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資格マニアの徒然草ブログ~人生は八合目からが面白い

このブログは、すでにアメーバブログに移行していますが、9月まで並行して更新していきます。今年は百名山完登が目標です。

フィンテックと中小企業

2016年11月18日 | 診断士活動(実務従事他)
決済インフラ入門
クリエーター情報なし
東洋経済新報社

 中小企業大学校の虎の門セミナー、今回で3回連続聴講している。今回は「フィンテックと中小企業」、最近フィンテックという言葉をよく聞くが、内容がわからないため勉強に来たものだ。

  

 講師は、宿輪先生、上記の書籍を書かれている。銀行マンから大学の先生になった方だ。冒頭、予定にはない「トランポノミクス」の話。旬なのだろう。経済にプラス面のキーワードは、法人税減税、経済成長4%、インフラ投資1兆ドル、マイナス面は、財政悪化、金利上昇、ドル高、反グローバルなどだ。しかし、公約通りやるかまだ分からない。

 フィンテックとは、金融ファイナンスと技術テクノロジーの合成語だ。フィンテックの分野としては金融サービス、付加価値サービス、仮想通貨だそうだ。有名なものにペイパルがある。そうかあれがフィンテックか。

 直接我々に関係するのは、決済が再来年には24時間制になるという。そんなに必要もないと思うがまあ・・それにDesaiサービスと言って、売掛金も電子化されると、この債権を担保に融資ができるようになるそうだ。これはかなり大きい。

 最後は時間があったため、何人もの質問に答えていた。会場の質問は、質問者だけでなく、全員が聞いていていて、そのやり取りが、かなり参考になる。そんな意味で多くの質問に答えると参加者の満足度は高いだろう。

 話は違うが、私が現役時代に最も多くの質問に答えたのは、1時間近くだ。中国上海で日中ガス技術セミナーのときだ。一通り講義を終えた後の質問タイム、一人が二つも三つも質問する。順番がもう回ってこないと思って質問が長い。通訳を介していたが、合計1時間近く質疑応答に費やした。

 ガス工場の白い霧の写真を見せられて、これは何だ、というが、私の専門ではないため、すぐはわからない、時間をくれ、と日本に電話して聞いた。やがて日本の担当者が捕まって、内容がわかり、会場で解答した。あとの懇親会であれは良かったと評価を戴いた。

 そんなことで、質疑応答は、セミナーの重要な時間なのである。

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メールを使わない業種

2016年10月31日 | 診断士活動(実務従事他)

 中小企業診断士をやっていると、普段の行動も診断士風に見てしまう。先日こんなことがあった。金沢の老人ホームに入っている母が病院に入院した。私は埼玉県在住だ。従って金沢まで行って、入退院の手続きなどを病院と老人ホームとで何度もやり取りをした。金沢には都合2か月で4回も出かけた。

 そこで気が付いたことがある。この業界の方は、メールを全く使わないのだ。これではその相手が勤務時間で、しかも空いている時しか連絡できない。私はいらいらしてメールは使えないの?携帯は持ってないの?と聞くと、持ってるけど、もぐもぐ、という感じで要領を得ない。どうやら仕事でメールを使ったことがないようだ。

 このやりとり、私のサラリーマン時代なら、1980年代がこんな感じだった。今は電車の中でもかなりのやり取りができるようになっている。老人が主な相手だから、ニーズが少ないのかなあ。でも親族や製薬会社、出入りの業者など潜在的なニーズはかなりあると思うが。よその世界の人間から見ると、正直遅れているように見える。

 医療・介護の世界は、人手不足、しかも給料が低く、離職率が高い。生産性の向上、設備投資、人材育成こそがこの業界の課題、これをやると生産性が向上し、給料が増えるようになる。どうしようもないねえ。相談があれば業務処理方法、改善したいなあ。

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診断士秋大会に参加

2016年10月17日 | 診断士活動(実務従事他)

 土曜、IoT検定の後は、東京診断士会の秋大会。たくさん行事をやるが、私の関係は、研究会紹介。東京協会の研究会は全部で50以上あるが、この日はそのうち20ほどの研究会が、会場の新人診断士にパワポで3分のプレゼンをする。私も3番目に、人財開発研究会の紹介をする。

