「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

鎌倉投信の結い2101 / 竹宮惠子先生の吾妻鏡

2012-02-05 00:00:50 | あちこち見て歩く
日経225が40,000円を突破しそうに思えたのが平成元年の暮れだ。今は平成24年で、日経225は10,000円を遥か下回っている。この四半世紀近く、日本株の代表的インデックスに投資しても誰もがほとんど損をして来たわけだ。資産運用会社のファンド・マネジャーと称する人々のほとんどが、自分や株式アナリスト達の分析を駆使して投資しても、下がり続けのインデックスにすら長期的には勝てずもっとひどいパフォーマンスしか出せていないので、素人が儲けるなんて無理というものだ。たまには当たることもあろうが、それはただのまぐれというものであって、ずっと投資をやっていれば儲けよりも損の方が大きかったはずである。



全く違う観点の投資。独特な感性というか、市場の雑音を排して自分が思う「いい会社」に投資をしようとする人々による「ヘンな欲を感じさせない投資」に参加してみたいと考えた。

鎌倉投信の結い2101。購入手数料なんてなし。信託報酬が年率1.05%。それがすべてである。直販のみで販売会社も使わない。




昔も今も鎌倉は常に独特なモノを生む。その個性により鎌倉人の街への愛着は強くなり、人口が20万人に満たない小さな街の個性のさらなる発展という好循環が生まれたりもする。

我が家の茶々之介君、玄関前廊下を疾走して流鏑馬を猛練習中。毎日トリャ!ッと狭いスペースを走りぬけている。次の流鏑馬では八幡宮を疾走したいらしい。



さて、販売会社がないことで投資家にとってのコストは安くなるが、証券会社や銀行が売ってくれるわけではないため売れ行きは鈍く、間もなく運用開始から2年になるのに結いの残高は10億円を超えたばかり。



10億円 × 1.05% というrevenueでどうやって投信会社を切り盛り出来るのか? 多少なりともわかる人が見たら「そんなの無理」と思うことだろう。実際何度も増資が行われている。しかし着実な努力が実り、徐々に残高が伸び始めてもいる。

少額だけ投資してみた。真面目な会社である。対面で説明会を頻繁に開いている。売るためのセミナーではなく、運用内容について投資家に説明を尽くす説明会である。



社長の鎌田氏はとても爽やかな方だ。最近テレビに出ることも多いので、ご覧になったことのある方も多いことだろう。彼の著書も昨年出ている。鎌倉投信がどういう会社でどういうことをやろうとしているかは、これを読めばよくわかる。そのポートフォリオは独特だ。日本の多くの投信会社とは、まったく別の行き方である。我が道を行く鎌倉投信。



私は2年前、結い2101が運用開始になる直前に、鎌倉投信本社(下の画像2枚は当時のもの)を訪ねた。鎌田社長は庭の落葉の掃除中であった。こういう投信会社がたくさん出来て、そこに皆が投資するようになればいい。



これが正面入口である。ちょっと見、投信会社とは思えない風情。住所は鎌倉市雪ノ下。鶴岡八幡宮の東、金沢みちを二階堂、浄明寺方面に向かって岐れ道交差点の近くに本社がある。鎌倉市七里ガ浜に住む私のお金が、同市雪ノ下にある新しくも古風な投信会社に行きつき、そこから日本のやる気のある会社の株式に投資されるわけだ。



こちらは設定以後、私が投資をした日までの結い2101のパフォーマンス。流動性のない銘柄も多いし、残高の小さいファンドだから出来ているという面もあろうが、TOPIX(東証株価指数)と比較すれば、結いのそれは立派な成績であると言える。ただし鎌倉投信自身が、インデックスを意識した運用をしているようには思えないけれど。トラッキング・エラーなんてどうでもいいのだろう。


【資料:Morningstar】

結い2101に投資するのは簡単だ。鎌倉投信のホームページから資料請求を行い、後日届く口座開設申込書を書きこんで郵送し、さらにその後送られて来る口座開設のお知らせにある指示のとおりに送金すれば、すぐに投資出来る。
http://www.kamakuraim.jp/



鎌倉つながりで吾妻鏡のお勉強。
普通なら、こういうのを読むのだろうけれど・・・



私が買ったのは、竹宮惠子先生がお書きになった吾妻鏡である。上中下、全部で3巻だ。



竹宮先生をご存じない方はWikipediaで調べて欲しい。そこに「鎌倉市在住」と書いてあるはずだ。同じ鎌倉市民のよしみで、先生の作品はすべて読破した!・・・というのはウソで、私がすでに読んだのは「地球へ・・・」だけ。吾妻鏡で2回目の購入である。鎌倉駅東口前の松林堂は常時竹宮先生の吾妻鏡を揃えている。



中はこんな感じ。



竹宮先生のHPにはワンコの写真集もあり、なぜか我が家の茶々之介も登場する。
http://tra-pro.com/BD/
コメント (4)
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