i氏の海外生活体験記

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これからの公民館

2014-09-23 11:35:19 | 川内グランドデザイン
9/23東奥日報WEB社説で伝えておりました。

-地域づくりに生かそう/これからの公民館-

 文化の秋は、発表会や展覧会、イベントが多い。県内においては、公民館まつりのシーズンでもある。

 公民館とは、市町村が地域に設置している住民の学習、交流の拠点だ。戦後間もなく国が設置を奨励したことによって次々とつくられ、現在に至っている社会教育施設である。だが、時代の変化の中で課題も多い。魅力ある公民館講座を求める声がある一方、都市部には民間カルチャースクール、大学などの公開講座といった学びの場も増えた。

 これからの地域の在り方、住民の暮らしに合った公民館が必要だ。公民館を趣味、教養の講座やサークル活動の場としてだけでなく、地域づくりの拠点としてもっと生かすべきだ。

 県内には中央公民館、地区公民館、分館合わせて286の公民館がある。

 運営の状況はさまざまだ。学校近くにあって、子どもから高齢者までの幅広い年代に利用されている公民館がある。片や、一部の高齢者の利用にとどまっている館も多い。公民館が開催する講座がほとんどなく、いわば「貸し館」に終始している公民館もある。

 市町村財政も厳しい。財政効率化の観点から公民館運営に指定管理者制度を導入した市町村もある。公民館を含めたコミュニティー施設の配置見直し、統廃合方針を示した市もある。

 一方、地域の中にあって学びの場であるとともに、人と人がつながる、公民館の役割があらためて見直されている。「公民館活動が活発な地域は災害時に公民館が避難所になった際も、避難所運営が比較的うまく進んだ」という指摘があるからだ。多くの住民が公民館に日ごろから足を運ぶことが、住民同士のコミュニケーションを生む。

 今の時代、地域の絆の希薄化が指摘されている。公民館で地域の絆と住民目線の地域づくりが広く行われるよう、官民で環境を着実に整えていくべきだ。

 趣味などで交流するだけでなく、地域の課題をともに学び、考えることが大切である。例えば、安心して暮らすために防犯講座を行う。公民館を拠点に清掃ボランティア活動をする。公民館に、子育て支援サロンを設ける。地域の絆づくりのために、世代間交流イベントを開く…。実際の取り組み例もある。

 鍵となるのが公民館職員の力量と、活動の中心となる住民が人材として地域にいることだ。県教委は昨年度から2カ年事業として県公民館連絡協議会と連携し、公民館機能活性化のモデル事業を実施している。公民館職員や住民対象の研修会を実施したほか、住民と公民館職員でつくった実行委で企画した事業を公開コンペで選考、採用された事業には助成金を支給して支援している。

 公民館をどう生かすかは市町村施策に左右される部分が大きい。市町村には、地域づくりの観点からしっかりとした展望を持ってもらいたい。教育委員会と首長部局が部局の枠を超えて十分に話し合い、連携することが必要であろう。

-引用終わり-

私も勝手に策定中の「川内町グランドデザイン」の中で「小さな拠点づくり」を挙げています。現在ある施設を最大限活かそう、という意見にはおおいに賛同致します。
実際、既存施設を活かす工夫を考えるときには、地域の現状と課題、将来予測を踏まえて検討することになりましょう。

私は昨年初めて行った「公民館祭り」での熱気に感動しました。目玉として一番最後に入場券番号での抽選会がありましたが、景品の数が非常に多いのでビックリしました。また、滅多に顔を合わせる事のない知人や親せきなどからも声を掛けられたりしました。
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