宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

「日本共産党新綱領」― ”多くの若い世代に読んでいただき、ご一緒に日本と世界の未来を考えたい”

2020年01月22日 | 第28回党大会関係

 日本共産党は第28回大会で、現在の中国の見方を2008年以来の中国の実態を分析、検討して綱領上の規定を改定しました。

 中国の動向は、日本にとっても大きな政治的、外交的、経済的、科学的・文化的課題であり、また、日常的にも国民生活に直結してる課題です。

 その中国をどう見るのか、どう向き合うのか。日本共産党にも厳しく、真剣に問われている重大な課題です。

 今回の大会で、志位委員長は「綱領の一部改定案の報告」で次のように述べました。

「今回の判断は、自主独立の党としてのたたかいの歴史的経験と蓄積を踏まえたものであるということを、勇気と理性をもってこのたたかいにとりくんだ先輩の同志たちへの敬意を込めて、報告しておきたいと思います」

「この一部改定案は、日本共産党に対する誤解・偏見をとりのぞくうえで大きな力を発揮するでしょう。中国の党は、『社会主義』『共産党』を名乗っていますが、その大国主義・覇権主義、人権侵害の行動は、『社会主義』とは無縁であり、『共産党』の名に値しません」

 この判断は、私たちの世代にとって、歴史的経験を踏まえた、「歴史的判断」だと思っています。私は1963年に入党しました。その直後からの、旧ソ連の「部分核停」問題をめぐって開始された日本共産党に対する干渉、分裂攻撃。そして、1966年の中国共産党毛沢東派が発動した「文化大革命」による日本共産党への干渉、分裂攻撃が遅いかかり、中央の一部幹部がこれらに同調し、混乱が拡大されました。

 入党してまもない私たちは、中央が精力的に発表する論文を無我夢中で学習し、党活動や労働運動などに生かしました。そうしたなかで、中国共産党とは、32年間も断絶状態が続きました。その過程でソ連共産党は1991年に解散、ソ連邦は解体という事態を体験しました。

  まだ20代で、理論的、思想的に十分な経験も知識もない状況でしたが、いま振り返ってみて思いだされるのは、「綱領」への確信、とりわけ、自主独立路線の道だったと思っています。

 日本共産党は、戦後、公然と活動する条件を得ましたが、1961年の綱領を確定するまでに16年要しました。この間に「50年問題」という党の最大の危機も経験しました。

 戦前の党の活動、戦後のこうした時期を乗り越えて、「61年綱領」を創り上げた先輩のみなさんの勇気と知性、努力が今回の「綱領の改定」に実を結んだといっていいのではないでしょうか。

 その「綱領」が、中国問題を解決し、いよいよ「発達した資本主義国での社会変革の運動の最前線に立つ」活動に立ち向かう上で大きな力を与えてくれることは間違いないでしょう。そして、何よりも若い世代の最良の指針となると確信しています。 

 


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