i氏の海外生活体験記

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風間浦の怒りと落胆

2012-10-04 05:05:20 | 大間原発の中間貯蔵化
10/3朝日新聞青森版が伝えておりました。

-風間浦村 唐突な再開宣言に怒りと落胆-

 風間浦村が、大間原発の唐突な「建設再開宣言」にショックを受けている。原発事故時の避難道建設に道筋がつくことを再開条件に掲げた村だったが、再開にあたり、電源開発からは何の打診も無し。「愚弄(ぐ・ろう)している」と村議は怒り、村長は「まさかこんなに急とは…」と肩を落とす。

 「我々が言うことを聞かせる力をつけなければダメだ」「議会が一丸となっていかねば」

 電源開発の北村雅良社長が村議会の原発対策委員会を訪ねた1日、委員会後の役場二階の会議室で、8人の村議が意見を闘わせていた。今後、避難道建設に道筋をつけるための相談だ。

 東日本大震災で、村内外を結ぶ唯一の道、国道279号が、大津波警報で通行止めになった。原発事故で陸の孤島になりかねないことを想起させる事態だった。昨年末、飯田浩一村長は、原発事故の避難道建設が確約されない限り、工事再開のゴーサインは「出せない」と表明した。

 道路建設は、電源開発ではなく、国や県などの仕事。村側は、電源開発に国や県への働きかけを望んでいる。県は今春、道路建設に1千万円を予算計上し、調査を進めているが、まだ、「工事の具体像は見えていない」と村議らは口をそろえる。

 そんな中で、電源開発の工事再開宣言は唐突で一方的だった。村議会の蛸島(たこ・しま)敏春議長によると、電源開発からの連絡は9月27日。北村雅良社長が建設再開を説明するので、10月1日に議会の原発対策委員会を招集するよう、求めた。

 委員会の前日、蛸島議長は取材に怒りをぶちまけた。「避難道建設に道筋がつかなければダメ、というスタンスは変えていないのに、再開話が降ってきた。電源開発は余りに配慮が無く、住民を愚弄している」

 結局、委員会での北村社長の発言は「工事を再開いたします」という一方的な宣言で、再開の打診ではなかった。北村社長は1日夕の会見で、「村側に状況説明をそれを繰り返すなかで(再開に)一定の理解を得たと判断した」と説明。「(表明の場となる)委員会開催を段取りしてもらったので、今回の判断については理解を得たと思っている」とも付け加えた。

 委員会後、飯田村長は、報道陣の取材に「再開を容認したわけではない。議会と相談し、対応を考える」と語った。「電源開発は強い意思で再開をしようとしている。それを止めるのは、我々のような小さい村には言えるものではない」と無力感もにじませた。

 村議の1人は言う。「寄付金や交付金などをもらい続けてきた。今は電源開発に文句を言えるような立場ではないが、避難道実現に知恵を絞らなくては」
(長野剛)

-引用終わり-

風間浦も知恵を絞りたい、と言っているので、「大間原発の中間貯蔵への変更」のプランを提案しました。

むつ市政策提案は不採択になりましたので、暫くは他の地域に注力しようかと考えています。
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