★ 長編の作品が一段落したので、今日は短編。森村誠一さんの「鬼子母神の末裔」(光文社文庫)から「禁じられた墓標」を読んだ。
★ 「猫婆」とあだ名される女性が殺された。彼女は金貸しで、法外な高利で貸し付けるが、背に腹は代えられぬ客は後を絶たず、高額なタンス預金をしていた。
★ 犯人は早々に登場し、彼は盗んだ金で事業に成功するのだが、やがて追い詰められて自滅するというもの。
★ カギを握るのが猫。「猫婆」はその名が示す通り多くの猫をかわいがっていた。
★ エドガー・アラン・ポーの「黒猫」を思い起こした。
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