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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

センチメンタルお盆

2014-08-15 09:00:00 | 日記
今日は終戦記念日。
そして私の伯父の誕生日でもある。
そう。伯父はまさしく1945年8月15日、終戦を迎えたその日に防空壕で生まれたのだ。

つまり、祖母は戦時中、お腹に赤ちゃんを抱えながら、戦火から逃げていた。
避難の途中で、まさしく頭の上を戦闘機が通り、爆弾を落とされたことがあるが、そばにあった井戸の陰に伏せて、母子共に九死に一生を得た。
頭上を飛び回る戦闘機は、家の窓からちょっと顔を出せば、操縦している人の顔が確認できるほどだった。

B型だった祖母は、晩年まで自分はAB型だと言い張っていた。
なぜなら、戦時中、自分はAB型と書いた布を胸に縫い付けていたからだ。
皆、名前と血液型を書いた布を胸に付けなければならなかったのだ。

終戦後、徴兵されていた祖父が1人の仲間を連れて帰ってきた。
その人が里に帰る際に、祖母がおにぎりを持たせたら、泣いて感謝された。

戦争はもう2度としたらいかん。

これらは、毎年この時期になると祖母が話してくれた戦争に関する話だ。
祖母は昨年亡くなってしまった。
幼い頃から毎年毎年聞いていたこれらの話を私が忘れることはないだろうが、もう聞けないのかと思うとやはり寂しい。


「歴史は長く生きてきた人間に聞くのが1番だ。」
コンピュータの歴史について、上司から講義を受けた際に言われた一言だ。
ITという分野を生業にしながら、コンピュータの歴史など、当時の私は全く知らなかった。
知らぬがゆえに、つまずくことも多かった。
どうして上司が詳しく知る機会があったのかすら分からなかった。
そこで率直にどうやって勉強したのか質問してみた。
「簡単だよ。通ってきた道だから。」
なるほどだ。

ばあちゃんの昔話がもう聞けないなーとちょっとおセンチになっていたけれども、私にはまだまだ昔話を聞かせてくれる人がいると思うと、 その寂しさも少し和らいだ、そんなお盆である。

最後に、おじちゃんお誕生日おめでとう!

(ゆ)


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新型コンピュータ

2014-08-14 09:00:00 | 日記
ここ数年、新しいコンピュータ技術が次々と発表されているように感じる。実は世間は昔から変わらず、私の視点が変わっただけかもしれないが、少なくともこれまでの技術を発展させた新技術ではないまったく別のアプローチの物が増えてきた。
あまり真面目に見てはいないが、「量子」と「脳」の2つのキーワードはパッと思いつく。何十年も前から研究が続き、ようやくD-Wave Systems社によって商用化が始まった「量子コンピュータ D-Wave」と、つい先日IBMが発表した「脳型コンピュータチップ トゥルーノース」だ。

それぞれがどのような理論なのかは触れない。特に「量子」だなんてものを調べてみると、ただの一つも理解できる情報が出てこない。が、どちらも重要なのは「同時に複数の処理をこなす」部分だろうか。新進気鋭なこれらの技術は、ある程度用途を絞って開発されている。

「D-Wave」は現在のコンピュータ技術では答えを出すことが難しい「最適化問題」を非常に高速に処理できる。「最適化問題」とは、簡単に言うと「複数のやり方がある中でどれが最も良いかを考える問題」である。よく出てくる例に「巡回セールスマン問題」というものがあるので、気になる方は調べてみると良いだろう。

「トゥルーノース」は脳を模しただけあり、画像認識や音声認識、膨大なデータから目的のデータを見つけるなど、人は簡単に出来るがコンピュータには難しい複雑な処理に特化している。現在は一つのチップで神経細胞100万個に相当するらしい。人間の脳は千数百億の神経細胞があるため、このチップを十数万個ほど繋げることで、人間の脳に相当することになる。

様々な研究から発展しているコンピュータではあるが、今ある技術、これから開発されるだろう技術はすべて物理的・化学的現象によって情報を処理している。詳しい仕組みは未だにわかっていないが、人間の脳も同じである。
そのことを考えると、やがてはコンピュータが自我を持ち、SFに出てくるような「ロボットの人権」を考える時代が来るのだろう。きっと医療技術の発展として、人間のサイボーグ化も行われる。何が人間で何が機械なのか、判断の難しいところである。

