ちょっと気になっていた美術展があったんですが・・・・・
サントリー美術館の「刀剣 もののふの心」てな展示会なんです
英文タイトル右側に、鬼首が武士の頭に嚙みついている絵があったりもして、勘違いしていました
一番の勘違いは「もののふ」を「もののけ」と読んでしまった事でしょうか
一般的に「刀剣」は、戦う武器なんですが、
鬼や「もののけ」の邪気を払い退治する力を持つ・・・・・という伝承があります
祭礼行事では、邪気を払うものとして使われたり、
姫さまや若殿の「守り刀」などとしても使われていました
そんな事から、妖(あやかし)や鬼が関連した、「刀剣」の展覧会かなと、勘違いした私でした
よく見れば「もののふ」と書かれていますネ
「もののふ」とは、「武士」の大和言葉読みですもんネ
鬼首が武士の頭にかぶりついているキリヌキ絵柄・・・・これって有名な絵なんです
サントリー美術館所蔵「酒伝童子絵巻(しゅてんどうじえまき)」3巻の、
有名なクライマックスシーンなんです
気になったサントリー美術館の新聞広告
一般的に「酒呑童子(しゅてんどうじ)」と書きますが、「鬼の統領」の事です
平安時代の京・大江山に住む大鬼で、若い女性をかどかわし、侍(はべ)らせ、その肉を食らっていました
陰陽師・安部清明が占うと、かどかわされた若き娘たちは、大江山にいる事が判りました
大江山は異界への入口とも言われていた場所です
そこで一条天皇が、源頼光(みなもとのらいこう:義経の先祖)ら四天王に命じて、鬼退治に向かいます
途中、神々の化身から、毒酒と「星兜(ほしかぶと)」という兜(かぶと)をもらいます
うまく鬼屋敷に入り込み、武士たちは大きな赤顔(実は酒呑童子(鬼))の男と宴会をしました
毒酒ですっかり酔いつぶれた酒呑童子を、寝床で抑え込み、首をはねたのですが、
その頭(こうべ)は、宙を舞い、頼光(らいこう)の頭に喰らいつきます
神から授けられた「星兜(ほしかぶと)」が勝り、酒呑童子は力尽きたという
かどかわされた娘たちを連れ、京に凱旋したという話しです
概要はこんな所なんですが、場所やら人物・内容などに、いろいろの言い伝えがあります
平安時代から江戸時代まで、能や歌舞伎、庶民の芝居小屋、出版本まで、
近年に至っては、宝塚歌劇団でも上演され、いろいろな時代に、いろいろと話しが書かれています
写真は、ネット上の「古裂會(こざれかい)オークション」ページより撮影しました
1700年代の複製品で、サントリー美術館所蔵の「酒伝童子絵巻」を緻密に複製したものと鑑定されているそうです
酒呑童子の絵巻は、重要文化財指定のサントリー美術館モノが有名ですが、
根津美術館(江戸時代)にもありますし、他にも、絵本や絵巻、図版や屏風などあります
この「鬼」の話し、
30~40年くらい前、百科事典で有名な平凡社さんに出入りしていた時、仕事でもらいました
別冊太陽編集部で、今で言う「ムック」の仕事をいただいていた時の1冊です
一般人向けではありましたが、いろいろな分野で、
広く浅く、時には専門的に深く掘り下げた、とても良い本を出版していたんです
出版不況になって久しいですが、今もあるのでしょうか?
