ここのところ、本屋で売れてる本を順番に買って読んでる。この本の著者はお馴染み、大前研一氏である。
ホームレスマネーというものがある。約4千兆円ものお金が投資先を探してさまよっている。不要不急で無責任極まりないお金だそうだ。このお金、一つはOECD諸国の余剰資金、もう一つはオイルマネー、さらに中国マネーなど。このお金はウオール街の6百人ほどのファンドマネージャーが動かしている。
このお金で次々とバブルが作られた。アジア通貨危機や、最近では石油の値段が100ドル以上に上がった。何で上がったのかわからなかったが、これがその正体だった。
これらのお金が今、新興国に向かっている。日本がG2(アメリカ、中国)に右往左往している間に世界経済の様相が大きく変わっている、という本である。一読を。
お金の流れが変わった! (PHP新書) | |
大前 研一 | |
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