i氏の海外生活体験記

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ベトナムと青森

2012-10-31 21:02:54 | ベトナム滞在記
10/31朝日新聞青森版で伝えておりました。

-【あおもりブレーン・トーク2】 (26)芦沢吉朗 ベトナム旅行で考えた-

(写真省略)ベトナムのオートバイ普及率は世界トップクラス。街は喧噪(けんそう)が絶えない=ホーチミン市

 相変わらずバックパッカーまがいの旅を続けている。今回は孫のいるニュージーランドのダニーデンに出かけてきた。

 時間だけは十分取れる年になったので、急ぐ旅ではない。ニュージーランドには12日間滞在し、帰りのホーチミン市で3泊した。ベトナムには、何と40年以上ぶりの再訪である。

 それぞれの国がそれなりの歴史を重ねているが、ベトナムの大きな変化には驚いた。以前訪れたのは、まだサイゴン市だった時である。だが、現在のホーチミン市では、米国との長い戦争の末に社会主義国家を築いたという私の認識とは、まったく違う現象が起きていた。

 オートバイの普及率は世界トップクラス。街角は一日中、にぎわっている。サイゴン大教会の広場には、純白のドレスに身を包んだ花嫁と花婿がたむろしていた。喜びに満ちた新婚カップルが20組以上。結婚式前に写真を撮る習わしがあるらしい。

 高層ビルや高速道路などのインフラ整備が急激に進み、近代国家への変貌(へん・ぼう)を着々と遂げている。日本の化粧品や家電製品、自動車など非常に多くの製品が売られ、そして使われている。新しい生活様式への志向が根づき始めている。かつて見たサイゴン川に船を浮かべてのんびり生活する光景など、もはやどこにも見あたらない。

 ただ、気になる数字がある。ベトナム経済がいくら急成長しているとはいえ、名目国内総生産(GDP)で見れば、日本はベトナムの50倍近い。1人当たりでも30倍以上の開きがある。にもかかわらず、世界観光機関(UNWTO)の統計によると、昨年の海外からの観光客は、日本が622万人、ベトナムが601万人で、大して変わらない。

 ベトナムは物価が安いので行きやすいという面は、確かにあるだろう。だが、日本を訪れる外国人は、フランスや米国、中国の10分の1程度。マレーシアやタイ、シンガポール、韓国、インドネシアをも下回る。

 外国人観光客にとって、日本はそんなに魅力がない国なのだろうか。

 海外には、まだまだ日本の魅力や情報は伝わっていない。東北や青森の魅力はなおさらである。訪れる外国人の多くは、東京や大阪、京都などに立ち寄るだけで帰っていく。うまく発信すれば、海外から青森に来る観光客は、いくらでも増える余地があるはずだ。

 ベトナムの騒がしさの中で、そんなことを考えていた。

-引用終わり-

青森とベトナムは割と便利ですよ。季節により変動ありますが、青森⇔韓国⇔ダナンで65,070円(12月)、成田⇔韓国⇔ダナンで57,600円(10月)です。

私の考えですが、観光客誘致の成否50%は戦略ではないかと感じます。例えばEPA(経済連携協定)で日本への短期VISAは免除にしたら良いと思いますよ。外国人はVISA取得が大変面倒でイヤになってしまいます。(この話はまた別途書きます)

この点、日本人はかなり優遇されていることを実感しますね。
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