i氏の海外生活体験記

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ロジカルに見た農業(3)

2019-01-30 00:42:32 | 川内グランドデザイン
当川内地域で「キウイを新たな農産物の柱に出来ないか」と考え、提案しています。
1.キウイで地域活性化
・地域連携型「栽培委託方式」で収量拡大(キウイの苗と剪定作業を無償サービス)
2.作業は高齢者向き
・作業時間が少なく、小口出荷も可能(作業時間はミニトマトの1/6)
3.農地の維持活用
・耕作放棄地の利活用(樹木寿命は20~25年、40年以上もざらにある)
ところが、今こんな事が市場で起きています。農業新聞です。
・現在、ニュージーランド産のキウイの在庫が潤沢にあり、2月まで残る。
・そのため、国産のピークの2月と被ってしまい、ニュージーランド産の方が良く売れている。
・今年の国産キウイは梅雨明けの干ばつや秋の台風で小玉傾向で品質も悪く生産量も13%少ない。
・ニュージーランドは日本での販売を見越して9月、10月、11月と輸出を大幅に増やした。
・例年は12月までに在庫は無くなるが、今年は2月まで残る。1月以降の販売は今年が初めての試み。
・キウイの価格はニュージーランド産89円/個、国内和歌山産99円/個。
これでは今年の国内キウイ農家はかなり厳しくなりますね。
キウイは方法によっては9ヶ月も保存できますので、ニュージーランドの収穫期が4~6月でも輸出調整が十分可能な訳です。
1ヶ月分の輸出量に匹敵する大型保管設備がニュージーランドにはあるようです。
キウイの関税6.4%もTPPで撤廃されましたので、これも大きいですね。
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