2chで、実にいいまとめを書き込んだ人がいた。
そのまとめを紹介してみようか。本文はこの後に。
素晴らしい。
なおこの情報、ほとんどが韓国ソースの為、正直ちょっと信頼度に欠ける。記者を信用していないというより…、情報提供側の人材が信用できないという。
ちなみに。現時点で事故原因は「トップヘビーによる復元力不足で転覆」の確率が高い模様だ。
この状況で、この事故原因を裏付けると思われるニュースが入ってきた。
<韓国旅客船沈没>運航会社オーナーはすでに出国、パソコンデータも初期化 過積載で「復原力」失う―中国報道
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140425-00000023-xinhua-cn
との事である。
上記まとめでの一般貨物の量は1157トン(これで十分過積載)である。3600トンとは、そのゆうに3倍以上にあたる過積載だ。インドの列車とか、サツキとメイのオート三輪みたいだな。
こうなってくると、俺は今、非難を一身に受けている船長氏に、若干(本当に若干ね)の同情も禁じ得ない。
俺も底辺のシステムエンジニアだからわかるが、ウチの会社で発生しているデスマーチプロジェクトの上層部は無理無茶無謀である。仕事に高い精度を求めてくるのに、その精度を実現するだけの資金は間違いなく降りてこない。とは言え、問題があるものが出来上がる事は稀で、要するに「問題があった時にそれを発見できるテストの量を削るしかない」のである。「注意して問題のないものを作り、極力テストを削る」しかない。そして、何か問題があった時に底辺に責任を押し付けるのだ。
俺もそーゆープロジェクトに参加した事があって、大企業の担当者の人と仲良くなって教えてもらった情報によると(ちなみに「R」銀行である)査定に、
「問題が発覚した時に、如何に協力会社の責任にできるか」とか、「どれだけ無茶な要求を呑ませたか」とかがあるのだ。こんな査定が正義なのであれば、人間は腐るはずである。日本企業ですらこれだ。会社経営者は外道ばかりである。
オーナーは、現場サイドのアラートを無視して、可能な限りの無茶を繰り返させていたのである。船長が雇われで、操舵しているのが経験1年に満たないという情報が、それを完全に裏付けているように思う。
要するにウチらの業界でもそうだが、「使えなかったら即斬り。代わりはいくらでもいるんだよ」である。
船長や船員が乗客を見捨てて逃げたのもわかる。過積載等の問題をしっかり認識してたから、自分の命最優先で逃げたんだ。こんな使われ方をしている連中に、職業倫理を求めるのは無理だ。
つまり、一番憎むべきは、ウチのエントリでも何回も主張している「外道経営者」つまりオーナーなのである。
そして、そのオーナーは機を見るに敏で既にエスケープ。証拠すら隠滅済み。
今回の被害者は、恐らく怒りの矛先が微妙な事になった。船員(無論船長も含む)もまた、犠牲者の可能性があるからだ。
さてどうなる。振り上げた拳の落とし所がなくなってしまったが。
こんな時、日本ならほとんど泣き寝入り状態になるが…。怒りの矛先が「作られる」可能性が高まったのではないかと思う。
うむ。やはりこの事件、まだまだ目が離せないな。
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セプテントリオン
そのまとめを紹介してみようか。本文はこの後に。
・建造から20年の老朽艦を大規模改造して収容人数を拡大、トップヘビーに
・船内拡張工事、施工業者は実績ゼロ
・異常に過積載していたため不安定だった
〔申告〕 一般貨物 657t 車150台
〔実際〕 一般貨物 1157t 車180台
・大型トレーラーは安定させる為に重心に近い中央部へ配置しなければいけないのに不安定な場所へ分散
