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断層評価の問題か?、東通原発

2012-12-27 08:09:09 | 大間原発の中間貯蔵化
12/26東奥日報WEBが伝えておりました。

-東通原発 断層評価見直し不可避-

 東北電力東通原発の敷地内断層を調べた原子力規制委員会の調査団は26日、2回目の評価会合を都内で開いた。

 東北電力側が活断層はないと主張したが、調査団は「活断層の可能性は否定できない」と受け入れなかった。会議後の記者会見で島崎邦彦・規制委員長代理は「活断層がない前提で(再稼働を)申請しても、違うと言わざるを得ない」と述べ、東北電力が断層評価を見直さない限り再稼働を認めない意向を示した。

-引用終わり-

シロウトの意見なので間違っているかも知れませんが、とても気になっていた点があります。

規制委の調査は活断層か否かを評価しているものです。そういう意味では断層評価なのでしょうが、重要建築物の直下に無ければ法的には禁止されていないのでしょう。

つまり、活断層までの距離を耐震評価という数値計算で安全性を評価しているものと考えられます。東通原発の最大設計震度は450ガルです。震度4~5の基準です。この低すぎる想定が最大の問題ではないでしょうか。

事実、3.11の1か月後の余震であった震度5で電源が停止しディーゼル予備電源で大事故をしのいだ事がありました。これは設計通り震度4を超えたので電源がストップ作動したものと考えられます。

規制委は再稼働の判断を来年7月の新基準で確認することとしています。つまり、耐震評価の在り方も見直すのでしょう。電力事業者はその新基準を満足する対策が求められます。

気になっていた点というのは、議論が活断層か否かという事に偏り、耐震評価の内容に触れていないことです。最初から低い耐震性の原発を作った責任は追及されないのでしょうか。耐震補強工事の費用もその間の火力コスト増も電力料金上乗せになるのでしょうか。

現在450ガルに触れるマスコミはどこもありません。


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