鎌倉古道(湯坂道)の帰りは、日本百名湯の一つ、塔ノ沢温泉へ立ち寄る。箱根の日本百名泉は、箱根湯本、芦の湯、塔ノ沢の三か所。塔ノ沢は ふだんはちょっと寄りにくいね。
塔ノ沢の旅館、一の湯に立ち寄り。建物は文化財になってる。
立ち寄り湯は1400円で、貸しバスタオル、フェイスタオルは持ち帰りだ。この一の湯は、江戸時代、浮世絵にも書かれているそうだ。橋の隣りが一の湯。
そして、内湯へ。内湯の外には、川が流れているようだ。
幸い、誰もいないし、カメラの持ち込みも禁止されていない、そこで中に入って撮影する。
ここのお湯は、意外に「アルカリ性単純泉」、泉温は源泉で47.9℃、ペーハーは9.1、溶存物質合計は0.5g/ℓ と少ない。
私が感じる温泉の評価は、①登山帰りのように、自分が温泉に入りたいという欲求が強い状態、②温泉の泉温と成分、程よい温度で、アルカリ性でちょっとヌルッとするお湯がいいね、③浴槽とその周りの山や川などの環境が温泉らしい、だ。この一の湯は全部が揃っている、名泉だ。
ここのお風呂は、加水・循環・消毒だが、「かけ湯」だけは源泉100%かけ流しになっている。このお湯は還元性だろうな。酸化還元電位のセンサー持ってくればよかった。 横に長い黒い部分(シャンプーの上の部分)が、かけ流しのお湯。私は、ふんだんにお湯を使った。
でもこれはいいアイディアだ。多くの温泉は、湯量が少ないため、加水加温し、循環、消毒している。ただしかけ湯だけは、かけ流しというのは、いいアイディアだ・・と思っていたら江戸時代はそうだったのか。
お昼の温泉、湯上りはいい気分、さすが日本百名湯だね。百名湯に入ったのは、昨年末数えたら52湯、今年に入って、四万温泉、飯坂温泉、そして塔ノ沢温泉と、55湯になった。まだまだ先は長いが、温泉大好き。