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資格マニアの徒然草ブログ~人生は八合目からが面白い

このブログは、すでにアメーバブログに移行していますが、9月まで並行して更新していきます。今年は百名山完登が目標です。

読後感想~新選組じゃなくて新徴組、を読んで

2023年10月21日 | 読書感想

 

 久しぶりに、時代ものを読む、新選組じゃなくて、「新徴組」(しんちょうぐみ)。新選組は、江戸で浪士を募り、京都まで行ったが、清川八郎の策略で、江戸に戻ろうとなった。しかし、京都残り組は「新選組」となり、会津藩の預かりになった。

 一方、江戸に帰った連中の、その消息は知らなかった。その江戸に戻った組は、「新徴組」となって、庄内藩の預かりとなった。庄内藩といえば、清川八郎が出身の藩だ。

 そして、その新徴組は、幕末維新で、最新鋭の武器、スナイドル銃を持ち、官軍相手に大活躍する。続・百名城巡りで、鶴ケ岡城に行ったとき、幕末維新では、庄内藩は強くて負けなかったと聞いた。ああ、あの話か、という感じだ。

 主人公は、あの沖田総司の義理の兄、沖田林太郎だ。従って、時々、新選組と沖田総司の消息が出て来る。新選組の動向は、新選組検定でたっぷり学習してるから、今は、あのときか、と時系列が一致する。 

 最後は、東北の各藩のうち、負けなかったのは、庄内藩だけになって、しようがない、官軍に降伏した。その途中のシーン、薩長のいる秋田へ遠征したときに、鳥海山を登るシーンがある。鳥海山は2千m以上もある山だ。山頂の小屋に泊ったが、寒くてどうしようもなかったシーンだ。この山(写真)を登ったのか、大した登山装備もない時代、大変だったろう。

 降伏した後も、明治維新では、庄内藩は優遇された。この小説の著者は庄内地方の方だそうだ。この歴史的事実、庄内地方の自慢になるね。負け続ける幕府軍にあって、勝ち続ける痛快な物語になってる。また、鳥海山、登りたいな。

コメント
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