あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

ウチは所得税と消費税の増税には反対

2017年11月09日 01時11分57秒 | 政治(安倍政権)
 ああ。昨日の日刊ゲンダイのあの記事は、この事か。

【TBS】高所得者の“所得税増税”検討へ
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3206061.html

 ちなみに。「昨日のゲンダイの記事」ってのは、コレの事。

【ゲンダイ】500万円世帯で年30万円…「サラリーマン大増税」が急浮上
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/217071

 俺は基本的に、日刊ゲンダイと同じく(!)消費税や所得税の増税に反対である。
 それをやるならば、まずは法人税の増税をやれよと。まるで共産党のような(!)主張をしている。

 元々、法人税は意味不明な法人税控除が山ほどあって、控除する事ができる大企業はかなりオトクになっている。だから国は、法人税を上げても儲からないと思っているのではないかと、俺は思っている。
 よって、山ほどある法人税控除のいくつかの整理に着手すれば…と思ってるんだけど…自民党にはできないんだろうなぁ。大企業がスポンサーだものな。あの党。

 経営者側目線で見れば、法人税と所得税を比較し、損益分岐点を見つけて、
 「①法人に留保して法人税の支払いに重点を置いて所得税を節約する」か。
 あるいは「②所得税が低ければ個人への支払いを増やして法人税を節約する」か、考えるのである。

 すると、法人税を増税し、所得税を据え置けば、社員の給与は増えるやんけと。
 俺はそう考えている。よって、法人税の増税(主に大企業にしかできないよーな控除の減額とか)を主張しているのだ。

 税制を考えるのはとても難しい。

 税制を考える上での基本線は、「全員が得をしなければ、なかなか良い方向にはいかない」という事なのではないかと思う。
 ウィン=ウィンなんて言葉があるのだから。「誰もが得をする仕組み」というものは、確かに存在している。

 それで、その中で最悪の方策というのが、1番が消費税増税であり、2番が所得税増税だと、俺は信じている。

 先日、実質賃金が4ヶ月連続でマイナスになったという記事が出ていたが。

【日経】9月の実質賃金0.1%減、4カ月連続マイナス
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23178360X01C17A1EAF000/

 こんな中、所得税増税なんてやれば、サラリーマンが著しく損をする事は請け合いであろう。なんせ実質賃金が下がってる中での増税である。アホなのかと言いたい。

 国は、法人税を減税するから、そのぶんでベースアップをしてくれと、ベースアップ要請を経団連に持ちかけ、経団連側は「努力する」とは言っているものの、内部留保は高止まりしたままで、かつ実質賃金も上がっている様子はない。頼みの設備投資も鈍い。

 そりゃそうだよ。法人税が減税され、所得税が増税傾向ならば、内部留保した方が得になるのだもの。この傾向は変わらない。
 ここで、本来有効な政策としては、法人税の増税をすべきなのだ。なら、法人税と所得税の年間総額で考え、所得税を支払った方が得だという事になれば、サラリーマンの報酬が増える事に繋がるのである。

 さて。話は少しだけ変わって。今度は消費税増税が最悪の理由について少し。

 実は、消費税増税の負担というのはそんなに高くはない。俺がそれを極めて強烈に意識したのは、軽減税率で消費税支払い分が還付されるという話が出た時であった。民主党の野田政権の頃で、今から5年前である。

 還ってくる金額が、わりと拍子抜けするぐらい、少ないのである。
 例えば、月額20万貰ってる人が、15万使ったとして消費税10%支払うと、軽減税率で2%還付されたとしたら、還付金は3000円である。あれ?そんなに損してないよね?と思ったのであった。

 消費税が最悪なのは、広く浅く、全員が損をしている事なのだ。
 安い額しか徴収できないのに、国民全体が、ものすごーく損をしたような気になってしまう。消費税を5%から8%に上げた時、それまでのアベノミクス景気がマジで台無しになってしまったのは記憶に新しいだろう。

 悪影響が国民全体なのである。主にマインドの問題だ。

 悪手だというのはわかるだろうか?法人税増税を見てみろ。
 法人税を増税する事で、人件費にまわした方が得だと思った企業は人件費に資金をまわす。トータルの支払額に変化はない。経営陣は損をしていない。
 圧倒的に多いサラリーマンは、人件費増の恩恵を受ける。得をする。
 消費税は増税されない。あるいは法人税増税分のバーターで減税される。国民全体が得をする。

