あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

今さら2号炉は爆発していましたと言われても

2011年10月05日 21時23分50秒 | 政治(菅政権)
 これまでの民主党政権の、東日本大人災対応を振り返ると。

1.国民が感情的になっている際、ひたすら嘘情報で「安全」をアピールしておき、
2.国民が落ち着いてきた頃を見計らい、少し危険な情報を小出しにして観測。
3.その後、自民党や報道でネタばらしがあった部分についてはしぶしぶ認め、
4.観測気球の情報から無難な時期を吟味して、必ず他人になすりつける総括を行う。


 こんな感じになると思う。例としては

 1が枝野で有名な「すなわちに影響ない」で、
 2がメルトスルーやメルトダウンなんかの情報。いっぱいあったよな。
 3が菅が原発に乗り込んでベントを遅らせた話を筆頭に、これもいっぱい。
 4が民主政権以降、変態新聞等がやってるジミンガーとかカンリョウガーとか。

 こんな感じ。で。この中で一番ムカつくのは何番?といえば、ウォッチャーとしては4番なわけだ。「なんで選挙終わってからこんな話しとるんじゃ」とかな。
 当然、一般国民はそこまで政治に興味がないわけで。知識としては1止まりで、後の2~4は聞きかじりになる。

 俺らが4で憤りを感じているのが、虚しくなるわなぁ。4で一般国民が憤りを感じるのであれば、どじょう内閣だからって支持率5割弱とかありえない。
 今でも十分、政治に興味を持ってくれている一般の国民が増えてきているのはわかっているけどさ…。
 現状、民主党から票が離れるのはわかるんだが、自民党にやらせようと思う連中が増えてないところを見ると、まだまだ政治に興味がある人は少ないんだなぁと思う。

 で。また、

「菅が放射能で汚染されていない西日本に逃亡してから何を言っているんだ」


と言いたくなる「4」が、読売新聞にて記事になっていた。

【読売】2号機、実は水素爆発なかった…東電報告案
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111001-OYT1T00929.htm

 記事タイトル意味不明。国語を勉強してこい読売。
 ちゃんと、水素爆発ではなく、原子炉の破裂であるとやっとけや。

 

 そりゃあね、

【拙】すでに燃料は原子炉外へ?
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/7f19c1381a11f00083512fc63ece84a4

 でも言及したように、原子炉自身が破損してりゃ様々なモノが飛び散っとるよ。
 ようやく、以下のような記事が出始めた。

【産経】福島の6地点でプルトニウム検出 原発敷地外で初 文科省「被曝量は非常に小さい」
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110930/fks11093020470002-n1.htm

【時事】福島市内で高セシウム=3カ月前より濃度上昇5倍以上の地点も―NGO
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111005-00000040-jij-soci

 で。俺が想定パターン4で示した通りに、東電は責任をなすりつける報告をしているわけだな。

 事故を招いた津波「想定できなかった」
 初期対応の遅れ「やむを得なかった」
 =政治決定なかったじゃん。

 フクイチについては当然、以前から山のようにアメリカやら野党議員やらから安全性について警告がきていたわけで、「想定できるわけないやん」とかの言い訳は白々しい。「政治が判断してないのなら、俺らに何もできるわけねぇよ」と言っているのだ。

【天漢日乗】福島第一第二原発事故を予見していた共産党吉井英勝衆院議員(京大工学部原子核工学科卒)の2005-07の国会質問(その1)
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2011/03/2007-63c0.html

 そもそもフクイチの電源喪失は津波ではなくその前の地震が原因だし。何を言っているんだ。

 …とりあえず、ちょっと長くなりそうなエントリなので、次のエントリに持ち越し。
 次は、東電にやんわり責任をなすりつけられた政府の言い訳をエントリする。

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5 コメント

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Unknown (先生、教えてください)
2011-10-05 23:19:44
> 【時事】福島市内で高セシウム=3カ月前より
> 濃度上昇5倍以上の地点も―NGO

避難区域内の放射線量がほぼ横ばいなのに、
この「3カ月前より濃度上昇5倍以上」の点は
どの様に考えられますか?

まさか、避難区域内を飛び越えて、原発から
放射性物質が飛んできたのでしょうか?
返信する
Unknown (石間)
2011-10-07 12:59:49
毎日読んで勉強させてもらっているけど、ひとつだけ。
枝野発言の「直ちに問題ない」の
「直ちに」は「ただちに」と読む副詞。
意味は「すぐに、間をおかずに」という意味。

「すなわち」は「即ち」(則ちとか乃ちとかも書くけど)。
「すなわち」は「民主党、すなわち無能集団」のように
A=Bとして使われる接続詞で、
「すなわちに」という副詞的な用法はない。

漢字の読み間違いをバカみたいに指摘して
麻生総理を追い詰めたマスコミに同調するつもりはないけど、
あの会見をテレビか動画で見ていれば、
枝野が「ただちに」と読んでいることはわかると思うんだよね。
ということは、貴方は枝野の会見を実際には見ておらず、新聞やネットで文字だけ読んでいるということになる。

いつも丁寧に原典を調べ、ウラを取る貴方らしくもないというか、
珍しくあまりにも「すなわちに」「すなわちに」と書かれるので(しかも、かなに開いて)、
それで全体の信用度が下がらないかと余計な心配で、
指摘させてもらいました。

これからも頑張ってください。
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石間さんへ (あきよし@管理人)
2011-10-07 22:14:01
直ちに、即ちに…。

あ。ホントだ。ご指摘ありがとうございます。
たまたま、「すなわちに」が、うちのGoogle日本語入力の第1候補がひらがなで。
単に読み間違っていただけです。
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Unknown (あきよし@管理人)
2011-10-07 22:16:08
うーん。先生って言われてもなぁ。そう呼ばれるほどに知識はありませんよ。

素人考えでよければ、たまたま雨が降って、その時運悪く上空を放射性物質が漂っていただけなんじゃないかなぁと。
返信する
Unknown (教えてください)
2011-10-08 13:21:59
> たまたま雨が降って、その時運悪く上空を
> 放射性物質が漂っていただけなんじゃないかなぁと。

そうかもしれません。

そうならば、避難区域の放射線量も上がるはずな訳で…。

絶対に事故後の原子炉拡散していないとは言いませんが、
事故後一ヶ月位でほとんどの放射性物質が
土の中に染み込んだと考えています。

周辺の土砂中などの放射性物質が梅雨や台風の降雨などにより
側溝などに流れ込んで、公園の道路などより、側溝が高い部分があった
都内の例と同様かもしれません。

事故後の原子炉が密封されていないので、
もちろん、空気拡散していないとは言いませんが、
密封されていないために放出される放射性物質の量は、
崩壊していく放射性物質よりかなり少ないので、
避難区域内の放射線量が下がる または ほとんど変わらないと
なるとも考えられます。

確かに事故数日は別として、事故後の避難区域内の放射線量は
明らかに減少傾向でした。
もちろん、この発表の様に、増加する地点もあります。

もし、事故後の原子炉から漏洩する量が多ければ、
放射線量は上がるはずです。しかし、ほとんどの避難区域内の
地域で放射線量は上がっては…。

以上、東電の肩も国の肩も持つつもりはありません。
無闇・不必要に騒ぎすぎれば、非科学的な議論となるのは心外で、
(対外国も含め)経済への悪影響も考えられます。
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