中小企業診断士の資格を更新するには、5年間で理論政策研修を5回、実務従事を30日間こなさないといけないルールになっている。実務従事は、私の場合、実際に企業さんの支援をしているからその企業さんにハンコを貰えばいいだけだが、理論政策研修は、毎年1日研修を受講する。今年は、特例でオンライン研修が認められている。
研修機関はいくつかあるが、ことしは、あきない総研の「人財育成コンサルティング」を受講することにした。日曜日の9:00から1時間に5分休みを入れて13:20までの実質4時間の研修だ。講師の方は人材教育に10年ほどかかわっていて、自身の教育ツールも豊富だ。(写真の書籍も出版されている)沢山の学びがあったが、ここで紹介するのは2つ。
まず、教育の効果。これは私も関心がある。講師の方によれば、教育効果は10:20:70。10は集合研修やオンライン研修など公式な研修、20は他者とのかかわり(他者からのフィードバック、アドバイス、コーチングなど)、そして70は仕事経験(OJT等を含む)だそうだ。
出典はよくわからないが、これは私も感じてたことだ。グループワークで、この割合を書いてみたが、現在の私の仕事では、10:10:80ほどの割合かな。独立して意図的に教育受講割合を増やしてる。独立すると、誰からも刺激を受けないことになるからね。
ちょっと待てよ。私の主催する「ガス主任プレむアム塾」の研修時間は、講義・演習でトータルで30~40時間。最近の私の調査では、この資格合格に必要な学習時間は、合格率15%の場合500時間ほど。この10:20:70の初めの10日に近いね。
もう一つの気づき。職場をよくするため、曼荼羅チャートで自社の診断や理想像を埋めていくのだが、1セッションは3分ほど考えて、3分のグループワークをこなす。それを合計9回もグループワークをこなす。
考える時間はほどほどあるのだが、発表時間を何でも1分にしてしゃべる。3人組で3分の持ち時間だからだから一人1分、長く喋ってしまうと、他の方の発表時間がなくなる。いわゆる「瞬発力」を必要とするグループワークであった。
こんなに短時間で、自分の意見をその場で考え、1分で発表するのは初めてだ。なかなかいい経験であった。これ、普通のビジネス研修で、一般の受講生はこなせるかな。
職場を変えた会社として、最後に紹介のあった静岡県は三ケ日の長坂養蜂場、日本で一番大切にしたい会社の特別賞を受賞されたそうだ。HPを見てみると、確かに人気店だ。ここまで持ってくのに大変な努力をされたんだろう。