 俺は、これで日本経済の景気が回復方面に向かうんじゃないかとすら、思っている。

 よって、ウチでは法人税増税を主張し、消費税や所得税の増税に反対している。「確かな野党が必要です」とやってた、志位率いた赤い共産党の主張である。

 法人税が減税されて得をするの、経営者だけやんけ。他は全員損をする。

 前述のゲンダイが言うように、もし年収500万世帯の負担増が年30万ならば。日本の経営者たちは年収500万世帯の報酬を30万以上増やさねば、消費は増やせず、景気は回復できないだろう。デフれるだけだ。

 あの外道経営者共に、それはできない。
 だから、俺はいつも言うのである。現役自民党議員、ワタミの渡辺のような外道経営者と、安倍総理は同じ穴の狢であると。

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しぶとい立憲民主党

2017年11月08日 00時22分51秒 | 政治(安倍政権)
 立憲民主党、今となっては意外と強敵かもしれない。

自民支持の若者票をどう取り込む? 立憲民主党・枝野代表を直撃!「まったく考えていません」
http://wpb.shueisha.co.jp/2017/11/06/94313/?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

 結局、民進党の何が問題だったのかと言えば。呉越同舟が最も問題だったのだ。
 俺の立場からすれば、民進党内の右派。前原誠司や松原仁、長島昭久なんかがまるで役に立っているように見えない。売国奴に迎合し、何も言えないって思ってたんだけど。

 それは、売国奴側から見てもそうだったんだよね。きっと。売国奴共は、前原や松原あたりに遠慮して、自由に動けてないと。
 枝野は、常にわかりやすく、かつ受け入れやすい言葉を選んで喋っているように見える。

これまでは自民党に対抗するには大きなまとまり、政党をつくらなきゃダメだといわれていましたが、実は違った。党としての主張を鮮明にしていかないと、結局自民党とどこが違うのかが、有権者にわからなかったんですね。

 この枝野の言葉は、俺もその通りだと思う。

 それで、結果論とは言え、立民にははっきりと菅内閣のメンバーが集結したんだよ。右派の入る余地なんてまるでないぐらいの。本当に、主張がわかりやすくなった。

 結果として、マスコミは、応援できるところを見つける事ができたわけで。
 まだ大量に存命中である全共闘世代とかが、全力で応援できる場所を見つけてしまったのだ。

 対して、同じように最初は民進党内右派が集まって、方向性がわかりやすくなった希望の党合流組の元民進は、右派に寄りすぎてマスコミにイジられそうになってヘタれたのか、左派におもねってグダグダにわかりにくくなり、自滅したのである。元民進が多すぎて、民進党の負のイメージに呑まれたってのもあるよね。
 それに、希望の党が民進党のイメージを背負ってくれたおかげで、立民の隠れ蓑になってくれた感もある。

 枝野の台詞は、刺さるんじゃないかなぁ。小池百合子は。とくにこのへん。

党としての主張を鮮明にしていかないと、結局自民党とどこが違うのかが、有権者にわからなかったんですね。

 元々俺は、民進党代表選が枝野VS前原になった時、枝野が選ばれれば、やつはそこそこ優秀な事がわかっているので党が延命するけれども、前原が代表になれば早急に党が滅びるだろうと予言していた。

 そう。枝野は優秀なのである。

 山ほど無能を抱え込んでいるし、他の連中は枝野に比べれば擬態がヘタクソなのに、枝野はその擬態がヘタクソな連中を表層化させないし、他の十把一からげの当選者で水増しされたので目立たないように運営できてるし、さらにマスコミも彼の党の運営に協力してくれている。

 官房長官時代からそうだが、彼は元菅内閣サイトの人にしてみれば、異様に失点が少ない人なのだ。福島原発事故の時、ツイッターで「枝野寝ろ」が流行していた事があったように、「仕事サボってません」演出もできる。「菅起きろ」と揶揄されてた三権の長とはえらい違いだ。

 それに、なんといっても選挙なんてものは組織票が強いものなのである。
 そして、健在なうちは全共闘世代の票は無視できる規模ではない。

 もうないと思っていた、日本型左翼、売国パヨクの復権が、可能性ゼロではなくなってしまった。頭が悪いパヨク系ではない、新左翼系は自民党の石破茂支持に動いているような動向だけど、彼の人望の無さを考えれば、それらも立民支持となったならば、今後連中は無視できない規模になっていくかもしれない。

 注視が必要だと思っている。

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反米田原のバックボーン

2017年11月06日 23時49分56秒 | 特定亜細亜
 旅行から帰ってきました。今後共よろしくおねがいします。


 さて。久々にネットで不愉快な人達の記事をじっくり読もうか!と思って、田原総一朗の記事を読み始めた。

【東京】田原総一朗が「マスコミは信用できない」と悟った出来事
https://news.nifty.com/article/entame/tokyofm/12199-uKZF5vbDa8/

