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最強の天皇、三橋貴明さんの書籍だ。経済専門家の方が珍しい本を書いたもんだ。そして、この書籍はAmazonなどでは販売されていない。
内容の方は、読みやすく一日で読んでしまった。最強とは、天智天皇、それに続く天武天皇に、その皇后だった持統天皇当たり、日本の礎を作った人たちだ。
この頃は飛鳥時代、私は昨年、飛鳥検定を受験し、初級を取得したため、結構この時代は詳しくなった。また、「天上の虹」里中満智子さんの持統天皇のマンガも読んでる。天武・持統天皇陵も、レンタサイクルで訪問している。いわば飛鳥マニアだ。
(石舞台古墳)
現在、女性天皇・女系天皇論が盛りだが、この時代は今と違って、天皇家の周辺は、ほとんど近親婚で男系だ、そして一夫多妻。さらに天皇は今と違って政治権力を持っていたから大変。殺し合いなどしょっちゅうだ。
ハイライトは、天智天皇の子の大友皇子と天智天皇の弟大海人皇子の戦い、壬申の乱だ。
東と西の結節点は、不破の関(関ケ原)と大津の瀬田唐橋、壬申の乱の決戦場は、瀬田唐橋。いつの世もここが戦いの中心だ。
(瀬田の唐橋)
このくらいの事前知識があれば、楽しく読める本ですよ。