昨今、「刀剣」の展示会は、若い女性客がとても増えたそうです
「刀剣乱舞」というゲームとかアニメが流行っているそうです
その影響で、若い女性ファンが訪れているそうです
どんなストーリーか知りませんが、アマゾンプライムで見つけたら、覗いてみたいところです
しかしまぁ~、若い人たちに、何が流行るか、
爺さんの私には、とんと、想像すらできない新しい時代です・・・・・
まさか「刀剣」が・・・・・
そういえば先日、NHKTV「知恵泉」で、
「真打・折り紙・名刀・国宝の秘密 日本刀 猛(たけ)き心を満たせ!」なんて放映していましたっけ
ちょっと、いえ、かなり気になっている美術展ですが、おそらく・・・・行かないと思います
コロナ感染流行は下火になったとは言え、六本木まで行く気になれません
交通費的にも、コロナ的にも・・・・・・
サントリー美術館の「刀剣 もののふの心」てな展示会なんです
英文タイトル右側に、鬼首が武士の頭に嚙みついている絵があったりもして、勘違いしていました
一番の勘違いは「もののふ」を「もののけ」と読んでしまった事でしょうか
一般的に「刀剣」は、戦う武器なんですが、
鬼や「もののけ」の邪気を払い退治する力を持つ・・・・・という伝承があります
祭礼行事では、邪気を払うものとして使われたり、
姫さまや若殿の「守り刀」などとしても使われていました
そんな事から、妖(あやかし)や鬼が関連した、「刀剣」の展覧会かなと、勘違いした私でした
よく見れば「もののふ」と書かれていますネ
「もののふ」とは、「武士」の大和言葉読みですもんネ
鬼首が武士の頭にかぶりついているキリヌキ絵柄・・・・これって有名な絵なんです
サントリー美術館所蔵「酒伝童子絵巻(しゅてんどうじえまき)」3巻の、
有名なクライマックスシーンなんです
気になったサントリー美術館の新聞広告
一般的に「酒呑童子(しゅてんどうじ)」と書きますが、「鬼の統領」の事です
平安時代の京・大江山に住む大鬼で、若い女性をかどかわし、侍(はべ)らせ、その肉を食らっていました
陰陽師・安部清明が占うと、かどかわされた若き娘たちは、大江山にいる事が判りました
大江山は異界への入口とも言われていた場所です
そこで一条天皇が、源頼光(みなもとのらいこう:義経の先祖)ら四天王に命じて、鬼退治に向かいます
途中、神々の化身から、毒酒と「星兜(ほしかぶと)」という兜(かぶと)をもらいます
うまく鬼屋敷に入り込み、武士たちは大きな赤顔(実は酒呑童子(鬼))の男と宴会をしました
毒酒ですっかり酔いつぶれた酒呑童子を、寝床で抑え込み、首をはねたのですが、
その頭(こうべ)は、宙を舞い、頼光(らいこう)の頭に喰らいつきます
神から授けられた「星兜(ほしかぶと)」が勝り、酒呑童子は力尽きたという
かどかわされた娘たちを連れ、京に凱旋したという話しです
概要はこんな所なんですが、場所やら人物・内容などに、いろいろの言い伝えがあります
平安時代から江戸時代まで、能や歌舞伎、庶民の芝居小屋、出版本まで、
近年に至っては、宝塚歌劇団でも上演され、いろいろな時代に、いろいろと話しが書かれています
写真は、ネット上の「古裂會(こざれかい)オークション」ページより撮影しました
1700年代の複製品で、サントリー美術館所蔵の「酒伝童子絵巻」を緻密に複製したものと鑑定されているそうです
酒呑童子の絵巻は、重要文化財指定のサントリー美術館モノが有名ですが、
根津美術館(江戸時代)にもありますし、他にも、絵本や絵巻、図版や屏風などあります
この「鬼」の話し、
30~40年くらい前、百科事典で有名な平凡社さんに出入りしていた時、仕事でもらいました
別冊太陽編集部で、今で言う「ムック」の仕事をいただいていた時の1冊です
一般人向けではありましたが、いろいろな分野で、
広く浅く、時には専門的に深く掘り下げた、とても良い本を出版していたんです
出版不況になって久しいですが、今もあるのでしょうか?
昨今、「刀剣」の展示会は、若い女性客がとても増えたそうです
「刀剣乱舞」というゲームとかアニメが流行っているそうです
その影響で、若い女性ファンが訪れているそうです
どんなストーリーか知りませんが、アマゾンプライムで見つけたら、覗いてみたいところです
しかしまぁ~、若い人たちに、何が流行るか、
爺さんの私には、とんと、想像すらできない新しい時代です・・・・・
まさか「刀剣」が・・・・・
そういえば先日、NHKTV「知恵泉」で、
「真打・折り紙・名刀・国宝の秘密 日本刀 猛(たけ)き心を満たせ!」なんて放映していましたっけ
ちょっと、いえ、かなり気になっている美術展ですが、おそらく・・・・行かないと思います
コロナ感染流行は下火になったとは言え、六本木まで行く気になれません
交通費的にも、コロナ的にも・・・・・・