ある爺さんの スナップ写真とボヤキ3

趣味もなく酒も飲めず・・・・・つまらない爺さん生活を、何気ないスナップ写真と、フッと感じたボヤキをアップしています

読書(視聴)感想文

2020-05-05 | *うんちく・小ネタ
残すところ、あと2日・・・・・5日間という長いお休みの話しである

普通のゴールデンウィークであれば、別の感想もあっただろうと思うけど
外出自粛で家に籠(こも)っている事になったゴールデンウィークは、特に長く感じている

「引き籠(こも)り」と娘に言われている私ではあるが、
「引き籠(こも)り」を強要されると、また別な気持ちが生まれてくるもんである

あと1日を残しているだけである
もう仕事の事を考え始めている・・・・・ちょっとではあるが、退屈な事と休み明けの忙しさが気になるだけだ

いろいろやりたい事も、やらなくちゃならない事もあるが、今日は録画してあったTV番組を見ていた

大した事もしていないんで、昼食後見た劇場アニメ版「君の膵臓をたべたい」を、今日のブログにしようと思う
全く、TV録画の話ししかブログにできないなんて、ちょっと貧しいネェ・・・・・

これは5月2日(土)にEテレで放送したもの
68歳にもなるいい爺(じじい)が見るもんじゃないとは思ってはいるが・・・・・

タイトルからして、そんなそそられるものではないと・・・・・感じてはいた
見始めてからも、どこか、別の世界での、小説上の話に思えてしょうがなかった



そう、全く別の世界の話しすぎて・・・・・かなり無理があったけど、結局、最後まで見てしまった

不条理とか理不尽とでもいうのだろうか、そんな結末である

そして、やるせなかった



原作を読んでいれば、また別な感想もあったかもしれない



タイトルの「君の膵臓がたべたい」の意味も分かった
メールの「君の膵臓がたべたい」を、最後に、彼女が見れていて良かったと思う反面、
明るい希望に満ちた気持ちを断ち切られるなんて、なんて不条理なんだろう
「死ぬ時は、君に知らせる・・・・」という約束も果たせなかったのだ



恭子が非常階段で、夏目漱石の「こころ」を読む彼に迫ったのは何か?
友人が好きな女(ひと)と結婚してしまい、その結果、友人は死んでしまったのと、彼を引っ掛けているのか?
はずみで雨降る地上に落ちた「こころ」・・・・・濡れてしまった本は何を表しているのか?

やっと彼女の唯一好きな本「星の王子さま」を読む順番が来たが、
その時には、彼女は通り魔?に刺されて死んでしまったのである

「星の王子さま」との関係も、いまいち、ピンと来ない私である

バラへの愛の責任から、魂だけでバラの元に帰るため、ヘビと話をしたのが彼女なのか?
きっと、「星の王子さま」にひっかけている重要な意味があるのだろうが・・・・・



写真は、一応、アップしてみた・・・・が、どこがポイントになるのか、よく判らない



最後になって彼女と彼の名前がはっきりするが、これが舞台となる季節に関係していた
彼女の「死」を感じさせる頃は、既に初夏になっていたし
そして、不条理な死に至ったのは、夏の頃そのものである



共感するとか、その手のものはないが、私の目は涙っぽくなっていた

齢(とし)とるって、イヤだね・・・・・・何かにつけ涙もろくなって

正当な、適切な・・・・理由もなく、理由も判らずに、涙もろくなっちまうんだから