宮応かつゆきの日本改革ブログ

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「中国ー709事件から5年、人権状況さらに悪化 ”文化大革命のような雰囲気”だ」

2020年07月11日 | 科学的社会主義の目で中国を考える

 中国では、「政権転覆などを取り締まる国家安全法が、2015年7月1日に施行され、同月7月9日から数カ月にわたり人権派弁護士や活動家ら数百人を拘束した「709事件」から9日で5年になりました」(「いんぶん赤旗」10日付)

【709事件】

「2015年7月9日に中国の著名な女性人権派弁護士の王宇氏が当局に拘束されたことを手始めに、中国各地で人権派弁護士や活動家ら少なくとも321人が国家政権転覆罪などで拘束された事件」

「しんぶん赤旗10日付、記事より」

「『709事件』で当局に拘束・逮捕され、国家政権転覆罪で懲役4年半の実刑判決を受けていた人権派弁護士の王全しょう(王ヘンに章)氏は今年4月に刑期を終えて、家族のもとに戻りました。王氏は外国メディアなどの取材に、拘束中に殴られて自白を強要されたものの、拒否し続けたことを明らかにしています」

「今年に入り、習近平指導部の新型コロナウイルス対応を批判した人たちを拘束する例が相次いでいます。香港メディアによると、中国指導部を批判していた清華大学の許章潤教授が6日、北京で警察に拘束されました。四川省買春したというのが理由ですが、知人らは『ありえない』と否定しています」

「許教授は2月にインターネット上で論文を公表、政府の新型コロナ対応について、中国人民の権利の制限などが『社会の早期警戒メカニズムを弱らせ、失わせた』と批判。5月にも論文を発表し、指導部の政治的責任の徹底追及などを訴えていました」

「4月には、企業家の任志強氏が、重大な規律違反の疑いで中国共産党北京市規律検査委員会の調査を受けているとの発表がありました。任氏も3月末にネットで論文を発表し、習主席が新型コロナ対策を、『偉大な成果だ』と自画自賛したことを強く非難しました」

著名な人権活動家の許志永氏も2月、新型コロナでの当局の隠蔽などを批判し、習主席の『退位』を促す文章を発表。2月に拘束され、6月20日に正式に逮捕されまそた」

 阿古智子東京大学教授 ー「『文化大革命』のような雰囲気が広がっている」

「中国社会や市民運動を研究している東京大学の阿古智子教授は本紙に『709事件から5年たち、中国の人権状況は悪化している。社会の安定を重視し、当局は自分たちの倫理で、法を道具にして、批判を抑え込んでいる。口封じが機能し、中国社会に当局を批判できない『文化大革命』のような雰囲気が広がっているようだ』と指摘しました」

 


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