資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

知的思考の技術

2019年05月27日 | 産業能率大学

 産能大の学習は、このテキスト、どのジャンルに入るのかわからないが、結構面白かった。「知的思考の技術」。産能大が出版した書籍である。考えるフレームを7つのステップに分け、思考術を書いてある。一つずつ見ていこう。 

知的思考の技術―考えるフレームを強化する7つのステップの思考術 (SANNOマネジメントコンセプトシリーズ)
産業能率大学総合研究所知的思考の技術研究プロジェクト
産能大出版部

 1章 目的探索の思考 
 この段階では、そもそも目的を考えていない、目的は考えてはいるが妥当性が低い。昔は高かったが、今は低い。のが陥りやすい失敗だ。そのためのツールは、目的の連鎖、つまり上位者のwhatに対するwhyとhow、それに自身のwhatが思考を深めるコツ。この文章、あんまり伝わらないな、と思いつつ書く。

  2章 観察の思考 
 陥りやすい失敗は、バイアス。何種類もある。バイアスは読めば、はは~んあれか、と思いつく。対策は4分割マトリクス。原因と結果について各々反対のことをマトリクスにして、誤りを正す方法だ。

 3章 発想の思考 
 アイディアを出すが、3つのブロックに当たって思考が止まる。対策の主なツールは、ブレーンストーミングの他、沢山に方法がある。ブレストはサラリーマン時代に一度だけ、仕事で使ったことがある。たった1回だ。

 4章 分類の思考
 漫然と考えるとダメ、分類にモレやダブリ、分類基準がおかしいなど。対策は、ミッシー(MECE)などがある。ミッシー、論理的な思考ではよく出てくる奴だ。

 5章 構造化の思考
 企画書やプレゼンなどでは、分類はできているが、くくる、まとめるという構造化が弱い。ツリー構造やマトリクス構造、プロセス構造などのフレームワーク。ツリーやマトリクスは会社の組織のようだ。

 6章 意思決定の思考
 ここが一番面白い。とっさの意思決定とじっくり考える意思決定があるが、とっさの場合は、意思決定を先送りしない、そのためには反復して、正しい反応を訓練しておく。例題では、嵐の中で親子がボートに浮かんでいる。どちらかしか生き残れないならどっちか、など、面白い。

 7章 表現の思考
 どのようなことでも言葉で表現する訓練、暗算で、数字で表現することも訓練しておく。数字での表現は、以前はよくやった。あの建物の大きさは、どのくらい、重さはどのくらい、長方形や、円筒形の公式に入れて暗算したりしたものだ。

 どの章も、例題やアニメがついていて面白いんだが、上記のように結論だけ書くと、なんだかつまんないようになってしまった。書籍のご一読を。

 

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