IBMの「トゥルーノース」はチップをロボットに組み込み、ネコのレベルの情報処理能力を実現するのが目標らしい。ひとまずは青いネコ型ロボットの開発が先だろうか。意外と、アトムやアラレちゃんに会える日は近いのかもしれない。(つ)

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自由研究

2014-08-13 09:00:00 | 日記
小学校の自由研究。懐かしいなと思う方も多いかもしれないが、小学校低学年の娘を持つ私にとっては自分の宿題のような気分である。娘が夏休みに入ってからを作ろうか一緒に考えてきた。

その結果、今年の自由研究は冷風機を作ることに決定した。いや、正確には冷風機じゃないかもしれない。因みにみなさんは家電量販店で売っている冷風機と冷風扇の違いをご存じだろうか?

知らない方のために。ここで豆知識。
冷風機とは、エアコンの一種である。空気清浄機のような形状をしていて、除湿機能が付いているものが多い。冷風機と言うことだけあってかなり冷たい空気が出るが、エアコンの室外機部分が一体となっているため、冷風の反対側からは残念ながら熱風が噴き出す。。。非常に残念な商品である。
冷風扇とは、タワー型の扇風機のような形状で、水が蒸発するときの気化熱を利用して室温より少し涼しい風が出るという商品である。水の蒸発を利用するため、室内の湿気が高くなってしまう上、あまり冷たい風が出ないが、エアコンが苦手な人には人気があるらしい。

さて本題に戻って、今回の自由研究でつくることにした物だが、冷風機や冷風扇のような小学生にはちょっと難しいであろう技術はまったく使っていない。冷蔵庫を開けた時のあのヒンヤリした空気をヒントにこんなものを作った。

100円ショップで買ってきた発砲スチロールの箱に穴をあけて、その中に凍らしたペットボトルを4本入れる。そして、小型の扇風機を使ってその穴に風を送り込む。その箱を通って出てきた風はきっと冷たいはず!という仕組みだ。


実際に測ってみた。
送風状態では29.3℃。冷風状態で26.0℃でした。約3℃涼しい空気が出てきた。


この計測を行った時は約10分程使ったが、ペットボトルの氷はかなり解けてしまっていた。間違いなく朝までは持たないだろう。。。もう少し改良が必要かな?

(岳)

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始まる前の楽しみ

2014-08-12 09:00:00 | 日記
 ビジネスブログの定例メンバになって早や3年。最初は月2回だったが、執筆メンバも増え、今は月1回の投稿となった。たった月1回であれば問題なく書けるはずだと思うのに、最近はやたらと書くのに苦労するようになっている。宿題をやっていない夏休み終盤のように、その日が近づくにつれてだんだんと気が重くなり、早めに手を付かなければと思いつつも、結局は前日まで引っ張ってしまう。進歩が無いと思いつつ、そんなことを毎月繰り返している。

 字数稼ぎはこれくらいにしておいて、今日のテーマは「始まる前の楽しみ」。
お盆の週ということもあり、この時期に夏休みを取っている人が多い。いつもは混んでいる通勤電車もゆったりとしていて、オフィスの電話も余り鳴らず、全体的に穏やかな空気が流れている。かく言う自分も明日から夏休み。恒例の山登り以外は自宅でゆっくりと過ごすつもりでいる。

 「明日から休みだぁ」という気分は何とも言えない。週末の金曜日ももちろんだが、GWや夏休み、正月休みといった大型の休み前はより一層気持ちが浮足立ち、わくわくとした気分が体一杯に満たされている。

 しかし、ふと考えてみると、ここ最近、実際の休みのときの気分はそれを待っているときの気分を上回っていないことに気づいてしまった。休みやイベントのときはそれなりに楽しい。それは間違いない。だがそれが始まる前のウキウキ感や期待値よりはどうしても低くなっている。そのためかどうなのか、なんとなく終わった後の物足りなさを感じてしまっている。

