i氏の海外生活体験記

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タイ人の誘客戦略、山形

2015-11-28 22:17:11 | 一般
11/28日経新聞WEBで伝えておりました。

-タイ人を誘客、東北に奇跡を 山形のホテル社長が旗振り-

 東北にインバウンド(訪日客)を呼び込め――。訪日客が急増する中、東北にもタイ人の観光客を呼び込もうと、山形県酒田市のホテル社長が立ち上がった。広域ルートを作り、タイ人を満足させる旅行をつくるという挑戦だ。北海道の北端に近い地域に、タイ人の観光客を誘致した仕掛け人を助っ人に「北海道に続け」とばかりに動き出した。

 「タイの富裕層集客のための情報が不足しています。どこにどういう観光地があり次にどこに行けばいいのか」。20日夜、酒田市をタイの旅行会社「ワールドプロトラベル」のルンナパ・カンパヤ社長が東北の旅行関係者を前に熱弁を振るった。タイから訪日客を年間4000人送り込む会社だ。東北のホテルなど民間50社で立ち上げた「みちのくインバウンド推進協議会」のメンバーたちが熱心に聞き入った。

 協議会の推進役は山形県酒田市のホテルリッチ酒田の熊谷芳則社長。「東北にはインバウンドの恩恵が及んでいない。何とかしたい」。ホテルの経営コンサルタントとして招いたのが、北海道枝幸町の歌登地区にある「うたのぼりグリーンパークホテル」の元・総支配人、河野裕喜氏だった。

 札幌から300キロメートル、冬には零下30度という歌登に、タイ人観光客を呼び込むことに成功した人物だ。ホテル周辺に目を見張るような観光名所もないため、ホテル内での体験型ツアーを始めた。宿泊客に浴衣を着てもらったり、餅つきを体験してもらうなど、タイ人がイメージする「日本の祭り」を体感できるようにしたところ、リピーターを呼び込むほどの人気となり、「歌登の奇跡」と呼ばれるほどになった。

 河野氏は現在、「協議会」事務局長として、月の半分を酒田で過ごす。熊谷氏とともに、タイ人向けの東北周遊ルートづくりや旅行商品の企画などに知恵を絞っている。すでに青森、福島を除く東北4県を回った。

 熊谷氏は「4泊5日の観光ツアーを考えているが、ホテルだけ、酒田だけでは東北インバウンド観光ルートはできない」と指摘、土産物店はじめ各地の観光関連業界に呼びかけ、連帯を訴える。

 タイ旅行会社との人脈も活用。カンパヤ社長がタイのテレビ局を連れてきて東北を紹介する計画だ。いいものがいっぱいあると太鼓判を押す。

 東北の観光名所といえば山形県の山寺(立石寺)などが思い浮かぶ。ただ、松尾芭蕉ゆかりの名所であっも、なじみのないタイ人向けルートにはならない可能性もある。

 河野氏は「タイ人がイメージする観光を実現する必要がある」と強調、「地元の人々とのふれあい」が「おもてなし」になるという。このため、観光ルートを実際にタイの旅行業者らに回ってもらい、旅行客の満足につながるルートを作る。ボランティアの力も借りながら、観光客と人々の交流を作り出す考えだ。

-引用終わり-

「彼らがイメージする観光を実現する戦略」には私も同感です。

私もベトナム人の訪日観光で「青函下北魅惑の旅」と称して川内を経由するルートを提唱しています。12月にベトナムへ行きますが、彼らに好感度ランク付けを具体的に聞いてこようかと考えています。
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