ベトナム検定の解説にあります。
ベトナム人の中には驚くほど警戒心の強い人がいます。 もちろん、軍人や政府関係者は秘密主義が徹底されています。
しかし、普通の人の中にもそのような傾向が見られます。革命戦争の過程で、他人への警戒マインドを植えつけられてしまったような人たちです。
つまり、フランスやアメリカとの戦争とはいえ、現実は北と南の民族同士の戦いだったからです。スパイがいても外見では見破れません。すべての人を疑うほうが間違いがない、という考えになってしまうのです。
たとえば、元兵士に戦争のことを聞くと熱心に教えてくれますが、その中身は一様に「党の正しい指導」とか「ベトナムはずっと外国の侵略に耐えてきた」など、政府見解と同じことしか言いません。はぐらかされてしまいます。
本音の話を無理に聞こうとすると「それは”ニーテ”(敏感)だから」とやんわり断られてしまいます。
ベトナム人の中には驚くほど警戒心の強い人がいます。 もちろん、軍人や政府関係者は秘密主義が徹底されています。
しかし、普通の人の中にもそのような傾向が見られます。革命戦争の過程で、他人への警戒マインドを植えつけられてしまったような人たちです。
つまり、フランスやアメリカとの戦争とはいえ、現実は北と南の民族同士の戦いだったからです。スパイがいても外見では見破れません。すべての人を疑うほうが間違いがない、という考えになってしまうのです。
たとえば、元兵士に戦争のことを聞くと熱心に教えてくれますが、その中身は一様に「党の正しい指導」とか「ベトナムはずっと外国の侵略に耐えてきた」など、政府見解と同じことしか言いません。はぐらかされてしまいます。
本音の話を無理に聞こうとすると「それは”ニーテ”(敏感)だから」とやんわり断られてしまいます。