 何故そんなことが起きてしまうのかしばらく考えてみた。自分なりの結論としては、年を取るにつれて毎日が早く過ぎるようになるのと同じだろうということ。年を取るにつれて、日々の中で新しく経験することが少なくなり、記憶される出来事も少なくなり、毎日が短く感じてしまう。それと同様に休みやイベントについてもほとんどのことが経験済みで、楽しくはあっても新しい刺激にはならず、昔感じた楽しさで期待は膨らむものの、初めてときほどになるはずもなく、何となく物足りなさが残るのだろう。

 「毎年恒例」はそれなりに安定した楽しみではあるものの、そればかりではまずそうだと休み直前になって気付いてしまった。今さらどこまで変わったことが出来るか分からないが、充実した休みだったと言えるように、過ごし方を考えたいと思う(池)

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スマートマシン

2014-08-11 08:12:56 | 日記
 特定の技術を身につけるには同じことを繰り返しやってみるほかにない。何事も飽きっぽい私にはこれが滅法つらい。別々の方々に向けて何度か同じ説明を繰り返さなければならない場合など、すでに2回目の説明の時から少しアレンジして全く同じ説明にならないように変えてしまったりする。説明を受ける側からすれば実に迷惑な話である。

 同じ挨拶をして同じ歌を歌う歌い手さんや同じ味の料理を来る日も来る日も作り続けている料理人の方々には、だから脅威を感じるほどだ。おそらくその日その時が最上の出来であるように日々チャレンジしているのだろうと思うが、単純作業であればなかなか最善を尽くす意欲も続かない。つまり、飽きる。すぐに飽きる人には技術は身につかない。

 同じことを繰り返すことによって身体にも脳にも、その同じことをスムーズに行うための筋肉や組織や神経回路が出来上がる。一度も経験したことのない人に比べ、格段に優れた仕事ができる。ところが多くの人は同じことを繰り返すのが好きではない。結果的に人並み外れた忍耐力を持っている人だけが繰り返し同じ訓練を継続し人並み外れたプレイヤーになって行く。

 しかし、ここでコンピュータやロボットの話しである。人間と違い、彼らは飽きない。アドリブを入れて同じことを繰り返さないようにするなどということは、そうプログラムされていない限りあり得ない。同じことを繰り返したからといって彼らの能力が増すわけではない。今のところは。

 が、やがて彼らも学習し能力を高める時代が来る。「機械学習」とか「ディープラーニング」とか「スマートマシン」というキーワードでネットを検索してみると良い。ネットで連結された膨大なデータ世界を記憶領域として、リアルな世界で行動した結果を分析し学習して、よりよい行動が起こせるように自らを矯正する能力を持つマシンがいずれ生まれるだろう。同じ学習方式を持つマシン群はネットで繋がっている分、人間より広く早く学習する。例えばマー君のような高い能力を持つピッチングロボットを作ったとしよう。人間であればオンリーワンだが、マシンであれば何十台何百台と作ることが出来、世界中の球場で様々なバッター相手に同時にバッターの癖を学習することができる。

 今のところ膨大なデータを解析して学習するに足る性能を持ったサーバマシンや大量のデータをリアルタイムにやりとりできる高速ネットワークとマー君のように細かな感覚を感知できる軽くて小さなセンサーはあまりに高価であるために現実的にはよほど酔狂な富豪のバックアップでもない限り実現し得ないだろう。まだまだ技術は未熟なのである。

 それでも2020年ごろにはオフィスに学習して考えるマシンが入り込むと予想している人もいる。繊細さが不要で繰り返し同じような作業だけをしている人の仕事はマシンに置き換わると予想する人もいる。これをオフィス・オートメーション(OA)第2章などという言い方をする人もいる。

 極めて単純な作業や、逆に膨大な情報を駆使することによってより正確な判断に近づく可能性が高い医療や法務、システム保守、故障診断などの分野ではジワリとマシンが浸透し始めても不思議ではない。飽きずにコツコツと人が学ぶべきモノの中味が変化していく時代だ。

 なぜ、と疑問に思う訓練、理由を知りたいと興味を持つ訓練、特に様々な感情の発露の理由を考える訓練は、いかに飽きっぽくても繰り返していかないと、いずれスマートマシン以下のやつと言われかねない。(三)


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