12/6東奥日報が伝えておりました。
-本県の地熱発電開発へ支援-
東京電力福島第1原発事故を契機に注目を浴びる再生可能エネルギー。独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は今年9月、同エネルギーのうち最も安定的な供給が見込まれる地熱発電の開発部門を新設、民間支援に力を入れている。本年度は本県の1件を含む国内8件の地熱発電の開発調査事業に助成金を交付することを決定。担当者は、温泉資源が豊富なのにまだ地熱発電所がない、本県での今後の開発に期待を寄せている。
(中略)
同機構の根井寿規理事(元東北経済産業局長)は取材に対し、「機構の補助金などで地熱発電の開発を最大限進めたい。青森は県全体のポテンシャルが高く期待している」と語った。ほかに県内で有望な地域として八甲田や下北半島を挙げ、開発に向けては地元自治体や地域住民の理解と協力が必要-とも話した。
-引用終わり-
きっと来年こそは下北の地熱開発も実を結ぶことを信じております。
【追加参考】(各地域地熱状況)
・岩手県八幡平市:岩手地熱が7,000kw2016年運転開始。将来5万kwまで拡大も系統問題で7,000kwから。アセス不要で4年短縮。
・八幡平市は安比も検討。
・秋田県湯沢市:山葵沢・秋ノ宮地区で湯沢地熱4.2万kwアセス実施中。2020年の運転開始予定。
・湯沢市:小安地区で201年中の調査井掘削が準備中。木地山・下の岱地区で地表調査説明会。
・札幌市豊羽地域:2011年に掘削調査開始。
・赤井川村中心:3~5万kwの掘削調査協議。
・美瑛町:王子製紙社有林内で2012年に地表調査。
・福島県:土湯温泉で2014年150℃500kwスタート。将来1,000kwに拡大。
・新潟県十日町市:87kw出力ながら、100℃以下の温泉熱利用の国内初試験運転。
・大分県:別府市は出力3kwの実証実験。九重町で噴出量確認試験。由布市で年内70kwのバイナリー発電が稼働。
・長崎県雲仙市:2011年に噴出試験済の出力210kwの事業化調査2013年開始。
・鹿児島県指宿市:山川地熱発電所で2012年から還元熱水250kwバイナリー発電の試験開始。
・熊本県小国町:1,000kw実証実験が2013年開始、他2,000kwクラスの計画。
経産省は、地熱利用によるハウス栽培、地熱活用の勉強会や地熱発電所の見学などに対し全額を補助する30億円の補助金、地熱資源開発のために補助率3/4の地表調査、補助率1/2の掘削調査、定額補助のモニタリング調査に75億円、出資比率50%以内の探査段階での出資、坑井の掘削や発電設備設置段階での債務保証(80%まで)等に90億円等を来年の概算要求に入れました。
-本県の地熱発電開発へ支援-
東京電力福島第1原発事故を契機に注目を浴びる再生可能エネルギー。独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は今年9月、同エネルギーのうち最も安定的な供給が見込まれる地熱発電の開発部門を新設、民間支援に力を入れている。本年度は本県の1件を含む国内8件の地熱発電の開発調査事業に助成金を交付することを決定。担当者は、温泉資源が豊富なのにまだ地熱発電所がない、本県での今後の開発に期待を寄せている。
(中略)
同機構の根井寿規理事(元東北経済産業局長)は取材に対し、「機構の補助金などで地熱発電の開発を最大限進めたい。青森は県全体のポテンシャルが高く期待している」と語った。ほかに県内で有望な地域として八甲田や下北半島を挙げ、開発に向けては地元自治体や地域住民の理解と協力が必要-とも話した。
-引用終わり-
きっと来年こそは下北の地熱開発も実を結ぶことを信じております。
【追加参考】(各地域地熱状況)
・岩手県八幡平市:岩手地熱が7,000kw2016年運転開始。将来5万kwまで拡大も系統問題で7,000kwから。アセス不要で4年短縮。
・八幡平市は安比も検討。
・秋田県湯沢市:山葵沢・秋ノ宮地区で湯沢地熱4.2万kwアセス実施中。2020年の運転開始予定。
・湯沢市:小安地区で201年中の調査井掘削が準備中。木地山・下の岱地区で地表調査説明会。
・札幌市豊羽地域:2011年に掘削調査開始。
・赤井川村中心:3~5万kwの掘削調査協議。
・美瑛町:王子製紙社有林内で2012年に地表調査。
・福島県:土湯温泉で2014年150℃500kwスタート。将来1,000kwに拡大。
・新潟県十日町市:87kw出力ながら、100℃以下の温泉熱利用の国内初試験運転。
・大分県:別府市は出力3kwの実証実験。九重町で噴出量確認試験。由布市で年内70kwのバイナリー発電が稼働。
・長崎県雲仙市:2011年に噴出試験済の出力210kwの事業化調査2013年開始。
・鹿児島県指宿市:山川地熱発電所で2012年から還元熱水250kwバイナリー発電の試験開始。
・熊本県小国町:1,000kw実証実験が2013年開始、他2,000kwクラスの計画。
経産省は、地熱利用によるハウス栽培、地熱活用の勉強会や地熱発電所の見学などに対し全額を補助する30億円の補助金、地熱資源開発のために補助率3/4の地表調査、補助率1/2の掘削調査、定額補助のモニタリング調査に75億円、出資比率50%以内の探査段階での出資、坑井の掘削や発電設備設置段階での債務保証(80%まで)等に90億円等を来年の概算要求に入れました。