こんにちは。パンダさんです。
関東梅雨明けしましたね。ひと月前のブログで「横浜梅雨入りしましたね」と書きましたが、まさか梅雨明けがこんなに早いとは。厳しい暑さの夏が長引かないよう、お盆あたりに秋が来るのを希望します。神様、どうか食欲の秋を長めにお願いします。ついでにシルバーウィークを増やしてもらえると幸いです。
さて、今月はSFをテーマにお話ししようと思います。皆さんはSFお好きですか?私は大好きです。なぜなら少し先の未来を見せてくれるから。ワクワクしません?「いつかこんな未来が来るの?」とか「えー、こんな世界になっちゃうの?」とか。
例を挙げると、やはりワクワク度高いのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』(1989)かなー。空飛ぶ車やホバーボードに大興奮。作中でタイムスリップする先の未来が2015年で、現実ではもう過去になってしまいましたが、その時期よくニュースで取り上げられてました。
昨年、川崎チネチッタのリバイバル上映で見た『ブレードランナー』(1982)も良かったなー。アンドロイドものといったらまずコレが浮かびます。最近だと『エクス・マキナ』(2016)も非常に良かった。『エイリアン』(1979)シリーズも私にとってはアンドロイドもの。『プロメテウス』(2012)と『コヴェナント』(2017)は特にその色が濃いです。『ターミネーター2』(1991)も衝撃だったなー。液体化するロボットの発想にぶっ飛びました。
宇宙ものだと『インターステラー』(2014)が好き。科学に基づいた宇宙描写が大変美しい。『ゼロ・グラビティ』(2013)は映画館で見て楽しかったー。90分間宇宙遊泳した気分。
アニメだと『AKIRA』(1988)とか、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(1995)はもちろん、細田守作品の『時をかける少女』(2006)や『サマーウォーズ』(2009) もSFの範疇。
タイムスリップものも面白いですよねー。既出の『バック・トゥ~』『時かけ』もそうですが、『STEINS;GATE』(2009)も外せない。あ、これはゲームか。私は媒体気にせず、ゲーム、漫画、小説、映画、面白そうなものは何でも食いつきます。
そんな私の中の名作SFリストに、先月また1つ加わりました。『Detroit: Become Human』(2018)。PS4のゲームで、アンドロイドものです。リンク貼ろうかなと思いましたが、仕事中にこれ見てる人もいるかなと思ったので控えときます。気になる方はググってください。
あらすじはこんなです(パッケージ裏より引用)。
----------
これは人と機械の、そしてあなたの物語。
2038年、デトロイト。
人工知能とロボット工学が生み出した
高性能アンドロイドの力で繁栄する人類。
そんな中、奇妙なアンドロイドが出現する。
あたかも意思や感情を持つかのような個体「変異体」が引き起こす事件。
追う者、追われる者、戦う者。
3つの視点から物語を紡ぐ「オープンシナリオ」アドベンチャー。
----------
主人公は3体のアンドロイド。
1人目は、「変異体」事件を担当する最先端モデルの捜査官コナー。
2人目は、ある出来事をきっかけにアンドロイド解放組織のリーダーになるマーカス。
3人目は、とある少女と穏やかに暮らせる場所を探し求めるカーラ。
彼らによる群像劇。それぞれの仲間や相棒を含め、全員がいい結末を迎えられるように注意して行動を選択していくゲームです。
この3つの視点がよく出来ていて、捜査官コナーのパートで事件をテキパキ解決していくと、マーカスやカーラを追い詰めてしまう。革命家マーカスのパートは解放運動を平和的に行うか暴力的に行うかが重要で、暴力を選ぶと世間のアンドロイドに対する印象が悪化してしまいカーラが居場所を無くす。カーラのパートは、少女を守りながら逃亡生活を続けねばならず、切迫した状況で窃盗や脅迫を行うか、人間を信じるか信じないか、少女のための選択は何が正しいのか常に問われる状況。
テーマは生命とは何か、人間とアンドロイドの違いは?機械に意思・感情は生まれるのか?SFとしてはよくあるテーマで目新しさはありません。でもこの作品、アンドロイドと人間の見せ方が素晴らしいのです。
アンドロイドたちは当初ロボット寄りの発言、行動なのですが、話を進めるにつれて徐々に人間性を獲得し、人間らしく見えるようになっていきます。この凄さ分かります?ゲームなので全てCGです。言わば全員偽物なのに、人間とアンドロイドの見分けがつくのです。人間らしさを獲得したアンドロイドたちがあまりに自然な振る舞い、表情をするので調べたら、キャラ全員人間の役者さんが実在していました。まったく同じ顔の、実在の人間が、体の動きだけでなく表情も含め全て演じているんです。なるほど、それでこんなに自然なのか。
近未来予報としても凄い。現実世界で最近話題の技術、たとえばスマホやスマートスピーカー、ドローンや自動運転などがもう少し進化すると、いつかこうなるかも?という場面を多々見せつけてきます。例を挙げると以下のような感じ。
・一家に1体、もしくは1人1体アンドロイドを持つ時代
→自動車くらいの値段で何でも命令を聞く存在が手に入る。まるで奴隷制度の復活。
・家事や危険な仕事、正確さを問われる仕事はアンドロイドが担う
→職を奪われた労働者や医師などにドラッグが蔓延
・軍や化学工場、発電所など、企業や国家の重要な箇所でもアンドロイドが活躍
→これらが一斉に機能しなくなった時、人間は文明や国家を維持できるのか?