 この日はほかのプレゼンを最後まで聞いていたが、面白い研究会が目白押しだ。人材関係では、組織開発や、キャリアアップ、それ以外の分野では、コンテンツ研究会という、アニメなどの研究会、経学クラブという四書五経を研究する研究会など、ユニークな研究会がある。診断士って、面白い人材が多いね。

    20ほどの研究会がプレゼン

 これが終わって、ブースごとに研究会を紹介する。高校大学の部活の勧誘のようだ。そして、研究会開催時に見学をお願いする。見学後、気に入ったら入会し、活動に入る、というものだ。私は診断士になってもう十数年になるが、この研究会活動こそが、人脈を作り、知識を磨く、診断士のエネルギーの原点だと思っている。

 毎回20名ほど名刺をもらうが、今回はどのくらい集まったかな。しかし、この戴く名刺、皆診断士の名刺だ。勤め先の名刺はほとんどない。皆、合格したら名刺を作るようだ、気持ちはわかるがね。ほんとは、勤務先に名刺に中小企業診断士とはいるのが一番なんだが。

   人財研の幹事と応援メンバー

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社員力でつくるビジネス動画

2016年09月28日 | 診断士活動(実務従事他)

   中小企業大学校の「社員力でつくるビジネス動画」講座を聴講した。このセミナーは主に中小企業さんが対象だ。もちろん私のような中小企業を支援する者もOKだ。

 テレビ局の元プロデューサーさんによる動画の作り方についての講座である。いまはもうスマホで動画が撮れる。そしていろいろな企業さんが社員たちで動画を作っている。リクルート用の動画や社員教育の動画などだ。

 そして効果も出ている。ある銀行系のIT企業さんでは、会社説明会で社員作成の動画を見せたら、応募者が3倍になったそうだ。そうか、入社2,3年目の社員が、リクリート用に作るのはいいアイディアだ。

 


 一本作るのに約3か月、二本目からは周りも理解してくれてスムーズに進むそうだ。そして若手に任せること。若手はユーチューブの編集などすぐに理解する。外注化する手もある。一本20~30万円なら外注化したほうが安いようだ。

 講師の方の会社はこちらで、動画講座をやっているそうだ。興味のある方はどうぞ。

 

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マミートラック~理論政策研修から

2016年08月18日 | 診断士活動(実務従事他)
「育休世代」のジレンマ 女性活用はなぜ失敗するのか? (光文社新書)
クリエーター情報なし
光文社

 一昨日、診断士の理論研修の講師をやったと書いた。私の執筆したものではないが、同じ研究会のS先生が書かれた「女性活躍」の講演の練習を何度も練習したため、女性活躍もだいぶ詳しくなった。本日はその中から一つの話題を。

 まず女性活躍の海外比較。ジェンダーギャップ指数というのがある。ダボス会議で作られた指標で男性と女性の格差の指標だ。男女の格差解消が世界経済の発展につながるとして各種の指標を使って比較している。2015年で日本は何と101位、管理職の女性比率はアラブ諸国と同じ水準だそうだ。こりゃまずい。

 そして女性活躍のためには、①法令の均等待遇を満たす、出産育児両立支援制度、②さらに両立しやすく働きやすくする取り組み、③真の女性活躍に向けた取り組み の3つのステップが必要としている。①②はともかく、③までやらないと真の女性活躍とは言えない。

 講義では「マミートラック」という言葉を紹介した。マミーはお母さん、トラックはレールだ。直訳すると、「お母さんのレール」。「出産後の女性社員の配属される職域が限定されたり、昇進・昇格にはあまり縁のないキャリアコースに固定されたりすること。」という意味だそうだ。これは写真の新書、育休世代のジレンマ、女性活用はなぜ失敗するのか?に掲載されている。 

 女性活躍と言うが、仕事が確保され、両立が支援できるるだけでは、真の女性活躍とは言えない。真の女性活躍を表す指標の一つは、企業における「女性管理職比率」である。この女性活躍比率は、大企業では4%程度、中小企業で7%、小規模企業で10%弱、平均で6.6%である。(両立支援制度が整っている大企業の方が女性管理職比率は少ないのだ!)安倍政権の一億総活躍社会の政策では、これを2020年度に30%に上げるべく、政策を展開している。 

