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資格マニアの徒然草ブログ~人生は八合目からが面白い

このブログは、すでにアメーバブログに移行していますが、9月まで並行して更新していきます。今年は百名山完登が目標です。

東京商工会議所の事業継続計画

2013年03月20日 | 土木施工管理技士資格とその活用
 月曜日に東京商工会議所でBCPシンポジウムがあった。事業継続管理者の准主任管理者を受講した関係で、お誘いのメールが来たため、出席。皇居前の東京商工会議所ホールにて。200人の席に500人の申し込みがあったそうだ。中小企業の経営者が対象だ。
     
 
 冒頭、事業継続管理機構の細坪事務局長から基調講演。事務局長が盛んに言っていたのは、BCPは防災とは違う、というここと。准主任管理者の研修でもよく言っていたことである。しかし、聴衆に理解できたかどうか。

 次は、東商モデルの第1号のイッツコミュニケーション株の講演。さらに気仙沼のケーブルテレビ会社の被災から復旧まで。そして青森県の試験状況と来て、最後はパネルディスカッション。私は途中で退席した。退席中、テレビ東京のワルドビジネスサテライトが取材。一応答えたが、月曜夜の番組では、別のコンサルタントがしゃべっていた。残念!!

 それと同封物に、「東京商工会議所のBCP策定ガイド」があた。内容を見たが、これはよくできている。使えそうだ。機会があったらコンサルで使ってみよう。

  
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事業継続准主任管理者試験を受験!!

2013年02月25日 | 土木施工管理技士資格とその活用
   

日曜日に、事業継続准主任管理者試験を受験した。これは企業内でBCPを推進する担当のための資格だ。今年2つ目の資格試験である。

 准主任、主任とも火・水曜日に講習を受け、主任は木、金、土とワークショップを受講していたようだ。そして日曜日に准主任、主任が一緒に受験。受験者は、准主任が8名、主任が3名。試験時間は准主任が2時間半の長丁場である。

 准主任は、四択問題が75問。よくわからなかったものが10問ほど、残りは大丈夫だろう。そして記述式がまず10問。1問2行ほどの記述式だ。自分の経験も含めて何とか記述。

 最後の2問は、A4サイズ1ページに書いていく。第1問は確か、熱心でない経営者と従業員にどのようにしてBC(事業継続)をレベルアップして行くか、BC担当者の仕事を述べよ・・もう1問は経営者のレビューでBC担当がレビューすべきことは・・正確ではないが、このような問題だった。これも何とか書いて、一番先に退席。

 うん、何とか合格してるだろうという予感。なんせ受験料が5万円だからねえ。土曜日は、復習して落ちないようにしたんだから。これで2月の受験は終了。次は3月17日(日)お寺検定だ。
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事業継続准主任管理者研修第2日

2013年02月21日 | 土木施工管理技士資格とその活用
   

 昨日は、事業継続准主任管理者研修の第2日。午前中から午後の途中まで講義。前日からの続きの講義は、非常時の対応計画、維持管理・訓練計画、教育訓練、点検・是正措置、経営者によるレビュー、文書の作成で、前日の戦略からブレイクダウンしたものである。

 前日講義の質問をする。推進機構のBCPでは、ビジネスインパクト分析とリスク分析を両方するが、中小企業BCP運用指針ではこのよう決めはない。どっちが標準的か?と。答えは、世界的には推進機構の方が標準だそうだ。

 リスク分析から考えると、特定の事業が事業継続できなくなると、その設備や工場を早く復旧するということになる。しかし、事業継続の観点から考えると、顧客が離れてしまっては仕方がないから、いつ顧客が離れるかという観点で考える。従って、設備や工場復旧をするということより、OEMや製造委託、又はその事業は廃業、はてはM&Aという結論になる。

 顧客からは、注文を受け、製造を委託し、出荷だけをこちらからする。なるほど。このパターンは東日本大震災で、いくつも発生してきたパターンだそうだ。これが戦略である。

 午後のグループ討議。大手メーカーの方とコンサル会社の方でとでディスカッションをする。この後准主任管理者試験に合格したとして決意表明をして終了。

 日曜日の試験時間は、2時間半もある。不合格になる人もいるらしい。受験料は5万円もするから落ちたら大変だ。土曜日は受験学習をしよう。

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事業継続准主任管理者研修第1日

2013年02月20日 | 土木施工管理技士資格とその活用
    

 標記の研修を受けた。この資格はBCPのコンサルを行える資格である。研修2日間と日曜日の試験で15万円と相当高価である。しかし、その内容は相応の価値のあるものだった。

 終日講義であるが、一つ例を挙げよう。BCPの構築時には、リスク分析とBIA(ビジネスインパクト分析)を実施する。その違いについて説明があった。

 リスク分析は必ずある想定をする。そしてその想定に対して、対策がどうなるかを考える。これだとどうしても想定外が出てしまう。これが防災対策である。主に総務部門などからの発想だそうだ。