・作中で読める「TIME」っぽい雑誌が凄い
→国際情勢から音楽事情まで多種多様。アンドロイドは是か非か?機能的に人間より優れた存在をどう扱うべきか。
いやー凄いですよ、未来の時代考証。本当に細かいところまでよく考えられてる。無尽蔵の労働力を手にしたことによる人類の繁栄。反面、貧富差は拡大し、犯罪発生率や差別は増加。ホームレスや荒れた土地もよく見かけ、全然ワクワクしない未来。そんな世界でアンドロイド達が、人間と共に生きる道を選ぶか、人間を排除してアンドロイドだけの理想郷を目指すかはプレーヤー次第。選んだ選択により、結末はどんどん変わります。ゲーム得意じゃなくても大丈夫。行動を選ぶだけです。機会がありましたら是非プレイしてみてください。きっと心に残る作品になりますよ。
それじゃ、3周目始めようかな。まだ見てないエンディングを目指して。
長くなってしまったのでこの辺で。
では、また来月。
(パンダさん)
moniswitch
今お使いの離床センサーがそのまま使える!
離床センサーのスイッチ入れ忘れ事故を防止するスマートスイッチ
monipet
動物病院の犬猫の見守りをサポート
病院を離れる夜間でも安心
ASSE/CORPA
センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
「できたらいいな」を「できる」に
OSGi対応 ECHONET Lite ミドルウェア
短納期HEMS開発をサポート!
GuruPlug
カードサイズ スマートサーバ
株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
関東梅雨明けしましたね。ひと月前のブログで「横浜梅雨入りしましたね」と書きましたが、まさか梅雨明けがこんなに早いとは。厳しい暑さの夏が長引かないよう、お盆あたりに秋が来るのを希望します。神様、どうか食欲の秋を長めにお願いします。ついでにシルバーウィークを増やしてもらえると幸いです。
さて、今月はSFをテーマにお話ししようと思います。皆さんはSFお好きですか?私は大好きです。なぜなら少し先の未来を見せてくれるから。ワクワクしません?「いつかこんな未来が来るの?」とか「えー、こんな世界になっちゃうの?」とか。
例を挙げると、やはりワクワク度高いのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』(1989)かなー。空飛ぶ車やホバーボードに大興奮。作中でタイムスリップする先の未来が2015年で、現実ではもう過去になってしまいましたが、その時期よくニュースで取り上げられてました。
昨年、川崎チネチッタのリバイバル上映で見た『ブレードランナー』(1982)も良かったなー。アンドロイドものといったらまずコレが浮かびます。最近だと『エクス・マキナ』(2016)も非常に良かった。『エイリアン』(1979)シリーズも私にとってはアンドロイドもの。『プロメテウス』(2012)と『コヴェナント』(2017)は特にその色が濃いです。『ターミネーター2』(1991)も衝撃だったなー。液体化するロボットの発想にぶっ飛びました。
宇宙ものだと『インターステラー』(2014)が好き。科学に基づいた宇宙描写が大変美しい。『ゼロ・グラビティ』(2013)は映画館で見て楽しかったー。90分間宇宙遊泳した気分。
アニメだと『AKIRA』(1988)とか、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(1995)はもちろん、細田守作品の『時をかける少女』(2006)や『サマーウォーズ』(2009) もSFの範疇。
タイムスリップものも面白いですよねー。既出の『バック・トゥ~』『時かけ』もそうですが、『STEINS;GATE』(2009)も外せない。あ、これはゲームか。私は媒体気にせず、ゲーム、漫画、小説、映画、面白そうなものは何でも食いつきます。
そんな私の中の名作SFリストに、先月また1つ加わりました。『Detroit: Become Human』(2018)。PS4のゲームで、アンドロイドものです。リンク貼ろうかなと思いましたが、仕事中にこれ見てる人もいるかなと思ったので控えときます。気になる方はググってください。
あらすじはこんなです(パッケージ裏より引用)。
----------
これは人と機械の、そしてあなたの物語。
2038年、デトロイト。
人工知能とロボット工学が生み出した
高性能アンドロイドの力で繁栄する人類。
そんな中、奇妙なアンドロイドが出現する。
