じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

教育の敗北

2007-12-20 23:18:49 | 教育
★ 近隣の中学校が荒れ始めている。教師への暴行で逮捕者は出るし、先日も学校の窓ガラスが割られた。

★ 数年前までは地域でも「落ち着いた学校」として評価され、実力テストの結果も市の中で1位か2位を維持していたのに、いったい何があったのだろう。

★ 以前荒れたときは、一人の転校生が原因だった。「良い学校」として教職員もぬるま湯状態だったところに一人の荒れた生徒が転向してきた。その子に教師が振り回される中、その子と張り合ったり、その子に同調する生徒が現われてきた。

★ 多くの教師が退職や転出し、数年で荒れは収まった。

★ 今回の荒れも一部の生徒が自己顕示のためツッパっているようだ。ただそうした生徒たちを煽りこそすれ、抑止する力が生徒たちにはない。親は相変わらず「わが子大事」だし、問題のある生徒の親は、家庭自体に問題を抱えていて、どうしようもない。学校の苦労が伺える。

★ 学校の安全が叫ばれる中、この中学校では全教室に防犯ベルが設置された。しかしそれは生徒たちの格好のイタズラ道具になってしまっているようだ。誰が押すのか非常ベルが絶えないと言う。その都度授業は妨害されるし、本当に危険な時に果たして機能するかどうかも疑問だ。

★ 行政としては性善説にたって良かれと思って防犯ベルを設置したのであろうが、中学校の現状にはあっていなかったようだ。

★ 最近、ほとほと「教育の敗北」という言葉を思い浮かべる。
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