i氏の海外生活体験記

<part1>ジャカルタ滞在記 <part2>ベトナム滞在記 <part3>ネパール滞在記
<part4>しもきた

ビール1杯無料券で変わるか

2018-07-21 14:48:43 | 青森寿司日記
ベトナムのお店で私と従業員一同がちょっとした悪い雰囲気になりました。事件は2個続けておきました。先ず第一話です。欧米人らしき観光客3人が街を歩きながらご飯を食べるお店を探している様子でした。当店の前で止まり中の桜の飾りが見えたからでしょうか、店の前のメニューをパラパラとめくり始めました。この時点で50%でしょうか。その様子が店内から見えたので女性従業員に「メニューを持ってちょっと声掛けてきて」と促しました。少しして従業員が戻ってきました。「お客さんが選んでいる時に邪魔してはいけません。お客さんに自由に選ばせるべきです」つまりお客さんは従業員が何も言わず近づいたので逃げてしまったのですね。「店内に促すようにコミニュケーション取ってみれば」「私は英語が分かりませんし、欧米人は殆どメニューを見て回るだけです。それにここはベトナムです。日本ではありません」彼女は日本語検定2級なのですが、この説明にはちょっと。第二話です。すぐ後ろの大型ホテルに宿泊している韓国人のオジサンがテイクアウト注文をしに来ました。3人分の持ち帰りです。私は日本から持参したお菓子とつまみ少しをプレゼントしました。オジサンの機嫌は良さそうです。その後に嫁に小声で「ビール1本プレゼントしてみたら」と言うと「注文が多くないので赤字になります」「ホテルに戻ったら観光バスのグループ40人に、あそこの日本食レストランのサービスはvery goodだよ、と広めてくれるかも知れないよ」「いつもの馴染みのお客さんならサービスしますが、ダメです」畳みかけて女性従業員が「ここの従業員は全員あなたの言っている事は理解できません」と。私は何か昔の海外勤務のローカルエンジを思い出して部屋に引っ込みました。事の正否は兎も角、ローカルと言い争いや強い口調で話すと必ずその後ローカルとは上手く行きません。周りのローカルも同調して孤立無援になるのです。少々考えました。そこで写真の「ビール1杯無料サービス券」を作りました。この券を女性従業員にも持たせる事にしました。観光客がメニューをめくっていたらこの券を見せて「ビール1杯サービスですよ」と笑顔で言えば良いのです。裏のホテルにもPRに行く事にしました。日本からの気の利いたお土産とビール1杯無料券を持って。多分この結果が分かるのは私が帰国してからでしょうか。(追)帰国前に一番悪い結果が出てしまいました。女性従業員は本日で辞める事になりました。来て3ヶ月くらいですか。これから外国人技能実習生の日本語の先生になるのだそうです。日本語検定の資格を活かしたいのでしょう。最初からそう言う予定だったのかも知れませんが。一般にベトナムのサービス業はどこも長く定着しません。大体1年くらいかなぁ。ウチは2年とか3年の人が居ますのでそれでも長い方です。ベトナムは起業率(独立)が70%もあって高い(世界5位)ですが、他人のFacebookなどを見て夢(儲け話)に直ぐ走る傾向があります。周りの良い事に惑わされる「近視眼的傾向」と解説している文章もありますね。ま、戦争の影響も大きいと思います。因みに日本の起業率は13%ですね。対策として家族や親せきを多用するのが一般的です。ウチも嫁の弟がサブシェフをやっています。ジャニーズ系でキムタクと二宮君を足して2で割ったような結構いいヤツです。いつか写真でもアップしましょう。(再追)先ほど「歩き」から戻ってきたら、何事も無かったかのように新しい女性従業員が働いていました。
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