あたかも意思や感情を持つかのような個体「変異体」が引き起こす事件。
追う者、追われる者、戦う者。
3つの視点から物語を紡ぐ「オープンシナリオ」アドベンチャー。
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主人公は3体のアンドロイド。
1人目は、「変異体」事件を担当する最先端モデルの捜査官コナー。
2人目は、ある出来事をきっかけにアンドロイド解放組織のリーダーになるマーカス。
3人目は、とある少女と穏やかに暮らせる場所を探し求めるカーラ。
彼らによる群像劇。それぞれの仲間や相棒を含め、全員がいい結末を迎えられるように注意して行動を選択していくゲームです。
この3つの視点がよく出来ていて、捜査官コナーのパートで事件をテキパキ解決していくと、マーカスやカーラを追い詰めてしまう。革命家マーカスのパートは解放運動を平和的に行うか暴力的に行うかが重要で、暴力を選ぶと世間のアンドロイドに対する印象が悪化してしまいカーラが居場所を無くす。カーラのパートは、少女を守りながら逃亡生活を続けねばならず、切迫した状況で窃盗や脅迫を行うか、人間を信じるか信じないか、少女のための選択は何が正しいのか常に問われる状況。
テーマは生命とは何か、人間とアンドロイドの違いは?機械に意思・感情は生まれるのか?SFとしてはよくあるテーマで目新しさはありません。でもこの作品、アンドロイドと人間の見せ方が素晴らしいのです。
アンドロイドたちは当初ロボット寄りの発言、行動なのですが、話を進めるにつれて徐々に人間性を獲得し、人間らしく見えるようになっていきます。この凄さ分かります?ゲームなので全てCGです。言わば全員偽物なのに、人間とアンドロイドの見分けがつくのです。人間らしさを獲得したアンドロイドたちがあまりに自然な振る舞い、表情をするので調べたら、キャラ全員人間の役者さんが実在していました。まったく同じ顔の、実在の人間が、体の動きだけでなく表情も含め全て演じているんです。なるほど、それでこんなに自然なのか。
近未来予報としても凄い。現実世界で最近話題の技術、たとえばスマホやスマートスピーカー、ドローンや自動運転などがもう少し進化すると、いつかこうなるかも?という場面を多々見せつけてきます。例を挙げると以下のような感じ。
・一家に1体、もしくは1人1体アンドロイドを持つ時代
→自動車くらいの値段で何でも命令を聞く存在が手に入る。まるで奴隷制度の復活。
・家事や危険な仕事、正確さを問われる仕事はアンドロイドが担う
→職を奪われた労働者や医師などにドラッグが蔓延
・軍や化学工場、発電所など、企業や国家の重要な箇所でもアンドロイドが活躍
→これらが一斉に機能しなくなった時、人間は文明や国家を維持できるのか?
・作中で読める「TIME」っぽい雑誌が凄い
→国際情勢から音楽事情まで多種多様。アンドロイドは是か非か?機能的に人間より優れた存在をどう扱うべきか。
いやー凄いですよ、未来の時代考証。本当に細かいところまでよく考えられてる。無尽蔵の労働力を手にしたことによる人類の繁栄。反面、貧富差は拡大し、犯罪発生率や差別は増加。ホームレスや荒れた土地もよく見かけ、全然ワクワクしない未来。そんな世界でアンドロイド達が、人間と共に生きる道を選ぶか、人間を排除してアンドロイドだけの理想郷を目指すかはプレーヤー次第。選んだ選択により、結末はどんどん変わります。ゲーム得意じゃなくても大丈夫。行動を選ぶだけです。機会がありましたら是非プレイしてみてください。きっと心に残る作品になりますよ。
それじゃ、3周目始めようかな。まだ見てないエンディングを目指して。
長くなってしまったのでこの辺で。
では、また来月。
(パンダさん)
moniswitch
今お使いの離床センサーがそのまま使える!
離床センサーのスイッチ入れ忘れ事故を防止するスマートスイッチ
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動物病院の犬猫の見守りをサポート
病院を離れる夜間でも安心
ASSE/CORPA
センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
「できたらいいな」を「できる」に
OSGi対応 ECHONET Lite ミドルウェア
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株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業