中小企業診断協会の勉強会「プロ講師養成講座」に通っている。このコースには、スピーチの時間がある。時間は3分から10分まで、時々によって違うが、この時間を目安にスピーチを考えて練習して発表する。よい訓練である。
今日の講座は、私の番である。そこで、私は「日本は経済破綻する~子孫につけを残すな、は本当か」というテーマで、スピーチをする。以下、その原稿である。
<子孫にツケを残すな、とは本当か>
・日本の財政は、危機的状況にあって、このままでは日本は破たんする、したがって、政府は増税しなければならない、と言われています。ところが、この内容が複雑で、お金の単位が何兆円なので、ピンときません。そこで私が、日本国の財政を家族に例えて説明します。これを踏まえて本当に日本は破たんするのか、お考えください。
・日本国を家族に例えます。この家族は、お父さん、お母さんと、3人の子供がいます。お父さんは、貿易をやっています。お母さんは、家計を預かっています。3人の子供は、民間企業、金融機関、そして末っ子の三男は政府です。
・ところが末っ子の政府が、やんちゃで、収入が40万円しかないのに、90万円の支出をしています。残りの50万円は、両親の年金や医療費に使うため、お母さんから借金をしています。この累積が1,000万円になっています。
・ここまではよく知られたことと思います。次に、この家族をよく見てみると、この家族の資産総額は何と5000万円あります。また、やんちゃな末っ子には、1000万円の借金がありますが、実は500万円の貯金もあります。そしてお母さんは家計を預かっていますが、へそくりが何と1500万円あり、それは貯金になって、国債となっています。更にお父さんは貿易で儲けて近所に250万円お金を貸しています。この家族は世界一の金持ちの家族です。
さて、これで、本当に、日本は経済破綻するのでしょうか?お考えください。
以上で3分です。本日の発表で、聞き手の反応を見ます。
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