 その一つが今年施行された「女性活躍推進法」だ。これは従業員301人以上の企業が対象だが、自社の女性活躍状況を把握し、課題を分析し、公表するようになっている。またこの作業が簡単にできるように、行動計画策定支援ツールも用意されている。また、取り組みが優良な企業は「えるぼし」マークが認定されている。」4月現在46社だ。このうち中小企業も3社含まれている。

 という訳で、女性の活躍に向けた取り組み、この研修を通じて、だいぶ詳しくなったね。

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人財開発研究会は、理論研修のリハーサル

2016年05月17日 | 診断士活動(実務従事他)
そうだったんだ! 中小企業経営 ~社長の経営戦略がまるごとわかる本~
クリエーター情報なし
三恵社

 昨日の人財開発研究会は、理論研修の講師のリハーサル。この内容、ちょっと説明が必要だ。中小企業診断士は、資格を取った後も、5年に一度更新制度がある。30日間の企業診断と5回の理論研修の受講だ。この理論研修は、幾つかの団体が開催している。診断士はその中から選べばよい。私は3団体のものを毎年変えて受講している。

 そのうちの最大の開催数を誇る団体が中小企業診断協会だ。その診断協会から、理論研修の講師をうちの研究会でやってくれないかと、打診があった。内容は、女性と高齢者の活躍、現在の中小企業が悩む採用、そして診断士が実施した事例、この4つを入れてほしいというニーズだ。ということで、研究会のメンバーを募ったところ私を含めて3名に決定。各々分担して原稿を作成した。それを昨日リハーサル発表をした、ということだ。

 まだ、先がある。我が研究会の分担分は1回2時間半。講師は1回2名で、3人の原稿を回すため、発表内容を共有化しておく必要がある。このため、昨日はレコーダーに録音して、パワポのメモにテープ起こしをする。これで誰でもが発表できるようになる。さらに質問に備えてQ&A集を作成する。こんな形で進めている。

 発表の第1回は7月7日、それから8月、10月、11月、1月合計5回だ。理論研修の講師なんて、めったにないチャンスである。3人のチームワークを発揮して頑張るぞ!

  研修資料の表紙

  研修資料:女性の活躍

  研修資料:診断事例

 

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元婦人警官の占い師にお会いする

2015年12月17日 | 診断士活動(実務従事他)

 名古屋ビジネスフォーラムでお会いした方第3弾。「占い師」の方。林ひかる先生と言って、岡崎の母、ファンクラブもある。前職は何と婦人警察官、現在は不動産業も営んでいる。ウチを建てるときは、方角を見て、とて自己紹介されていた。

 街で見かけることはあるが、私は、占い師の方と話したのはこれが初めてだ。占いにも資格はあって、ネットではタロットや風水セラピストなどが出てくる。しかし占い師になるには、特に資格は必要はない。彼女が資格をお持ちかもわからない。でもかなり人気のある方のようだ。

  

 林先生のHPを見ると、占いといっても沢山の種類があるようだ。姓名判断、四柱推命、手相、タロット、水晶占い、気学などだ。また、林先生には、ファンクラブもあって、ファンクラブ通信も発行しています。

 興味のある方は、どうぞ。ただし愛知県は岡崎在住ですから、ちと遠い。なお私、昨年、手相検定というのを受験しましたが、占いは???という感じです。現役時代は、一応技術者だったもので。

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小規模事業者新卒の離職率は3年目で57%

2015年06月24日 | 診断士活動(実務従事他)

 昨日は東京診断士会の2015年版中小企業白書セミナー。中小企業庁の白書を執筆された方が、白書の概要を説明してくれる。今回は中小企業白書と小規模企業白書の二本立て。どちらも法定白書だ、中小企業白書は今回で51年目、一方小規模企業白書は今年が初めて。

