金沢に毎月帰省している。昨日は、近江町市場でカニを買おうと思い、金沢駅前からタクシーに乗った。私がカニを買いに行くと言ったら、タクシードライバーが、近江町市場のカニはどこで取れたか、わからない。金沢の人は、カニは近江町では買わない。港がいいと・・港は駅から十キロ以上離れている。そんなところまではとてもいけない、というと、ドライバーは、近所のスーパーの方がいい、と断定する。金沢のスーパーには、1ハイ何千円かのカニが売っているのか、埼玉までの遠距離配送はしてくれるのか・・と思いつつ、タクシーを降りる。
近江町市場に入って、すぐの店。地モノと北海道モノがきちんと区分されている。地モノは1パイ7千円で、まだ口を動かしている、生きているカニだ。北海道産はゆでて赤い、1パイ3,500円だ。地モノをゆでるほどの大きさの鍋がウチにはないため、北海道モノを2パイで6千円で購入。(写真)地モノは3月中旬で禁漁だそうだ。
全国的に有名な近江町市場である。ブランドもあり、コンプライアンスには一層気を付けているはずだ。それにしてもあのドライバー、自分で見たんだろうか、人の話を聞いて、さも自慢げに言っていたとしたら・・このドライバーのおかげで、近江町市場、タクシー会社、金沢の観光業者すべてが被害を被る。
このタクシー会社、なんという会社だったか忘れたが、経営者は教育してるんだろうか。偽物の心配があるなら、気を付けた方がいいなどと、別のいいかたもあるだろうに。おそらく、別のお客にも同じことを言ってるんだろう・・
中小企業診断士風に言うと、これは企業教育の基本レベルの問題である。会社できちんと教育しなくちゃだめだよ。タクシー会社の社長さん。