・大型トレーラーが何台も乗船。最後のトラックが乗った3分後に離岸したため
固定しないまま出航した疑い濃厚(港の監視カメラで発覚)
・燃料消費により最下部の燃料タンクが軽くなったため、より不安定になった
・操舵手が舵を切ったら予想外の動きをしたので、三等航海士とともにパニくる
・舵の故障を修理してなかった可能性あり
・救助ボートは自動で開く筈だったのに開いたのは一つのみ
ところが月一回の定期点検では問題なしだった
・船が傾いたら、船長以下ほぼ全ての乗組員が乗客を置いて避難
・乗組員は有事に対応する訓練をしておらず、マニュアルもなかった
・船長は契約社員で、他の船員から見くびられていた
・逃げ出した船長は救助された当初「私は乗客」と主張していた
・三人の操舵手は全員が1年~6ヶ月以内の契約社員で練度が低い
・乗客からのメールは、大半が“成りすましメール”だった
・生存者の家族に、死亡した犠牲者の遺族が「謝罪しろ」とケンカ騒動
・「1億ウォン出したら遺体探し出す」という詐欺師が遺族のいる体育館にはびこる
・活発に活動する行方不明者家族代表、事故と無関係で家族が誰も乗船していない政治家だった
・公務員を詐称した葬儀社従業員が、遺族の間を巡回して自社へ案内誘導
・体育館では毎日遺族宛の支援物資が盗まれる
・遺体のDNA鑑定やると発表したら、なぜか一部の遺族が体育館から逃げ出す(偽物?)
・事故から13時間が経過しても、安全行政部・海洋水産部・海洋警察などは、乗船者名簿の確定ができず
・名簿にない遺体が発見される
・海洋警察は、救出にとって重要な海上クレーンの使用料負担を巡って船舶会社と対立し
出動が遅れるという不手際が発生した
・貼り出された死亡者名簿の前で「記念写真を撮ろう」と発言した安全行政省の局長が解任される
・徐南洙教育相が、集まった不明者家族に背を向けてカップラーメンを食べ、ひんしゅくを買った
・行方不明になったJKや女教師を題材にしたポルノ記事を作成して掲示板にうpした男(28)、逮捕される
事故は“人災”、関係者は“人間のクズ”ばかりでつね…
・船内拡張工事、施工業者は実績ゼロ
・異常に過積載していたため不安定だった
〔申告〕 一般貨物 657t 車150台
〔実際〕 一般貨物 1157t 車180台
・大型トレーラーは安定させる為に重心に近い中央部へ配置しなければいけないのに不安定な場所へ分散
・大型トレーラーが何台も乗船。最後のトラックが乗った3分後に離岸したため
固定しないまま出航した疑い濃厚(港の監視カメラで発覚)
・燃料消費により最下部の燃料タンクが軽くなったため、より不安定になった
・操舵手が舵を切ったら予想外の動きをしたので、三等航海士とともにパニくる
・舵の故障を修理してなかった可能性あり
・救助ボートは自動で開く筈だったのに開いたのは一つのみ
ところが月一回の定期点検では問題なしだった
・船が傾いたら、船長以下ほぼ全ての乗組員が乗客を置いて避難
・乗組員は有事に対応する訓練をしておらず、マニュアルもなかった
・船長は契約社員で、他の船員から見くびられていた
・逃げ出した船長は救助された当初「私は乗客」と主張していた
・三人の操舵手は全員が1年~6ヶ月以内の契約社員で練度が低い
・乗客からのメールは、大半が“成りすましメール”だった
・生存者の家族に、死亡した犠牲者の遺族が「謝罪しろ」とケンカ騒動
・「1億ウォン出したら遺体探し出す」という詐欺師が遺族のいる体育館にはびこる
・活発に活動する行方不明者家族代表、事故と無関係で家族が誰も乗船していない政治家だった
・公務員を詐称した葬儀社従業員が、遺族の間を巡回して自社へ案内誘導
・体育館では毎日遺族宛の支援物資が盗まれる
・遺体のDNA鑑定やると発表したら、なぜか一部の遺族が体育館から逃げ出す(偽物?)
