i氏の海外生活体験記

<part1>ジャカルタ滞在記 <part2>ベトナム滞在記 <part3>ネパール滞在記
<part4>しもきた

旅行需要拡大のコンサルタント

2015-02-18 08:34:33 | 一般
2/17河北新WEB報で伝えておりました。

-外国人旅行客の誘致へ ネット積極活用提言-

 東日本大震災後、低迷が続く東北への外国人旅行客の誘致策を考える講演会が16日、仙台市青葉区の江陽グランドホテルであった。情報・通信技術を使った旅行需要拡大のコンサルタント事業に取り組む「百戦錬磨」(仙台市)の上山康博社長が講師を務めた。

 上山氏は「観光資源を磨いて情報発信するだけでは不十分。2025年には全世界で50億人の利用が見込まれるインターネットの活用が重要だ」と強調。仙台独自の旅行サイト構築や予約サイトの積極利用を提案した。
 震災後、日本を訪れる外国人観光客は増加しているが、東北は震災前の6割にとどまっている。
 講演会は仙台商工会議所文化観光部会の新春懇談会の一環。110人が参加した。

-引用終わり-

「ネット活用が重要だ」と言っていますね。確かに外国人が情報入手する殆どはネット経由です。特に旅行サイトの口コミの意見は良く見ているようです。現地においても無料WiFiの提供や外国語の情報案内は議論の余地がありません。

昨年、我が国は訪日外国人客1,000万人を超え鼻息が荒い訳ですが、少し内容を分析してみる必要がありそうです。例えば政府統計によると青森県の訪日客のトップは韓国人で23%、台湾人22%、アメリカ人15%、中国人12%と続きます。北日本で韓国人がトップの県は他に秋田県だけです。全国的にも中国人、台湾人がトップを占めています。また北海道は台湾人、中国人、韓国人に続き香港、タイがランクインしています。この違いにヒントがありそうです。2020年東京オリンピックまでの戦略が描けるかどうかですね。

また私の推奨するベトナム人の訪日客の動向に面白いデータを見つけました。以下2014年のアジアの伸び率です。

(観光アジア)
・中国:98.5%
・フィリピン:89.9%
・マレーシア:55.5%
・インド:49.9%
・韓国:43.5%
・ベトナム:39.7%

(ビジネスアジア)
・ベトナム:37.3%
・イスラエル:29.9%
・フィリピン:24.5%
・中国:15.4%
・韓国:4.0%

訪日客総数では26.8%の伸び率なので、観光とビジネスの両方で平均を上回っているのはベトナムだけです。この数値が重要なのです。つまりベトナム人は日本へは単なる観光ブームだけで来ているのではなく、ビジネス交流を求めているのが分かるのです。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 下北のみらい | トップ | 玄関先のキクの花 »
最新の画像もっと見る