研修

4月から始めた社内研修、本日で5回目をむかえる。1回目から4回目までは「プロジェクトマネジメントの基礎知識」をテーマにプロジェクトがどのようなプロセスを経て立ち上がっていくのか からプロジェクトを運営する際の進捗管理、品質管理について学んできた。今回からは「ITビジネスの基礎」をテーマに市場の動向・求められていることや契約について学び自分たちは何を考え、何をしなければいけないのか を3回に分けて学んでいく。

今回行っている研修は通常業務で忙しい中でも参加し易いよう、1回の研修時間を1時間に収めるようコンテンツを精査し、また、現在の時勢もあるが集まらなくても済むよう Zoomを使ったWebミーティングの形式をとっている。
社外の研修であれば1日または2日かけて行う内容を1時間に収めようとしているので、伝えたいことを厳選するコンテンツ作りは非常に大変である。また、伝えたいことを絞り込んでいることもあり 研修を受けることで必要な知識がすべて習得でき、スキルが一気に向上する わけではない。研修を経て、興味をもったこと、疑問に思ったことを自身で調べたり、先輩に聞いたり、仲間と議論することで知識を定着させ、活用できるようにして欲しいと思っている。また、今の担当している案件に照らし合わせて学んだ内容（手法など）がどのように適用されているのか、もしくは、適用することでより良くなるのか を考えて欲しいと思う。

このような思いのもと研修とは別に課題をもうけ取り組んでもらった。経験したプロジェクトでの問題事項を挙げてもらい、研修で学んだことを活かした改善策を考え、どのような効果が得られるか をシミュレートしてもらう課題。若手から経験豊富なベテラン社員までそれぞれの立場、経験から見えている景色の違いやその人の考え方が垣間見えて興味深い課題レポートを得ることができた。
問題事項が様々なので、一概にこれが正解というものは無いが、総評すると準備段階でやるべきことをしっかりと考えてやれることはやっておくこと、ポイントポイントで状況を確認し、計画と実績の誤差を認識したうえで補正を試みること このあたりを多くの人が重要だと考えてくれているので現時点の研修の成果としてはまずまずではないかと思う。

指示されたことをただやるのではなく、一人一人がマネジメント視点の考え方を踏まえて行動すること これが根付くだけでも大きくステップアップするのではないかと思う。（ほ）

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