■先日、皇居参観に行きました。
その時に判ったこと、感じた事の「うんちく」3題です。
■皇居の二重橋
東京駅から皇居に向かうと、左手側に見える石製のメガネ橋。今まで、これを「二重橋」と言うのだと思っていました。その奥に見える鉄製の橋が「二重橋」だそうです。正式には「正門鉄橋」というそうです。手前の石橋は「正門石橋」というそうです。また、石橋と鉄橋がふたつ並んでいるので「二重橋」という・・・・・これも間違いだそうです。「二重橋」は昔は木製で、強度が保てないため、橋桁(はしげた)が上下2段かけられていたので、そこから「二重橋」の通称がついたそうです。通常、一般人はこの橋を通れませんが、皇居参観すると通れます。写真は二重橋の上から、皇居前広場を見下ろした風景です。
■栗饅頭(まんじゅう)
栗の実をすり潰したように見える白餡(あん)を使い、その餡に栗を練り込んであるから「栗饅頭」っていうのだと思っていました。これも一種の栗饅頭だそうです。上に卵黄を塗り、栗の形に似せた色艶のある茶色に焼き上げ、栗に見えるようにした饅頭も「栗饅頭」。大粒のゆでた栗をそのまま包んだ饅頭も「栗饅頭」だそうです。必勝祈願をした時代に、「勝ち栗」にひっかけ流行り、一般的になった饅頭だそうです。写真はその全ての条件を満たした「丸万」の栗饅頭。包装紙にまで「諸官公庁御用達」って書かれているけど、具体的にはどこの官公庁なのでしょうか?
■黒豚の野菜蒸しシャブ
お昼ご飯は、皇居前広場の「楠公レストラン」にしようかと思いましたが、団体さんが多いようなのでやめました。鹿児島県のパイロットショップ「かごしま遊楽館」上にある「いちにぃさん」で「黒豚の野菜蒸しシャブ」にしました。蒸籠(せいろ)蒸しにされた野菜と薄切り肉を、鹿児島ポン酢で食します。ご飯は「蒸し寿司」と説明がありましたが、黒豚のひき肉の入った鳥五目ご飯のような感じ。大きなドンブリにトン汁。小皿の薄茶色のもは豚味噌(油味噌)。しゃぶしゃぶ肉が薄すぎて、ポン酢が強すぎて、黒豚の美味しさがよく判りませんでした。今度はトンカツのような肉の塊にしようと思います。
■皇居の中は、まるで別世界でした。
内側から垣間(かいま)見えた東京の姿は、これまた面白いものがありました。ちょっと生意気に「うんちく」を書いてしまいました。集団行動しなければならないのは、ちょっとうざったいのですが、面白い所でした。秋の紅葉時期もきれいそうなので、この秋は狙(ねら)ってみようとも思っています。