 これに対して、BIAは原因は問わず、ある事業がどれだけ停止してもよいか考える。考えるとは、顧客が離れていくまでの期間を推定することだ。これなら想定外ということは起きえない。これがBC(事業継続)というものだ。これは経営分析などの企画部門などからの発想だそうだ。

 このリスク分析と、BIAを両方実施して、対策などを検討し、「目標復旧期間」を設定する。そしてたいていの企業は目標に届かないため、「望ましい目標復旧期間」を定める。このギャップはその企業の持つリスクとして捉え、なくべく短くする努力を継続的にしていくというもの。

 米国流で、実に合理的である。ほかに、なるほど、と思える講義が続いた。やはり一流の講義は高いが価値がある。明日も続きます。

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事業継続准主任管理者試験に申込み

2013年01月16日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 事業継続推進機構の、事業継続准主任管理者試験を申し込んだ。講座は2日間終日の講座を受講し、日曜日に試験がある。内容はBCPを本格的に支援するために十分な内容だ。

スケジュールは以下の通り。(事業継続推進機構のHPより)

1日目 2013年2月19日(火):
   0.オリエンテーション
   1.事業継続とは
   2.事業継続を取り巻く環境
   3.事業継続マネジメントの全体像
   4.現状認識と方針決定
   5.ビジネスインパクト分析
   6.リスク分析
   7.対策の検討と事業継続戦略の決定

2日目 2013年2日20日(水):
   8.対策実施計画の作成及び対策の実施
   9.非常時の対応計画の作成
  10.維持改善計画の作成
  11.教育・訓練
  12.点検及び是正措置
  13.経営者による見直し(レビュー)と改善
  14.事業継続に関わる文書群の構成
  15.事業継続准主任管理者への期待

 そしてこの価格はなんと15万円である。ちと高いが、専門家として生きていく上ではしょうがないだろう、と思い申し込む。講座で一層レベルアップできることを期待する。

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防災士の生島ヒロシ氏

2012年11月06日 | 土木施工管理技士資格とその活用
 昨日は、内閣府の主催、九段下で「津波防災の日講演会」に出席した。講演は、

 1)稲むらの火の語り、和歌山県広川町の語り部さん、この物語は、戦前の小学校の読本に載ったことがある。読本の抜粋が配布された。小泉八雲は「生き神様」というタイトルで物語にしている。ただ実話は、ちょっと違うようだ。現地に「稲むらの火の館」の記念館がある。

 2)津波災害の学術的研究の立場から 東大大学院の目黒教授、この方の講演は、以前防災士の養成研修のとき聴いたことがあるが、で難しいことをやさしく言い、とても面白い。

 3)津波対策に関する新しい技術 清水建設の方とモンベルグループの方の発表。特に面白かったのは、モンベルグループの方、普段使う座布団をいじると、ライフジャケットになる。商品名を「浮クッション」というそうだ。そういえば、津波の来る地区に住む人の対策の一番は、ライフジャケットだろう。またこのライフジャケット、脚が浮くそうだ。子供用で3千円ちょっと、すでに1万個配布さてたそうだ。

 4)最後はフリーアナウンサーの生島ヒロシ氏、彼は防災士である。気仙沼の出身で身内に行方不明になった方もいる。話があちこちに飛ぶが、和田アキ子さんが毎月百万円を震災に寄付している、10年続けるそうだ。ほんとだとすると、10年で1億円以上になる、すごい。最後のナレーションで、生島さんは感極まって泣き出して、終了。いい講演会だった。
      

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東京裁判の法廷

2012年09月29日 | 土木施工管理技士資格とその活用
 防災の齋藤塾で市ヶ谷の防衛省を見学した。見ものは市ヶ谷記念館の大講堂。あの東京裁判の法廷である。(写真は講堂内部)

裁判官席、被告席、通訳席、報道席が紹介され、ゾクゾクする。講堂はVTR設備と展示品が飾られている。当日は、硫黄島の栗林中将の遺品、山本五十六の書などがある。建物は旧庁舎から移設された。(写真は、移設された建物)

ほかに広報室などを見学、東日本大震災の活動も紹介された。齋藤塾は防災を考える会だが、塾長の繋がりだろうか、いろいろな見学会をやってくれる活動である。(写真は防衛省の正門)
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BCAO普及啓発セミナー

2012年09月19日 | 土木施工管理技士資格とその活用
 BCAOとは、事業継続推進機構の略。BCPを推進する法人である。私はここの資格「事業継続管理者」を持っているため、時々お声がかかる。内容はBC(事業継続)の動向、標準テキストの改訂、パネルディスカッションだ。メンバーのうち、理事長は講演の後退席し、会社へ。

 今、会社では日中関係のBCPを検討しているそうだ。なるほどそういえば、最悪のことを考えると、事業継続の世界では危機である。今、結構BCPを検討している企業も多かろう。

 というわけで、思わぬ展開、日中関係など私のような中小企業診断士には関係ないと思っていたが。早く収まることを祈念!
 