 平成26年度の動向、消費税の影響、イノベーション、販路開拓、人材の採用、地域との関係、小規模事業白書では、我々のようなフリーランスの働き方までが網羅されている。

 気になったグラフを一つ。人材の定着・育成のところで、中小企業の新卒・中途採用別の3年目の離職率が載っていた。これによると、従業員20名以下(サービス業等は5名以下)の小規模事業の離職率は、なんと56.8%!二人に一人以上辞めている。これじゃあ、人材なんて育成はできない。(一番下が新卒の小規模企業、オレンジ色が離職率)

 

 課題としては、「指導育成を行う能力のある人材の不足が顕著」だと。要は教えられる人材がいないということだ。人材不足の上、指導者が不足。対策として合同研修会などが挙げられてはいるが、こりゃ何とかしないと。

 

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診断士会中央カンファレンス

2015年05月24日 | 診断士活動(実務従事他)

 昨日は、東京診断士会中央支部のカンファレンス。総会と新入会員の歓迎会などをまとめて実施するものだ。中小企業診断士資格を取得すると、その後どんな活動をしたらいいのか、資格の継続のためにはどうしたらいいのか、独立を目指す方は今からどうしらいいのか、などにきちんと答えてくれる。こんな国家試験は、あんまりないんじゃなかろうか。

 

 初めは、中央支部総会、私の属している中央支部は1,500人が所属している日本最大の診断士支部である。私が入会した時は、1,000人だったからもう1.5倍になっている。その後、支部研究会やマスターコースの紹介。この時間帯になると、同時に、診断士のキャリアカウンセリング、診断ポイント獲得法、名物診断士を囲む会、レゴで自分発見ワークショップ、と並行して開催される。そして、研究会・マスターコース紹介が終わると、勧誘活動。私は現在活動している、プロ講師養成講座を応援する。右は私。左がコースリーダー。

 

 最後は、懇親会、狭い会場に300人以上が集合して、名刺交換だの、昔一緒だった診断士などと情報交換。懇親会終了まで、盛り上がっていた。私は、この回は3年ぶりだが、結構盛り上がる。中小企業診断士を目指してる方、取得すれば、こんな楽しい活動が待ってますよ!

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昨日は恒例のスプリングフォーラム

2015年04月19日 | 診断士活動(実務従事他)

 昨日は、毎年恒例の東京中小企業診断士会主催の新入会員歓迎スプリングフォーラムだった。いつもながら大変な人だ。午前中は、研究会の活動紹介。私も人財開発研究会のプレゼンテーションを行う。3分半で研究会を紹介した。

 

 

 午後は、各ブースに分かれて研究会の紹介。人財開発研究会も新人の入会を勧誘する。高校や大学の部活の勧誘のようなものだ。写真は同じ研究会のメンバー。そして自分も新しい研究会を探す。興味を持ったのは、組織開発研究会にスポーツビジネス研究会、どちらも最近できた研究会だ。そのうち見学に行ってみよう。

 

 終わって、時間が少し余ったため、近代美術館の片岡球子展へ。その絵は海から富士山はじめ山へ、戦国武将や浮世絵画家、さらに裸婦へと、対象は変わって来ている。そして何といっても長生きだ。享年は103歳。独特のタッチ、すごい画家だ。

 

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町工場の娘

2015年03月26日 | 診断士活動(実務従事他)
町工場の娘
諏訪 貴子
日経BP社

 先日の建設業経営者セミナーで講演を聞いた方の著書である。大田区の町工場の娘として生まれ、先代が突然亡くなってから社長に就任し、10年間、挌闘の物語である。

  就任して3年間でジリ貧から脱出した。1年目は意識改革、2年目はチャレンジ、3年目は維持・継続・発展、そしてこれが終わってからは人材の育成だ。どこの会社にもあるようなパターンである。

 また、この方、経営学を学んだ訳ではないし、MBAを取ったわけでもない。しかし、業務の改善等は中小企業にでも実に参考になることをやっている。PDCS、5S、クロスファンクショナルチーム、大阪弁の日、提案制度、QC発表会、、新入社員との交換日記、旅行会、スポーツクラブの結成などだ。

  創業者は、「カリスマ」で、従業員を引っ張ることができる。しかし、二代目はそうはいかない。何か、それは「合理性」だという。二代目は原理原則を大事にして、とことん考えて、合理的に判断するしかない、会社の経営でも,私の好きな「SWOT分析」をよく使ったそうだ。

