やっと読み終わりました
何せ、分厚い本で、文字数も多くて・・・時間がかかったんです
この本を書いたのは、実はピアニストさんなんですが
ちょっと異色ですよね
こんなに長い文章を書けるピアニストさんなんて、滅多にいるもんではありません
四六判並製本、23文字x20行x2段組ですから、
1ページの文字数は920字にもなるんです
それが423ページもあるんですから・・・・
何せ、重たいもんですから、寝転がっては読めないし
電車の中やらでも読みたいけど、大きくてバックの中でジャマだし・・・
図書館から借り出してから、実に24日も経っているんです
まぁ、この本ばっかしを読んでいた訳ではなく、
あちゃこちゃの本も、平行して読んではいたんですけどもネ・・・・
このピアニストさんの祖父はフランス文学者の青柳瑞穂(あおやぎみずほ)氏
阿佐ヶ谷にある自宅には、中央線沿線に住む文士や
文芸評論家、編集者やらがたむろしていたと書かれています
その中には、よく知る所では、井伏鱒二や太宰治の名前も出てきます
そんな血筋やら環境で育った事を考えれば、分厚い本を書けるのも納得でしょうか
当然、お年はそれなりの高齢者で・・・私より2歳年上です
でも・・・現役のピアニストでもあり音楽大学教授でもあるし・・・
束(つか:背幅)は、28mmもあります。とにかく重たい本でした
この本以前に、彼女の本は2~3冊読んでいます
文春新書『ボクたちクラシックつながり-ピアニストが読む音楽マンガ』なんかは
「のだめカンタビーレ」の、あらゆる音楽的背景を書いたもので、面白かったです
とにかくアクティブな人ですネ
お酒は飲むし、美味しいものもたくさん食べているし・・・
ちょっと昔の評論家とか編集者みたいなところもあって
好き勝手な事言ってるし、音楽活動の内部話しやらバラシているし・・・
本はたくさん出ているんで、気が向いたら読んでください・・・特にフランス音楽が好きな方は
何だか、羨(うらや)ましいなぁ~ って思っている私です・・・・ヨ