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BCP研は「BCP入門コース」の解説

2012年09月09日 | 土木施工管理技士資格とその活用
ITで実現する 震災・省電力BCP完全ガイド (日経BPムック)
クリエーター情報なし
日経BP社


 木曜日のBCP/CSR研は中小企業BCP運用指針に小規模事業者用の「入門コース」ができたため、Y会員による、この内容の紹介。

 中小企業庁のBCP運用指針は私も使ったことがあるが、初級でも内容が濃く、使いこなすのが難しい。そこで小規模事業者向けの入門コースが新しく策定されたものだ。基本方針や重要商品の検討、被害状況の確認などすでにかなりの部分が書き込まれているので、残りの部分を埋めるだけでOKだ。

 Y会員が実際に、小規模事業者であるIT企業を相手に、ヒアリングして作成したら、約1時間でできたそうだ。簡単すぎるのでは、との意見も出たが。そういえば、こんなに簡単なら、中小企業診断士が支援するほどのことはない。すなわちお金にならないのでは・・さてどうするか・・
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防災士の防災対策

2012年09月01日 | 土木施工管理技士資格とその活用
 先日の首都圏地震対策セミナーに出席して、ウチの地震対策を思い出した。以前、「防災士」の資格取得講習の時、講師の大学の先生から教わったことだ。

 一般の人が地震対策で対策すべきことは建物の耐震化、そして家具などの転倒防止。準備すべき工具はバール、ペンチなど。非常食などは、避難所にたどりつけば何とかなる。地震で飢え死にした人はいないそうだ、なるほど。 

 さっそく私の事務所兼自分の部屋の家具の転倒防止を点検。皆さま、一度点検してみたらいかがですか。ホームセンターの防災コーナーは年々進歩して、新しいモノが売られています。本日、9月1日は防災の日。(写真はネジを使わない転倒防止治具)
  
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代替拠点は300km離れたところ

2012年08月29日 | 土木施工管理技士資格とその活用
 BCPの事業継続管理者という資格を私は持っている。この団体主催で毎年「首都圏危機管理セミナー」が開催される。昨日は終日そのセミナー、今年は「想定外への挑戦、首都圏M9」というテーマであった。首都圏の地震ではM9は想定外の大きさである。これに対応できるか考えようというもの。

 午前の発表は、日本・タイ間の「お互い様ネットワーク」や「中小企業で儲かる事業継続を実践してる企業の例」などの発表の後、午後は恒例のパネルディスカッション。

 新潟県の泉田知事も登壇。泉田知事は「BCPの最大のターゲットはビジネスの信用を守ること」と言う。ガスの復旧には移動式ガス発生設備というのがあって、どこにつけるかが難しい、また、中越沖では、水道ガスの復旧は、一般需要家より、工場復旧を優先した。再開が遅れて顧客を失った工場が新潟県から移転して、県民の雇用喪失を心配したそうだ。この判断は難しいが、行政は住民を説得すべしと。

 事務局の米国人の話。コンピュータなどのバックアップで代替拠点を考える必要があるが、米国ではどうしているかの問いに、今は300キロ離れたところを選ぶ。これはハリケーンカトリーナの大きさという。以前は原爆が落とされても大丈夫な距離で考えられてきたという。ムム、アメリカらしい・・
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建設業のBCPが普及するぞ

2012年08月05日 | 土木施工管理技士資格とその活用
 ISO認証と同じようなしくみがBCPにも登場してきた。金曜日の診断士建設業経営研究会は「建設業のBCP」、神奈川県在住の若手診断士K氏の発表である。

 国土交通省関東地方整備局では、地震などの災害発生時に緊急に道路や港湾の保全を行うため、BCPを作成した建設会社を優遇する。具体的には、総合評価時に加点して受注しやすくする。このためには、中小企業などは、診断士が建設会社をサポートして、BCPを作成し、国土交通省の認定を受けることが必要になる。

 建設関係の診断士にとっては、ビジネスチャンスである。事業継続力認定の申請に向け準備書や認定のルールなど詳細に決まっている。一昨年から始まった制度で、すでに約200社が認定を受けている。

 私の得意分野でもある。企業時代にはいやというほどやってきたやつだ。このビジネス、やってみようかな。

どんな会社でも必ず役立つ あなたが作るやさしいBCP 第2版
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日刊工業新聞社