 SWOT分析とは、S会社の強み、W会社の弱み、O会社の機会、T会社の脅威を紙のカードに書き出し、これを整理する。すると、会社のこれからの進むべき方向が見えてくる。著者がSWOTを作って、取引先の方に聞くと、外から見た見方が不足していると言われた。その結果、自社の強みは、「対応力」だと知った。対応力とは、急ぎの注文にも対応でき、一緒になって考えてくれることだ。これこそ中小企業の機動力である。

 このため新しい生産管理システムを導入した。現場でカスタマイズも図って、自分達で導入したと思えるようになったという。システム導入の苦労も書かれている。現場の反発もだ。この辺は私も昔、同じことをやっていたため、よくわかる。そうか、あの苦労をしたのかと。

  この本、中小企業の生き方に示唆を与えてくれる。私にとってもこれからの診断に役に立つ内容であった。また引き出しが一つ増えたようだ。

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ガ・スマートセミナーへ

2015年02月22日 | 診断士活動(実務従事他)

 

 金曜日は、ガスエネルギー新聞の開催するガ・スマート営業セミナーへ。サブタイトルは、「エネルギー自由化時代に勝つ!ガス会社の新しいビジネスモデル」である。

 基調講演の後、日高都市ガス㈱様の便利屋、ベンリー、ヤマダ電機のコスモスベリーズ様の電器店、小田原ガス㈱様のほうとくエネルギー㈱の設立など地域との連携の取組み、最後は塩釜ガス㈱様のケーブルTV会社である。いずれもガス会社の新規事業だ。

 一番感心したのは、ベンリー。お年寄りが多くなり、家内労働力が落ちている。電球の取り替えなど、いままで自分でやってきたのができなくなっている。また、ガス会社はお客様宅の訪問など慣れている。ここに商機を見出し、何でも屋をやっている例だ。この話を聞いてフランチャイズになる会社も出てくるんじゃなかろうか。

 コスモスベリーズ、ヤマダ電機のグループ会社だ。家電の売り上げは買い替え需要もあり安定している。しかし、街の電器店はどんどん減っている。その分家電量販店が吸収している。コスモスベリーズでは、燃料店などが、カタログ販売するものだ。しかしどうしても現物を見たいお客様には、ヤマダ電機のテックランドがショールームになる。在庫もヤマダ電機と同じだ。つまり燃料店にが在庫は不要である。こちらはボランタリーチェーンと言って、緩い結びつきのため、加入料も安い。

 終わって、懇親会。15名ほどの方と名刺交換。中に私のブログをご覧になっている方がいた。そのKガスのYさんとツーショット。こういう方とお会いするのは楽しいものだ。

 

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建設業経営者研修に参加

2015年02月16日 | 診断士活動(実務従事他)
町工場の娘
諏訪 貴子
日経BP社

 先週は、建設業振興基金の建設業経営者研修に参加した。参加者は80名、珍しく席次も決まっている。講演が3題とパネルディスカッション、この後は懇親会。

 最初の講演は、法政大学の坂本先生の「なぜこの会社に人財が集まるのか」。先生の講演は、二三度、聴いたことがある。「日本で一番大切にしたい会社」シリーズの先生だ。先生に懸ると給料が安いから、業界が忙しいから、従業員が集まらないなんてウソだ。人材に投資すれば必ず集まる、という。経営理念に感じて、応募者は殺到するという。何よりも千社以上もの中小企業を訪問しているから、実例が沢山出てくる。日本の会社で人材投資額は、平均1.5万円/人・年、人材が集まる会社は、例外なく多い。15万円/人・年の投資だ。

 二番目は、日経コンストラクションの編集長。予定していた記者の方が、急きょダメになったためピンチヒッターだと。そのダメになった方の講演を聞きたかったのだが。その方は、「人材危機、建設業から沈む日本」という本を書いた方だ。私もその本を先日読み、いろいろ聞いてみたかったんだが・・

 三番目は、大田区の町工場の若い女性社長。この会社は、金属を磨く会社。1ミクロンの違いは、機械ではわからず、人間の手が一番だという。そして外国では、まだ誰も真似ができない、典型的な高い技術を持つ、町工場だ。先代が亡くなって、急きょ2代目社長になり、会社を建て直したのが、ストーリーとなっている。

