この間、「憲法と綱領」を語り合う毎日が続いています。この活動を通して、「憲法と綱領」が響き合う関係にあることを実感しています。安倍首相、自民党などが「憲法改正」を公然と掲げて、国民に挑んいます。当面の最大の政治選である参議院選挙の大争点にする事も鮮明にしています。しかし、自民党や改憲勢力の改憲案などには致命的な弱点があることが明らかになってきているのではないでしょうか。
改憲勢力は、「戦争」や「軍隊」を語るが、核兵器廃絶、平和、対話・外交を語れなせん。天皇元首化は語るが、国民主権、基本的人権を語れません。靖国神社参拝を行うが、戦前の日本の侵略戦争や、植民地支配の反省を語ろうとしません。さらに、「主権回復の式典」を行いながら、対米従属国家の根幹である日米軍事同盟の廃棄を語れません。
会議や「つどい」、駅頭などで憲法と日本共産党を語っていますが、新しい経験、発見の連続です。例えば、リンカーンの奴隷制度廃止のたたかいとアメリカ憲法の修正(第13条)、ドイツの憲法改正の歴史と内容―こうした改正は、憲法改正手続きの改悪によるもではないことなどです。そして、改憲勢力が日本を戦争ができる国にすることは、アメリカと共同した「核兵器の使用、核戦争」も辞さない、人類への犯罪に加担することであることも強く指摘されなければならないことではないでしょうか。その対極に憲法と日本共産党の綱領があります。