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放射線取扱主任者

2012年07月24日 | 土木施工管理技士資格とその活用
隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ
クリエーター情報なし
創史社


YOU-TUBEを見ていたら、原子力反対の学者、小出裕章氏の「隠される原子力」という講演ビデオを見つけ、1時間半ほどの長い講演を観た。

チェルノブイリ事故のその後、電力会社の経営の構造、原子炉立地審査指針の話など。一度、氏の書籍を読んでみたいと思っていたが、これで十分だ。しかし、これを見ると、毎週行われている官邸のデモに参加したくなる人も多くなるだろう。ここで気になった点をひとつ。「総括原価主義」

 総括原価=経費+利潤 となっている。その利潤とは、利潤=レートベース×報酬率 で、レートベースは、レートベース=固定資産+建設中資産+核燃料資産+繰延資産+運転資本+特定投資 となり、つまり、電力会社が核燃料を持てば持つほど、利潤は大きくなることを示している。こりゃ、原子力をやりたくなるはずだ。

 もう一つ、講演の中で放射線取扱主任者の話が出た。病院のレントゲン室などに掲示されているあの資格だ。資格マニアとしては挑戦したくなる。ネットで調べると、一番簡単に取れる第3種は講習で取れるが、2日講習で、なんと10万円だ。2日くらいで何で10万円も取るのか。講習の内容は、放射線の概要、放射線の人体に与える影響、安全管理、測定だ。

 10万円じゃ、趣味としては高すぎる。あきらめた・・

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六本木ヒルズ見学

2012年06月08日 | 土木施工管理技士資格とその活用
 昨日は齋藤塾で、六本木ヒルズの見学であった。六本木ヒルズは街つくりの段階で、災害時にも帰宅困難者を受け入れるように設計している。


見学では、まず36Fの見学ルームで説明を聞いた後、冷暖房施設と、ガスタービンを見学。六本木ヒルズの電気はほとんどが「都市ガス」、バックアップで東京電力を使っている。また防災倉庫も見せていただいた。36Fには、東京都とニューヨークと上海の模型がある。東京は長さ/幅とも20mほどの馬鹿でかい模型だ。写真です。大きいでしょ。


この見学、都市ガスの見学にもいい場所だ。震災後、真っ先に東京都の猪瀬副知事なども見えたそうだ。
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福島原発独立検証委員会

2012年05月17日 | 土木施工管理技士資格とその活用
福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書
クリエーター情報なし
ディスカヴァー・トゥエンティワン


 先日東北旅行に行った帰りに寄った盛岡駅の書店に置いてあったものだ。さすが東北は地震関係の書籍が関東と比べて多い。この本は先頃話題になった原発事故の独立検証委員会の報告書である。

 政府と国会で別々に検証を進めているが、この委員会はそれとも別の純然たる民間で検証したものだ。ただし東京電力の協力が得られないため、その部分は抜けている。

 400ページに及ぶ厚い本だ。結構読むのに時間がかかった。エネルギー産業に働くものとして共通的なこともチラホラある。

 私の感じたポイントは、以下の5点である。

 (1)菅総理の初動措置、初めは全くの空回り、邪魔にさえなっていた。官邸には図面も通信機器もスピーディなどのシステムもない。ないない尽くしの官邸から現場の細かなことを指示してはならない。現場から見るとおかしな指示になる。しかし菅総理がトップと役割を果たしたのは、3月15日に東京電力本社へ乗り込んだ時、東電の対応を変えるターニングポイントになった、と委員会は評価している。

 (2)菅総理が、海水を入れて冷却していて危険ではないかとの質問に、その怒鳴る勢いで、斑目委員長があり得ないことではないと答える。ほんとは問題ないのに怒鳴り声でそのような答え方をしたため、海水をストップすることになってしまった。これは指揮官におびえて間違って判断になってしまった、時折あるKY、空気の問題だ。

 (3)海水注入の判断。官邸の指示を受けて、東電では海水注入を中止した、と思っていたら、現場の吉田所長は、継続していた。この種のおかしな指示とそれへの現場の対応は私も経験したことがあるが、吉田所長は黙って継続していた。報告書は一部に英雄視する向きもあるが、万一それが重要なことなら、日本国民全体に影響する話で、現場の所長レベルの判断ではない、と厳しく評価している。

 (4)そして原発関係者の訓練、関係者は対応できるのもを選んで想定して訓練を行っていた。対応できないものは想定していなかった。だから想定外なのだった。ありそうな話である。

 (5)最後にテロ対策、外国はテロ対策が必ず入るが、日本ではあまり考えない。原発再稼働の検証でもテロ対策はどうなってるんだろうか。しかしオウムのような者が原発にサリンをまくとしばらくは誰も何もできなくなってしまう。大丈夫なんだろうか。

 この後、政府や国会の報告も出される。比較検討してみよう。

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