまう癖がある。世の天変の激しいこと。)
4.※意味選択
禍棗災梨
(勉強不足。頭に入りにくい四字熟語。無駄な本の刊行により、版木となる「棗」「梨」の木が「禍」「災」に遭うこと。)


四字熟語④

1.【こうらん】深識
2.【せいせつ】不食

《解答》
1.[さんずい+「合」]覧(深識)
(「コウ(携帯で出ない)」を忘却。見聞が極めて広く博識なこと。)
2.井[「蝶」の「虫」がさんずいになったもの](不食)
(本試で痛い思いをしたこともある四字熟語なのに、「井」を忘却。「セツ(さらう)」と縁の深い字なのに…(泣)。賢者が登用されないままでいること。)


四字熟語⑤

1.冒雨【せんきゅう】
2.【ねんさい】之明
3.【えんまん】流爛
4.万目【がいさい】
5.面折【ていそう】

《解答》
1.(冒雨)剪韭
(「韭」を「韮」と書いてしまう癖がある。「薤」とあわせて気をつけたいところ。訪れた友人を心からもてなすこと。)
2.燃犀(之明)
(勉強不足。「犀」を忘却。ものの本質を見抜く見識があること。)
3.衍曼(流爛)
(「衍」を忘却。今回「曼」は間違えなかったが、ともすれば「延蔓(「蔓延」の逆)」と書いてしまいそうで不安だ。悪が世の中にはびこること。)
4.(万目)睚眥
(練習不足で「睚(にらむ)」を「啀(いがむ)」と書いてしまった。多くの人ににらまれて居場所が無いこと。)
5.(面折)廷諍
(「廷」を何故か「挺」と書いてしまった。君主の前で臆せずに強く諫めること。)


次回問題⑥~⑩へ続きます。