 以前、民主党時代、野田総理が訪問したこともあるそうだ。この方も本を書いている。写真の本だ。私の気づきは、新入社員と社長の交換日記。新人が育って、交換日記を辞めた後でも、振り返りのため、社員は日記をつけているそうだ。  

 懇親会では、地方から来ている方が多いせいか、お帰りになる方も多く、教授はお帰りになり、女性社長は人気があり、他の方ともあまり名刺交換はできなかった。残念。

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カメルーンの5S

2014年12月18日 | 診断士活動(実務従事他)
元JICA専門家 中小企業診断士 298日間の海外支援奮闘記
クリエーター情報なし
同友館

 この本は、昨年私も参加した「ビジネス出版アカデミー」の受講生の著書である。昨日、その忘年会があったので、これを機会にこの本を紹介する。もちろんこの本の著者にも再会した。

 彼は海外支援を主な活動としている。パラグアイやアフリカの支援をしているが、この本では主にカメルーンでのものだ。沢山コンテンツがあるが、そのうち5Sの実験を紹介する。

 5Sとは工場などの改善活動で使うあれだ。整理、整頓、清掃、清潔、躾の頭文字をとったものだ。以前、工場の診断をしたときに、盛んに5Sの提案をしたが、結構効き目のある活動のようだ。

 5S活動の意味を知ってもらうために、著者は、カメルーンである実験をしたそうである。5つの箱を用意して、それぞれ赤、黄、銀のキャンディーが入っている箱3つと、空箱2個を用意する。これらの箱の中から、キャンディー取り出して見つける実験だ。そして探し出す時間を測定する。

 そして、時間短縮アイディアを出し、それを実行して、再度時間を測定する。これで、その効果を実感してもらう、こんな実験だ。これで、改善を知らないカメルーンの人たちにも5Sの有効性を実感してもらったそうだ。なるほど。

 ほかに、ペーパーで高い建物を協同して作る作業、心の見える化のための感謝の輪、等の内容が出てくる。診断士資格を取って、海外支援したい方、おすすめの書籍です。ついでながら、このアカデミー出身者の書籍、単著の2冊目は、私の予定です。

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組織開発とは

2014年09月29日 | 診断士活動(実務従事他)
組織開発ハンドブック―組織を健全かつ強固にする4つの視点
クリエーター情報なし
東洋経済新報社

 
 土曜日は、中小企業診断士の理論研修。年に一度のペースで受講しないと、資格が更新できない。この理論研修は、以前は、中小企業診断協会だけが実施していたが、現在は、中小企業診断協会に加えて、経営教育総合研究所と、あきない総研が実施している。

 今回は、受講したことのない、あきない総研を受講した。場所は、六本木1丁目、テーマは、いつもの中小企業白書の解説と、「ODのスキルを学ぶ」。ODとは、「組織開発」ともいう。ちょっと興味があったため、受講した。初めは、ODの理論、ちょっと難しい。コンテントとプロセスの違いが重要だ。コンテントとは、会議でいうと、議事録そのものになる。一方、プロセスとは、多くは、議事録に書かれない、議論の経過のようなものだ。自由闊達に議論した結果が議事録なのか、誰かが一方的に決めたものが議事録なのか、議事録そのものは同じだが、プロセスが違うと、その組織のレベルは全く違うことになる。このプロセンスを発展させるのが、組織開発だ。

 事例を聞くとよく分かった。ある中小企業で、社員に丁寧にヒアリングして、アンケートを取って、組織の課題をまとめて、プレゼンし、その結果をもとにワールドカフェを実施する。そして組織を改善する。ただし、ヒアリングの際は、コーチングやカウンセリングの時と同じように、コンサルタントは、直接のアドバイスはしない。こうなんですね、と状況を確認するまでだ。この程度なら、私も管理者研修や、その結果の改善提案で報告している。私でも十分できるという、感触を持つ。

 これから、組織開発を自分の商材として扱えるように、学習していこう。とりあえずは、写真の書籍を一読してみよう。中小企業診断士として一つ、世界が広がった一昨日であった。
  
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