世界の構図が今よりもっと簡単で、スケールの大きな指導者がいた時代。
この人も面白かった。いや、この人に限らずそもそも英国議会はユーモアたっぷりだ。労働党の政策をちゃかし、所得格差の変化について論じる保守党党首マーガレット・サッチャー首相。彼女は彼女の政権下「以前の労働党政権下より、あらゆる階層が豊かになった」と論じる。「所得格差を小さくしようとする社会主義的政策のもとでは、貧困層はより貧困になっただけ」と。Youtubeの後半2分過ぎ、所得のギャップの動きを説明する彼女の手ぶりにご注目。敵味方双方爆笑しながらそれを拝聴し、議長は「Order!」と叫ぶ。彼女は演説がいつも立派だった。彼女の後ろ、向かって右手に見えるのは彼女の後継者となるメージャー。
以前もここで紹介したが、この人の演説を集めたCDがある。なんと3枚組みだ。
ほら! CDでしょ。
CDジャケットの裏には、懐かしい写真がある。こちらもまた人柄で愛されたレーガン大統領。ユーモアに溢れた振る舞いと「人たらし的」な天性のワザで、彼は思想的には反対の人からも好かれた。中身はともかく、どうも世の中、見た目に明らかなネアカとユーモアはその反対の性格より少なくとも得をするようだ。内心どう思ってたかは知らないが、この二人の仲は悪くはなかった。本当に懐かしい時代だ。私も歳をとったなぁ。
同時代のとても有名な画像。お妃候補として名前が出て、パパラッチに追いかけられ始め、気が強そうな顔をカメラに向けながら歩道を走り抜ける、後のダイアナ妃。この頃から亡くなるまで、ずっとパパラッチに追いかけられ続けた人だ。後ろに見えるのは、この画像で有名になったインド料理店で、その後この写真を大事そうに飾っていた。今もあるのかなぁ。
もっと古いが、まったく有名でない画像。幼少時、クリスマス・シーズンの私。
サッチャー・フリークの皆さま(そんな人、いるのか?)、この音楽を聴いてステップを踏みましょう。繰り返されるリズムに乗せて、彼女の演説を編集したものだ。Maggie's Last Paty♪ 発売当時少しヒットした。立派な演説は編集すると、ますますリズムに乗る。言語の違いもあるが、作文棒読みが多い我が国の演説では編集してもリズムに乗せるのは困難・・・いや、ここまで編集するなら、それも可能か。
上記CDにも入ってますよ。
The bass goes on♪・・・
10 Downing Street。首相官邸だ。前世紀からずっと世界で最も有名な扉であっただろうが、とても簡素で小さい。「これが官邸か?」というほどの狭さ。一般に建築は権力を映すけれど、ここではなんとも抑えられたトーンである。
ほとんど孫のような現首相に迎えられ、再びここへ。
この人も面白かった。いや、この人に限らずそもそも英国議会はユーモアたっぷりだ。労働党の政策をちゃかし、所得格差の変化について論じる保守党党首マーガレット・サッチャー首相。彼女は彼女の政権下「以前の労働党政権下より、あらゆる階層が豊かになった」と論じる。「所得格差を小さくしようとする社会主義的政策のもとでは、貧困層はより貧困になっただけ」と。Youtubeの後半2分過ぎ、所得のギャップの動きを説明する彼女の手ぶりにご注目。敵味方双方爆笑しながらそれを拝聴し、議長は「Order!」と叫ぶ。彼女は演説がいつも立派だった。彼女の後ろ、向かって右手に見えるのは彼女の後継者となるメージャー。
以前もここで紹介したが、この人の演説を集めたCDがある。なんと3枚組みだ。
ほら! CDでしょ。
CDジャケットの裏には、懐かしい写真がある。こちらもまた人柄で愛されたレーガン大統領。ユーモアに溢れた振る舞いと「人たらし的」な天性のワザで、彼は思想的には反対の人からも好かれた。中身はともかく、どうも世の中、見た目に明らかなネアカとユーモアはその反対の性格より少なくとも得をするようだ。内心どう思ってたかは知らないが、この二人の仲は悪くはなかった。本当に懐かしい時代だ。私も歳をとったなぁ。
同時代のとても有名な画像。お妃候補として名前が出て、パパラッチに追いかけられ始め、気が強そうな顔をカメラに向けながら歩道を走り抜ける、後のダイアナ妃。この頃から亡くなるまで、ずっとパパラッチに追いかけられ続けた人だ。後ろに見えるのは、この画像で有名になったインド料理店で、その後この写真を大事そうに飾っていた。今もあるのかなぁ。
もっと古いが、まったく有名でない画像。幼少時、クリスマス・シーズンの私。
サッチャー・フリークの皆さま(そんな人、いるのか?)、この音楽を聴いてステップを踏みましょう。繰り返されるリズムに乗せて、彼女の演説を編集したものだ。Maggie's Last Paty♪ 発売当時少しヒットした。立派な演説は編集すると、ますますリズムに乗る。言語の違いもあるが、作文棒読みが多い我が国の演説では編集してもリズムに乗せるのは困難・・・いや、ここまで編集するなら、それも可能か。
上記CDにも入ってますよ。
The bass goes on♪・・・
10 Downing Street。首相官邸だ。前世紀からずっと世界で最も有名な扉であっただろうが、とても簡素で小さい。「これが官邸か?」というほどの狭さ。一般に建築は権力を映すけれど、ここではなんとも抑えられたトーンである。
ほとんど孫のような現首相に迎えられ、再びここへ。