「朝日」1月29日付に掲載された「CBRNエリアサポート中隊」は、米国テキサス州ヒューストンの陸軍予備役の第340中隊です。以下、赤旗記者の佐藤つよし氏からの連絡を紹介させていただきます。
「(同)部隊は昨年12月に厚木基地に到着。本格的に訓練が始まったのが2月5日。同月3日に在日米陸軍のヴィエト・オルン少将が厚木基地で部隊の指揮官と対面」
「訓練のためだけにきたとは考えられないので、展開期間は今年10月ぐらいまでで、その間の訓練場所として9月まで厚木基地を利用するということではないか」
「(米軍の)野戦教範の内容では、地域支援中隊(Area Support Company)の任務は、化学・生物・放射性物質・核の偵察・探知・除染で、配置されるのが空港や港湾、活動地域も戦闘地域の深部や近接地域ではなく、後方地域で、おそらく、前線から引き揚げてきた部隊の検疫や除染をするのが任務ではないか」
現在、厚木基地の訓練予定地には、各種車両が搬入されています。そのなかに、ハンビーが数台確認されています。イラク戦争で都市の戦闘などで使われた戦闘車両です。こうした車両が、化学戦、生物戦、核に関連する戦闘に参加した部隊の除染作業を行う、ということでしょうか。その際に使われる除染剤はどのようなものか、その処理水等はどう扱われるのか。いくつもの説明が求められ事態となっています。こうした危険な訓練の中止、部隊の撤収を強く求めていきたいと思います。