・事故から13時間が経過しても、安全行政部・海洋水産部・海洋警察などは、乗船者名簿の確定ができず
・名簿にない遺体が発見される
・海洋警察は、救出にとって重要な海上クレーンの使用料負担を巡って船舶会社と対立し
出動が遅れるという不手際が発生した
・貼り出された死亡者名簿の前で「記念写真を撮ろう」と発言した安全行政省の局長が解任される
・徐南洙教育相が、集まった不明者家族に背を向けてカップラーメンを食べ、ひんしゅくを買った
・行方不明になったJKや女教師を題材にしたポルノ記事を作成して掲示板にうpした男(28)、逮捕される
事故は“人災”、関係者は“人間のクズ”ばかりでつね…
素晴らしい。
なおこの情報、ほとんどが韓国ソースの為、正直ちょっと信頼度に欠ける。記者を信用していないというより…、情報提供側の人材が信用できないという。
ちなみに。現時点で事故原因は「トップヘビーによる復元力不足で転覆」の確率が高い模様だ。
この状況で、この事故原因を裏付けると思われるニュースが入ってきた。
<韓国旅客船沈没>運航会社オーナーはすでに出国、パソコンデータも初期化 過積載で「復原力」失う―中国報道
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140425-00000023-xinhua-cn
・海運会社オーナー、拘束前に海外逃亡
・運用パソコン家宅捜査の前に速攻で初期化済み
・運行回数158回中157回で過積載、事故当時の積載量3600トン
・運用パソコン家宅捜査の前に速攻で初期化済み
・運行回数158回中157回で過積載、事故当時の積載量3600トン
との事である。
上記まとめでの一般貨物の量は1157トン(これで十分過積載)である。3600トンとは、そのゆうに3倍以上にあたる過積載だ。インドの列車とか、サツキとメイのオート三輪みたいだな。
こうなってくると、俺は今、非難を一身に受けている船長氏に、若干(本当に若干ね)の同情も禁じ得ない。
俺も底辺のシステムエンジニアだからわかるが、ウチの会社で発生しているデスマーチプロジェクトの上層部は無理無茶無謀である。仕事に高い精度を求めてくるのに、その精度を実現するだけの資金は間違いなく降りてこない。とは言え、問題があるものが出来上がる事は稀で、要するに「問題があった時にそれを発見できるテストの量を削るしかない」のである。「注意して問題のないものを作り、極力テストを削る」しかない。そして、何か問題があった時に底辺に責任を押し付けるのだ。
俺もそーゆープロジェクトに参加した事があって、大企業の担当者の人と仲良くなって教えてもらった情報によると(ちなみに「R」銀行である)査定に、
「問題が発覚した時に、如何に協力会社の責任にできるか」とか、「どれだけ無茶な要求を呑ませたか」とかがあるのだ。こんな査定が正義なのであれば、人間は腐るはずである。日本企業ですらこれだ。会社経営者は外道ばかりである。
オーナーは、現場サイドのアラートを無視して、可能な限りの無茶を繰り返させていたのである。船長が雇われで、操舵しているのが経験1年に満たないという情報が、それを完全に裏付けているように思う。
要するにウチらの業界でもそうだが、「使えなかったら即斬り。代わりはいくらでもいるんだよ」である。
船長や船員が乗客を見捨てて逃げたのもわかる。過積載等の問題をしっかり認識してたから、自分の命最優先で逃げたんだ。こんな使われ方をしている連中に、職業倫理を求めるのは無理だ。
つまり、一番憎むべきは、ウチのエントリでも何回も主張している「外道経営者」つまりオーナーなのである。
そして、そのオーナーは機を見るに敏で既にエスケープ。証拠すら隠滅済み。
今回の被害者は、恐らく怒りの矛先が微妙な事になった。船員(無論船長も含む)もまた、犠牲者の可能性があるからだ。
さてどうなる。振り上げた拳の落とし所がなくなってしまったが。
こんな時、日本ならほとんど泣き寝入り状態になるが…。怒りの矛先が「作られる」可能性が高まったのではないかと思う。
うむ。やはりこの事件、まだまだ目が離せないな。
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