人口減少出口戦略５

外国人技能実習生の問題はテレビ、新聞などでも出ていますが、良質な交流は双方にプラスをもたらすと考えます。
〈有能な技能実習生を迎えるために〉
・議会録によるとむつ市の外国人技能実習生は4社35人プラス漁業4人。
・これを20年後の目標として交流人口600人(１%)、定住人口300人(0,5%)、市民の海外起業10人でどうかと考える
・因みに産業構造の似ている北海道の同規模石狩市、恵庭市は既に定住人口0,5%である
・外国人技能実習生数値は青森県38位で全国下位であるが、逆にのびしろは期待出来る
・トラブルの少ない有能な技能実習生を迎え入れるため派遣会社の状況を良く知っておく必要がある
・派遣会社の日本語や日本文化、風習及び基本技能を訓練教育するスタッフが不足している
・日本人(地域の若者)が直接教育する事が最良のチェック機能となる。ここにビジネス交流のチャンスがある
日本は11月に外国人技能実習生の法改正をし、ベトナムは公的機関から優良送り出し機関の推薦リストが出されました。

人口減少出口戦略４

ベトナム人労働者急増の記事を見ると民間市場では既にベトナム活用可能性に気が付いている感じもします。
〈外国人技能実習生の派遣分野〉
・海外交流は「技能実習生」「訪日観光」「海外ビジネス交流」の３点で攻める
・技能実習生の派遣分野は青森の農業漁業をメインに農協、漁協、水産加工及び介護関係などが考えられる
・むつ市の農業は「イチゴ」「ブドウ」「キウイ」「ニンニク」の集中栽培に期待しているが、キウイを除いて青森にノウハウは既に有るので加工や商品開発に同時に取り組める
・子供の興味や若者が取り組み易い「スイーツ３兄妹」。乳製品、アルコールとも絡む。キウイとニンニクは動物食害考慮。
・黒ニンニクはベトナムでも日本技術で作り始めており、農業関係は技能実習としての技術移転が望める
・むつ市の漁業は「ホタテ」「ナマコ」「タラ」に期待しているが、ホタテとナマコは海外輸出を見据えることが出来る。タラはベトナム人の好きな「鍋料理」でイケるかも。
出口戦略のポイントは人材と地場産業と輸出と技術移転が回転する事です。

人口減少出口戦略３

私が叫べるのはこの部分だけです。
〈ベトナム交流を提唱〉
・海外交流は政治、治安のリスクが少なく、日本とも利害関係が一致し、双方がウィンウィンとなる国との交流が望ましい。私は親日国で経済成長著しいベトナムとの交流を提唱している
・国内で限られたパイを奪い合うのはもはや得策ではないと考える。その意味から他地域と競いあった多額の移住補助や過度の優遇制度は行く行くは限界が来るのではないか
・地域の若者は東京などより海外へ向けてチャレンジ精神を発揮する方がグローバル化社会に適合した生き方として魅力が有るのではないか
・例えば青森の新聞記事では、元銀行マンでハノイの日本料理店を営んでいる方、フエで日本語を教えている方などを紹介していた
・また先日ホーチミンで青森フードフェアも開かれ、青森企業のベトナム進出意欲も見られてきた

人口減少出口戦略２

偶然、地方紙一面に外国人労働者の記事が出ていました。
〈地方のスキルを上げる方法〉
・人口減少は自然減(出生率)と社会減(県外流出)がある
・社会減は政策次第で変わり得るが、自然減の対応は極めて困難である
・自然減の対策は現有の婚姻率や出生率に踏み込む必要があり、包括的な対策が必要
・外から若者を移住させる対策は雇用や財源や待遇に限度がある
・結局、自ら地方のスキルを上げる政策を継続するしかない。つまり得意産業を更に磨き、人材育成に厚みを持たせる事に尽きる
・一つの方法として増加する外国人技能実習生を町の産業の活性化に活用し、その先の海外交流を地域の武器として、そこに若者の雇用、ビジネス起業に展開するようなアイデアや工夫に知恵を絞る考え方がある
ちょっと違うかも知れませんが、五所川原農林高の戦略が少し参考になります