今話題のコメ、その書籍「コメ消滅」を読む、5月31日発売されたばかりの375頁という分厚い本だ。
でも254頁以降の第3章亡国の農業政策を読むと全体はわかる。私が感じたポイントを頁入りで抜き出そう。
結論は「農家に対する所得補償を保障し、農業という生業を安定的なものにする。そして、若い世代の農家参入を促進し、技能継承を進める。」だ。(P374)
日本のコメに国際競争力はない、グローバル価格の3~5倍だ。国土がそうである以上、これはどうしようもない。(P338)
それでも先進国は、農業へ政府が支援する補助金の割合は65~112%。それに対して日本はたった30%。財務省は農業にはカネを使わないと決めている。(P345、P351)
でも主食米700万トンをすべて補償したところで、5千億ほど、(P354)
日本のGDPは500兆だから、たった0.1%だ。これはやる気になればできるだろう。財務省の緊縮政策のお陰で世の中、だんだん悪くなっていく、ほんとに何とかしないものだ。