じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

横山秀夫「ペルソナの微笑」

2023-04-12 19:40:58 | Weblog

★ 黄砂が襲来しているという。気のせいか喉がカサカサして、たまにせき込む。

★ 新学期が本格的に始まった。塾としては、朝ゆっくりできるのがありがたい。さて、今日は横山秀夫さんの「第三の時効」(集英社文庫)から「ペルソナの微笑」を読んだ。

★ この短編集、秀作ぞろいで多くがドラマ化されている。「ペルソナの微笑」も放映された。

★ この連作の面白さは捜査一課内にある3つ班がしのぎを削っていること。班長の同士の対立も面白い。本作は笑わない男「朽木」率いる第1班が捜査に当たる。

★ 隣県で青酸カリを使った殺人事件が起こった。朽木は13年前の未解決事件を思い起こした。まだ8歳だった無垢な少年を「道具(実行犯)」として使用した卑劣な殺人事件だった。

★ 今回の事件はその事件と関係しているのか。朽木は部下に調査を指示する。

★ 自分を防御するために常に微笑みを浮かべる人たちが登場する。笑わない班長との対比が面白いし、ドラマでは役者の演技の見せ所だと思う。

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