 例によって、「それをオマエが言うのか」というツッコミベースのエントリを想定していたのだけど…。
 意外や意外。ワリと共感してしまったのであった。

日本が世界に誇る各界の“知のフロントランナー”を講師に迎え…

 でもこの書き出しはなぁ。何がフロントランナーじゃと思ったわ。…まあいいか。

「アメリカの艦載機が冗談半分で機銃掃射をして何人も亡くなった。僕の家の前でも亡くなった人や負傷した人が連れられていくのを見た。僕のいとこも2人戦死している」と当時の辛い記憶を遡ります。
小学校5年生のときに、社会の授業で軍事教練が始まったそうで、「世界の侵略国であるアメリカやイギリスを打ち滅ぼし、植民地にされているアジアの国々を独立させ、解放させるための正義の戦争である。早く大きくなって戦争に参加して名誉の戦死をしろ」と教えられたのだそうです。
しかし、昭和天皇による玉音放送後となる2学期には「あの戦争は間違った戦争だった、やってはいけない戦争だった。君たちは平和のために頑張らなきゃいけない……と先生の言うことが180度変わった」と話す田原さん。
幼いながらに「大人たちやマスコミの言うことはまったく信用できない。国は国民を騙すんだ」と感じたと言い、そのときの思いがジャーナリズムを目指した原点なのだとか。

 俺はこれが、初めて田原総一朗のバックボーンを知った記事となったのであった。
 なるほどなぁ。こりゃアメリカ憎しになるのもわかるような気がする。それで、政治を評論するようになれば、最終的に反米になると言われるのも、今と違って昔なら理解できるように思う。

 俺は、このエントリで田原を叩く為に、もう1つ田原の記事を準備していた。

【ブロゴス】僕は護憲論者ではないが、憲法96条の改正には反対だ〜憲法記念日、田原総一朗インタビュー
http://blogos.com/article/61525/

危険な政権が生まれることは良くあるから、ハードルは下げないほうがいい(中略)憲法の中で変えてはいけない条文が二つある。
一つは、9条1項。国権の発動としての武力行使、戦争はしないという条項。これは絶対に変えるべきではない。安倍さんにも直接言ったことがある。

 アメリカの思惑で、日本を弱体化させるための条文を、一番重要な条文を絶対に変えてはならないとか、アホかと。
 そこでアメリカの思惑に沿うのはなんでやねんと。オマエの反米路線であるならば、9条改憲路線が正解ではないのか。

 でも、こんなふうな矛盾に満ちた病的とも思える主張をする小林よしのりや田原総一朗も、バックボーンがアレだと思うと、ちょっと納得できてしまうのである。

 想像してみてほしい。
 今後、アメリカがかつてのクリントン政権のように、日本に対して酷い仕打ちをするようになったとする。で、中韓がかつての反日を反省し、様々な反日主張を撤回した上で反米を強調するようになったとする。

 国益を考えれば、どう考えても日中韓は連帯し、アメリカに立ち向かうべきだという状況になった場合、今の我々は中韓と迎合しうるだろうか。

 ちなみに、俺はそうなった場合、自信を持って中韓と連帯する事を、今ここに宣言しておきたいと思う。
 俺は今、世界中を見回してみて、日本はアメリカを組まざるを得ないと思うが故、「消極的親米」なのだけれども。それはその選択肢が、長期的にみて最も日本の国益に沿っていると思うからだ。
 叩くべきは叩くけれども、今は優先順位を下げなければならないと考えている。
 中韓と連帯とか、今はホント、嫌だけどな。状況がそっちの方がいいならば、やるだろうよ。所詮、ベストな選択なんてものは、政治にはないのだ。

 ま、俺の事は置いとくとして。
 今の嫌韓、反共の人々が、本当の意味で中韓と和解できた時、彼らを叩く事の優先順位を下げられるとは、とても思えないのである。
 頑なに、非韓三原則(韓国を助けない、教えない、かかわらない)を守るような気がする。

 すると、今度は俺らがジジイ・ババアとなった頃合いで、今、反米キチガイと化している田原総一朗や小林よしのりのような、嫌韓、反共キチガイのジジイ・ババアと呼ばれて、若い連中から「老害」扱いされているような気がするのである。

 田原にせよ、そうだなネトウヨ代表といえば、例えば

【news-us】韓国をインドと比較してバカにしたAAをご覧くださいwww
http://www.news-us.jp/article/20171106-000009k.html

 こーゆー連中にせよ、「相手の立場になって考える」という想像力が極めて欠如しているような気がするのだ。

 俺はそうならないように、今後も努力していきたいと考えている。
 少なくとも今日、俺は田原の反米スタイルに共感できて、「自分はまだ、多分大丈夫だ」と思ったのであった。

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